湯浅健二の「J」ワンポイント


2026_100年構想Jの各ラウンドレビュー


 

第4節(2026年3月1日、日曜日)

 

ミハイロ名古屋グランパスは負けちゃったけれど、それでも選手たちは、目指している「バラ色の明日」を感じられている!?・・(岡山vsグランパス、1-1、PK=5-4)

 

また、ミハイロ・ペトロヴィッチのサッカーを楽しめる・・

そんな期待を胸に、このゲームを観はじめたんだけれど・・

それでも、以前にも書いたように、ファジアーノ岡山の木山隆之もまた、とても良い仕事をしているんだよ。

ということで・・

とにかくゲームは、高い緊張感のなか、エキサイティングな「せめぎ合い」ってなギリギリの展開になった。

まあ、とはいっても・・

そう、微妙だけれど、やっぱり、地力の総合力としては、グランパスに一日の長がある。

Jの一部リーグでの経験の差!?

新任のミハイロ・ペトロヴィッチのウデ!?

まあ、微妙なテーマだから、変なふうに言及するのは止めにしよう。

とにかく、わたしには、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における微妙な「内実」に、「有意な差」が見えていたんだ。

そう、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントを駆使する、スペース攻略コンテンツね。

あっと・・

そのミハイロ・ペトロヴィッチが執るとされる、難しい「可変システム」!?

たしかに、選手たちは、その「数字的なカタチのイメージング」も意識しているんだろうね。

でも、そのバックボーンの原則は、攻守にわたって、常に、数的に優位なシチュエーションを創りだそう・・ってな発想のはず。

その原則を、選手全員が、しっかりと意識しシェアしているコトが、大事。

もちろん、素早く、効果的な攻守の切り替え(トランジション)は、絶対ベースだよ。

ただミハイロは、決して、選手たちを、「数字」をもとに規制しようなんてしていない。

そうではなく、彼らのイメージングを、より高度に「連鎖」させようとしているんだよ。

そりゃ、そうだ・・

変幻自在なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかます、ミハイロ名古屋グランパスだから・・

たとえばスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)において、ボールを奪われたとき、誰が、どのポジションにいるのか(各自の状況)なんて、誰にも分からないでしょ。

それでも、「基本的な、人数&ポジショニング・バランス」について、アタマなかに「ピクチャー」が、描けていれば、次の自分のアクションを、主体的に判断し、アクションできる。

そう、「その時点」で、もっとも有利な選手が、考え、柔軟に「ポジショニング調整」できるコトが、もっとも重要なコトなんだ。

それこそが、ミハイロが志向する、主体性プレーの本質だって思うわけさ。

あっと・・

その、主体的な「ポジショニング調整」は、守備でボールを奪い返したときでも、まったく同じ。

そこじゃ、互いのポジショニングや人数などを、ステレオタイプ的に「意識し過ぎる」コトはない。

そうではなく・・

選手たちは、前述したように、攻守の目的を、より効果的に達成しようと、攻守にわたって、常に、数的に優位なシチュエーションを創りだそうとするわけだ。

ミハイロは、そこでの選手たちの、強烈な「意識と意志と意地」こそが大事だって、しっかりと意識しているんだよ。

そうだよね、ミハイロ・・

まあ、この試合は負けてしまったけれど(PK負け)、それでも、彼らには、「バラ色の明日」が待っているって思うよ。

選手たちも、そんな「バラ色の明日」を感じられるコトこそが、最高のモティベーションだし、そんな心理環境を整えるコトこそが、プロコーチの、主たるタスクなんだよ。

そうだよね、ミハイロ・・

へへっ・・

============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





[トップページ ] [湯浅健二です。 ] [トピックス(New)]
[Jデータベース ] [ Jワンポイント ] [海外情報 ]