湯浅健二の「J」ワンポイント


2021年Jリーグの各ラウンドレビュー


 

第25節(2021年8月21日、土曜日)

 

リカルド浦和レッズは、素晴らしいサッカーを魅せた、ダニエル・ボヤトス徳島に、よく勝った・・このツキをバックボーンに、チームとして、本物のブレイクスルーを魅せてくれるだろうか・・(徳島vsレッズ、0-1)

 

レビュー
 

フム、フム〜〜・・

まあ、リカルド浦和レッズにとっては、「こんな試合もあるんだ〜・・」ってな感じですかネ。

何せ、オリンピック前までは、「飛ぶ鳥を落とす勢い」ってな優れた組織サッカーで、内容的に相手を凌駕するサッカーを魅せていたわけだから・・。

でも、この試合では・・

そう、ダニエル・ボヤトス率いる徳島ヴォルティスに、全体的なサッカー内容でも、ゴール機会でも、後塵を拝したんだよ。

まあ、そんな、全体パフォーマンスが少し揺動している傾向は、オリンピック後にリーグが再開されてから続いているかな。

前回コラムのタイトルで、「リカルド浦和レッズは、主力級の新加入選手たちのインテグレーションという意味で、まだ調整中!?」なんてコトを書いたけれど・・

まあ、そんな「意味合い」もあるんだろうね。

それにしても、欠場中の小泉佳穂・・

聞くところによると、「コンディションが悪く、プレーできる状態ではない・・」といったリカルドのコメントがあったらしい。

フムフム・・

とにかく、オリンピック前の「昇り龍パフォーマンス」は、小泉佳穂によるところが大きかった・・という見立てにアグリーする方は、多いと思いますよ。

彼がブチかましつづける、前線からの攻守ハードワーク、また仕掛けプロセスでのクリエイティブ・ゲーム&チャンスメイク。

それによって、明本考浩に代表されるスーパー攻守ハードワーカーの機能性(意識と意志!)も、最高潮に上り詰めていた。

それが・・

たしかに、新加入の「江坂任」が秘める天賦の才は、ある程度のレベルにはある。

でも彼は・・

そう、率先して、チームメイトたちの攻守ハードワークとリスクチャレンジ意志をモティベートできるような存在ではないよね・・今のところは・・。

ということで・・

これからのリカルド浦和レッズが、どのように進化&深化していくのか・・

目を凝らして「学習」させてもらいますよ。

あっと・・

このコラムの最後も、前節の「キン・ミョンヒ鳥栖戦コラム」と同じ結びにします。

ということで、また・・

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





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