湯浅健二の「J」ワンポイント
- 2014年Jリーグの各ラウンドレビュー
- 第16節(2014年7月23日、水曜日)
- バランスが取れた強さを見せつけるレッズ・・ホントに強いネ〜・・(徳島vsレッズ、 0-2)
- レビュー
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- ゴメンなさい。今日も、なるべく早く神経痛を治そうと、無理をせずにテレビ観戦ということにしました。
もう、かれこれ8週間ほども(だからブラジルW杯の全日程で!!)悩まされつづけた神経痛が、ほぼ消えかけているんですよ。でも、少しでも(歩き回ったり単車に乗ったりと!?)無理したら、痛みがぶり返してくる。
ことほど左様に、この神経痛の「しつこさ」には閉口させられているけれど、それでも、「完治する!!」という確信が持てるようになってからは、毎日が希望にあふれるようになったんだ。
まさに、希望こそが全ての根源エネルギー・・ということを体感している毎日なのですよ。
あっと、「J」・・
スタジアム観戦だったら、もちろん「マリノスvsヴィッセル」へ駆けつけたけれど(鹿島は、この状態で無理するには遠すぎるから・・スミマセンね、トニー
ニョさん・・)、テレビ観戦ということになってしまったことで(!?)、やっぱりレッズのゲームを分析することにした次第。
その試合だけれど・・
7試合連続無失点。レッズが、「J」の記録を塗り替えた。これまでの彼らのサッカー内容からすれば、まさに順当に積み重ねた新記録といえるでしょ。
ホントに、すごいね〜、レッズが魅せつづける、素早い攻守の切り替えからの、忠実&創造性あふれる連動(組織)ディフェンス。
ここでは、(時差ボケで強烈な睡魔に襲われていることもあるので・・)細かな機能性までは言及しないけれど、とにかく、忠実でダイナミックなチェイス&チェックを絶対的ベースに繰り広げられる周りの連動アクションは、痛快そのものだよ。
とにかく、彼らの攻守にわたるハードワークの内実は、実に素晴らしい。それに相手が最下位の徳島だって、決して甘く見ることなく、忠実にハードワークを繰り返すんだ。
ミハイロ・ペトロヴィッチの優れた「ストロング・ハンド」に、心からの拍手をおくりましょう。
もちろん、そんな(連動)組織ディフェンスを絶対的な基盤にした「次」の攻撃も、痛快そのもの。
彼らが魅せつづける、人とボールの活発でクリエイティブな動き、スペースを活用する大きな展開、「組織と個」のハイレベルなバランス(要は、ココゾッ!の勝負ドリブル!!)などなど、観ていて飽きない。
だから、レッズの順当勝利。また、この勝利で、二位以下との勝ち点差まで広げちゃった。
ということで、ここからは何人かの選手をピックアップして、そのプレー内容に言及しよう。
まず、梅崎司。
天才が、やっと(心理的な!?)本物ブレイクスルーを成し遂げようとしている!? 私には、そう見える。
とにかく、このゲームで彼が展開した、攻守にわたるハードワーク、クリエイティブワーク、勇気をもってブチかますリスクチャレンジ、そして興梠慎三への決定的スルーパス・・などなど、本当に素晴らしかった。
そう・・、一人のドリブラーが抜けて、もう一人のドリブラーが、自分の才能を思い出した!?
でも、今度のドリブラーは、攻守ハードワークにも長けているから、このベクトルを進んでいけば、その効果レベルは天井知らず・・ってなことになるはずだよね。
いや、ホント、頼もしいし、楽しみだよ、梅崎司。彼自身も、自分の実効プレーを心底楽しんでいるって感じる。それが、いい。
やっと天才が覚醒した!? チト大袈裟かな・・。とにかく、これからの梅崎司の「自覚の内実」をしっかりと観察しよう。そう、大きな楽しみが、また一つ増えたっちゅうことだ。良い、良い。
次が、青木拓矢。・・というか、阿部勇樹との「あ・うんの機能性」・・。
この二人が、後方のカバーリング網を完璧に掌握しているからこそ、後方からの「タテのポジションチェンジ」が、素晴らしく機能しつづける。
槙野智章が、森脇良太が、両サイドバックが、相手守備にとって「見慣れない顔」として、最前線の勝負所に、タイミングよく出現する。
もちろん、彼らのバックアップとして、またゲームの流れを変えたり、落ち着かせたりするジョーカーとして、鈴木啓太がいる。
フムフム・・
最後に、西川周作。
この試合でもやってくれた。決定的なピンチ場面で、ゴールマウスから飛び出して相手のシュートを身体で止めた。
彼がいなかったら、この(連続無失点ゲームの)記録は成し遂げられなかったんだよ。
彼は、ブラジルW杯で活躍した何人かのスーパーGKとともに(!)、ゴールキーパーの価値を、日本中に再認識させつづけているんだ。
また西川周作は、後方での精神的支柱としても(要はチーム全体を落ち着かせることのできる頼りになる存在としても!)抜群のオーラを放散しつづけている。
最高の補強、西川周作に乾杯!!
フ〜〜ッ・・もう限界。アタマが朦朧(もうろう)としてきた。では、オヤスミナサイ。まあ、とはいっても、どうせ4時には目が覚めちゃって、寝られなくなっちゃうんだろうけれど・・。
とにかく、今回の時差ボケは、キツイ。もしかしたら、本当にボケちゃったのかも・・。フ〜〜・・
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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