湯浅健二の「J」ワンポイント


2026_100年構想Jの各ラウンドレビュー


 

第1節(2026年2月8日、日曜日)

 

最高レベルの「美しくハードなゲーム」だった・・両チーム監督に対して、心からの称賛と感謝の拍手をおくります・・堪能した・・(フロンターレvsレイソル、5-3)

 

とても美しく高質な、そして激烈な、せめぎ合いだった。

そんなゲームの内実からすれば、「数字」などは、まったく意味を為さない。

そう、感じた。

とにかく、負けた、リカルド柏レイソルも、素晴らしく美しいサッカーを魅せたんだよ。

その、美しさ・・

バックボーンは、活発で創造的な人とボールの動き、そして、その「リズム」が、共通イメージとして明確にマネージ(シェア)されていることだよね。

また、リズムだけじゃなく・・

どのような「動き」で、どのように、決定的スペースを攻略していくかという具体的な「組織イメージング」の方向性も、明確に見えていた。

もちろん、両チームが、こんな素晴らしく「美しいサッカー」を魅せられたのも・・

クリエイティブな(主体的に考えつづける!!)素晴らしいボール奪取プロセス(守備)が、効果的に機能していたからに、他ならない。

まあ、さまざまな守備ファクターのなかでは、何といっても、チェイス&チェック(寄せ)の内実が、素晴らしいの一言だったよネ。

もちろん、両チームともにネ。

そして、両チームの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)・・

そこでの、クリエイティブな「人とボールの動き」が目立ちに目立っていた。

まあ、両チームの監督が、「あの」長谷部茂利とリカルド・ロドリゲスだから、当然という感じがする。

そう、ヤツらは、積極的&攻撃的に仕掛けていく組織サッカーを標榜するプロコーチなんだよ。

とにかく、戦術的にも、技術的にも、とてもハイレベルな価値ある勝負マッチだったコトは、改めて強調しておきたいね。

ところで、フロンターレの新戦力・・

GKスベンド・ブローダーセン、谷口栄斗、そして紺野和也、また昨シーズンから、抜群の存在感を魅せつづけている伊藤達哉も・・

この4人は、期待されたパフォーマンスを、しっかりとグラウンド上で表現できている。

そう、「補強」としての存在感は、もう抜群なんだ。

ここで、もう一度・・

両チームの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の素晴らしさを、強調しておきたいネ。

彼らのサッカーでは、組織的な「人とボールの動き」が、個の勝負プレーと、とにかくハイレベルに「バランス」しているんだよ。

例えば、フロンターレでは・・

左サイドで、抜群の存在感を発揮した、フロンターレ伊藤達哉・・

ドリブル勝負でブチ抜くだけじゃなく、ボールキープで、相手の意識と視線をくぎ付けにする「アクセント」を演出・・

もちろん、そのプレーに、何人かのレイソル選手が引き寄せられる・・

そして、空いたスペースへ、エリソンなり、脇坂泰斗や紺野和也が入り込んでいく・・

もちろん、そんなボールがないところでのアクションを明確にイメージングしている伊藤達哉は、スッと、やさしいスペースパスを送り込む・・

そんな感じね・・

伊藤達哉については、ドイツのプロコーチ仲間から、その高いポテンシャルを高く評する声を聞いていた。

ただ、称賛されていたのは、高い実効レベルの個のドリブル勝負についてがほとんどだった。

でも、この試合での伊藤達哉は・・

ドリブル勝負だけじゃなく、相手を引きつけるボールキープから、スッと、スマートなスルーパスで、背後のスペースを突いてしまうような、スマートな組織プレーも魅せていた。

わたしは、伊藤達哉の、そんなクレバーな組織プレーに、惹かれていた。

ということで、最後に・・

リードされたレイソルがブチかました、圧倒的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)について、簡単に・・

とにかくレイソルは、後半にはいってからタイムアップまで、攻守にわたって、まさに「限界レベルのチャレンジ」をつづけたんだよ。

ボール奪取プロセス(守備)では、何といっても、爆発的なチェイス&チェック(寄せ)が、フロンターレを圧倒した。

またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・

ボールがないところでのアクションの量と質が、普通の状況の「倍」ってな感じだった。

まあ、フッ切れた勝負アクションの積み重ねっていう感じね。

それだけじゃなく・・

ズバッってな、鋭利な刃物の切断音が聞こえてきそうな、ものすごく鋭い、最前線への「切り裂きスルーパス」・・

そして受けた選手たちの、これまた完全にフッ切れた「リスクチャレンジ勝負」・・

そんなだから・・

まあ普通の状況では考えられないレベルの「リスクチャレンジ」が、ブチかまされたんだ。

とにかく、レイソルがブチかましつづけた、すべての仕掛けパスには、フロンターレ守備の「心臓をえぐり取る」ような勢いと鋭さがあった。

そんな、レイソルの「フッ切れた爆発プレー」を観ながら、思っていた。

・・そうだよ、サッカーって、不確実な要素が満載だからこそ、究極の「心理ボールゲーム」だって言えるんだよ・・

ということで、心から、ゲームを堪能していた筆者だったのであ〜る。

へへっ・・

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





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