湯浅健二の「J」ワンポイント


2024年Jリーグの各ラウンドレビュー


 

第5節(2024年3月29日、金曜日)

 

城福浩ヴェルディの、「粘り腰」には、様々なコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されている・・何せ、相手は、あの「勇気と意志の権化」チョウ・キジェ京都だったわけだからね・・(サンガvsヴェルディ、2-2)

 

レビュー
 
ふ〜む・・

城福浩ヴェルディは、最後の最後まで、まったく諦めずに、トライしつづけた。

そんな、極限まで突き詰めた「意識と意志パワー」が、結実した「勝ち点1」だった。

それにしても、2試合つづいた、結果を掴み取る「粘り腰」は、確実に、次につながる。

ゲームだけれど・・

観はじめて、すぐに、「サスガにチョウ・キジェ京都だ」と、感じた。

とにかく、ボール奪取プロセス(守備)アクションが、忠実でダイナミック。

前半・・

城福浩ヴェルディは、チョウ・キジェ京都に、かなり劣勢に立たされたんだよ。

もちろん、そんなネガティブ状況でも、ヴェルディ選手たちは、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、勇気をもって、積極的に繰り出していった。

そう、強烈な意識と意志パワーに支えられた「主体性プレー」・・ね。

あっと・・

もちろん、そんな「主体性プレー」という視点じゃ、チョウ・キジェ京都だって、優るとも劣らない。

でも彼らは、豊川雄太、原大智、マルコ・トゥーリオという、強力なスリートップを擁している。

そんなスリートップが、前述した、忠実なチェイス&チェック(寄せ)に支えられた、ダイナミックなボール奪取プロセス(守備)に支えられているっちゅうわけだ。

そりゃ、強いよね。

だからこそ・・

城福浩ヴェルディが、後半になってブチかましつづけた、攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれる、積極的&攻撃的サッカーには、彼らのアイデンティティを感じたというわけだ。

アイデンティティ・・

わたしは、「誇りのリソース」って、定義する。

これからも城福浩ヴェルディは、少なくとも、チカラが互角か、それ以上の相手と対峙しなきゃいけない。

ただ、いまの彼らは、進化&深化する「ポジティブ雰囲気」を、放散しつづけている。

わたしは、これからも、彼らが志向する(!?)美しい質実剛健サッカーを、支持しつづけますよ。

彼らが、どこまで(どのような紆余曲折を経ながら!?)実の詰まった発展を遂げるのか・・

自分自身の学習機会としても、願ってもないオブジェクト(対象)なんだよ、彼らは。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





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