湯浅健二の「J」ワンポイント
2026_100年構想Jの各ラウンドレビュー
第4節(2026年2月28日、土曜日)
レッズが、アントラーズと並ぶ実力チームであるコトは、少なくともしっかりと証明できた・・それにしてもアントラーズの勝負強さ(強固な勝者メンタリティー!?)は、まさに伝統と呼ぶに相応しいネ・・(レッズvsアントラーズ、2-3)
イニシアチブの揺動・・
このゲームを観ながら、そんなテーマがアタマに浮かんだ。
まず、レッズが2点のリードを奪うまで・・
皆さんもご覧になった通り、誰もが「エッ!? 素晴らしいサッカーじゃないか・・」って思ったはず。
わたしも、先シーズン最終戦の、内容ある高質サッカーがアタマに浮かんだよ。
ボール奪取プロセス(守備)においても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
とにかく、2点リードを奪うまでのレッズは、全員が、積極的に、仕事(≒攻守ハードワーク)を探しまくっていたんだよ。
そんな良い流れを支える現象は、言わずもがなだけれど、ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)の内実だよね。
もちろん、チームメイトのハードワークに、周りも、効果的に「連動」しつづけた。
そんな、高質なチームワークがあったからこその、美しい「イニシアチブ」ではあった。
でも・・
そう、そこから、やっと、アントラーズが息を吹き返すんだ。
そして今度はアントラーズが、イニシアチブを握り返していったっちゅうわけだ。
そんなプロセスで起きた、関根貴大のハンドによるPK・・
もちろん・・
1点を追いかける方のチームが、全体ダイナミズムをアップさせるのは、自然な流れ。
その意味では、まあ、当たり前のゲーム展開って言えるんだろうね。
でも後半は・・
そこでのイニシアチブ展開は、まさに「シーソー」ってな具合に揺動したんだよ。
まあ、それこそが、両チームが、リーグ屈指の実力チームであるコトの証明っちゅうコトだね。
そのバックボーンは!?
わたしは、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)の内実にあり・・と、考える。
ボールを、良いカタチで奪い返せれば、それが、次の、人数をかけた(!!)スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の勢いをアップさせるんだよ。
まあ、ボール奪取プロセス(守備)の内実によって、チームが奮い立たせられたってな表現ができるかもしれない。
そして、イニシアチブを握りながら、結果も、より高い確率で引き寄せられるわけだ。
わたしは、後半、両チームが奪い合ったイニシアチブの「揺動」と、そのバックボーンに、思いをめぐらせていたんだよ。
そこではレッズが、(アントラーズ同点ゴールにもかかわらず!?)徐々に盛り返す「雰囲気」を感じさせはじめたって思っていたんだ。
でも・・
そう、そこでレッズベンチが、「あの」イサーク・キーセテリンと二田理央を、グラウンドに送り出すんだよ。
こんな、「意識と意志のギリギリのせめぎ合い」なのに、明らかに闘う意志が劣るイサーク・キーセテリンを送り込むなんて・・
まあ、二田理央は、それなりに闘う意志は魅せていたけれど・・
マチェイ・スコルジャは、イサーク・キーセテリンに、一体何を期待しているのだろうか。
分からない・・
あっと、イニシアチブの揺動・・というテーマだった。
前述したよう、その「揺動は、究極の「心理ボールゲーム」であるサッカーでは、すべてが、意識と意志と意地のポテンシャルによって、決まってくるんだよ。
だからこそ、チームリーダー(監督)の心理マネージメントが、全てなんだ。
戦術的な「言葉」で、人々をケムに巻いたって、結局は、そのプロコーチの「人となり」によって、全てが決まってくるんだよ。
人となり・・
そう、優れたパーソナリティー(人格!?)ね。
そして、それが背景にあるからこその、自然と湧き出てくる、周りからの「レスペクト」・・
イビツァ・オシムは、それを誘発する「雰囲気」を、もっていた。
それは、戦術的に優れたバックボーンが支える、魅力的なナラティブ(物語の語り方)かもしれないし、微妙な言葉遣いや「表情」かもしれない・・
それら全てが、そのリーダーの「人となり・・」として、選手たちが「感じる」わけだ。
これは、もう、感じるとしか表現のしようがない。
それが、優れた心理マネージメントとして「正しいベクトル上」にあれば、おのずと、チームは、一つの「闘うグループ」として、まとまるものなんだよ。
あっと、ここで書いた内容は、決して、マチェイ・スコルジャのコトを言っているわけじゃありません。
何せ、わたしは、彼の「パーソナリティー」を、まったく知らないわけだし、チームだって良くなっていると思っているしサ。
とにかく彼には、もっと、フッ切れた「闘う姿勢」を、チームに植えつけてもらいたいって思うだけなのです。
そう、リスクチャレンジ姿勢を高揚させる、意識と意志と意地のベースアップね。
なんか、まとまりがない・・
スミマセンね・・
では、また〜・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-
"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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