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2016_クラブワールドカップの5(決勝)・・アントラーズの、勝負に懸ける「強烈な闘う意志と勇気」に乾杯!!・・(レアルvsアントラーズ、4-2)・・(2016年12月18日、日曜日)

ウワッ!!

そのとき、頓狂な声が出た。

後半のロスタイム。

積極的に攻め上がるアントラーズが決定的チャンスを創りだし、最後は、右サイドへ回されたボールを、フリーで「叩いた」遠藤康のシュートが、わずかに外れてしまったんだよ。

あっと・・

実は、昨日、高い熱を出してしまい、その後遺症(!?)で、どうにもアタマの回転がアップしないのですよ。

だから、もう、ポイントだけを、ランダムに書きつづります。ご容赦・・

ということで・・

この試合、何といっても、アントラーズが展開した、攻守わたる、勇気あふれる立派な仕掛け(まったくビビることなく積極的に闘いを挑んでいく強烈な意志!)が特筆だった。

そんなアントラーズの「強烈な闘う意志」を感じた方々の多くは、勇気をもらったに違いない。

もちろんゲームの「入り」での彼らは、例によって、攻守のバランスをしっかりと意識した(要は少し注意深い!?)プレー姿勢をみせていた。でも・・

そう、ベンゼマが、前半9分に叩き込んだ先制ゴール。ゴール(失点)に勝る強烈な刺激は他にないからね。それでゲームに「動き」が出てきたことは言うまでもない。

そして、前述の「勇気あふれる仕掛け・・」という積極サッカーへと、アントラーズ選手たちのマインドとアクションが変容していったんだ。

そんなゲームの変容を観ながら、私は、ちょっと心配していた。

何せ、相手は「あの」レアルだからね。仕掛けたら、しっぺ返しも大きくなる。

そう、ベンゼマやクリスティアーノ・ロナウドといったスピード溢れる天才連中が繰り出すカウンターからは、レベルを超えた危険なニオイがプンプン・・なんだよ。

でも、別の視点もある。

それは、立ち上がりのサッカー内容と先制ゴールによって、明らかに、レアル選手たちの「闘う意志」が減退していったということ。

要は、レアル選手たちのプレー姿勢からは、ゲームをコントロールしてやろう(ボールを支配してやろう)というマインドがアリアリだったんだ

それに対して、アントラーズの積極的な「意志のサッカー」が目立つ、目立つ。

局面での(個のチカラベースの!)ボールをめぐるせめぎ合い。そんなシチュエーションでは、もちろん、レアルに一日の長がある。

でも、アントラーズ選手たちは、1点ビハインドということもあって(!?)、全員が「前」でボール奪取勝負(局面デュエル)をブチかましていくんだ。

それも・・、何度「やられて」も、まったくめげることなく、「次、その次・・」と、協力プレスも含めて、積極的に局面勝負に挑んでいくっちゅうわけさ。

そんな闘うプレー姿勢には、ホントにアタマが下がった。

何せ、このゲームは世界中に中継されるわけだからね、これほどの、世界へのアピールはないんだよ。

あとで、ドイツの友人たちとも話してみよう。あっ・・と、ヤツらは、ドイツチームが参加しているわけじゃないから興味ないか・・

あっと・・レアルが先制ゴールをブチ込んでからのゲーム展開だった。

それは、レアルが、チームとしての意志をアップさせられない・・という状況もあって、表面的にも、実質的にも、「互角」に推移するようになっていったんだよ。

そして、レアルの、相手の勢いを上手くコントロールしてやろう・・という(不健全な!?)意図ベースの、ノラリクラリとしたサッカーに風穴を開けるかのように、アントラーズの柴崎岳が同点ゴールをブチ込んじゃうっちゅうわけだ。

そして後半。

まだまだゲームのペースを上手くアップさせられないレアルに対し、同点ゴールの勢いを駆ったアントラーズが、後半の7分に勝ち越しゴールまでも叩き込んじゃう。

それは、柴崎岳の2ゴール目だった。

そして・・

ここからなんだよ、レアルが、「ホンモノの本気」を出しはじめたのは。

本気の闘い・・

それは、もちろん守備に、如実に現れる。

それまで、チト「なまくら」だったレアルの守備が、まさに風雲急を告げてくるんだ。

・・忠実で、爆発的なチェイス&チェック・・それに連動するように、その周りで繰り広げられるインターセプトやパスカットのアクション・・忠実で激しいマーキングアクション・・等など・・

レアルが「ホンモノの本気」を出しはじめたコトは、アントラーズ選手たちが、もっとも切実に感じているはず。

「あの」レアルが、暴力的なまでの(殴り合いの雰囲気マンマンの!?)ボール奪取勝負をブチかましてくるんだよ。そりゃ、誰もがビビるでしょ。

そして、そんな守備の勢いがあるからこそ、次の攻撃でも、特に、ボールがないところでの動きの量と質がアップする。

それにともなって、仕掛けの内実にも、危険な雰囲気が立ちこめはじめたコトは言うまでもない。

でも・・

そう、アントラーズの強者どもは、まったくといっていいほど、リスクチャレンジの意志をダウンさせなかったんだ。

「あの」レアルに対し、それも、「ホンモノ本気のレアル」に対し、ビビることなく、攻守にわたって、チャレンジプレーをブチかましていったんだよ。

コイツ等は、本当に、心(意志)が強いな〜・・

私は、そんな、体感ベースの印象を心に刻んでいた。

スミマセン・・

今日は、ちょっと限界。

明日、もう一度ビデオを見直して、新規にコラムを書きますよ。

とにかく、今日のトコロは、こんな言葉で締めさせてください。

アントラーズの、勝負に懸ける「強烈な闘う意志」に乾杯!!


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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