湯浅健二の「J」ワンポイント


2025年Jリーグの各ラウンドレビュー


 

第29節(2025年9月15日、日曜日)

 

城福浩ヴェルディに肩入れしている筆者だから、チト残念な結果に肩を落としていましたよ・・もちろん松橋力蔵FC東京も、とても立派なサッカーを展開し、フェアに勝ち点3をもぎ取ったワケだけれどサ・・(FC東京vsヴェルディ、1-0)

 

最後の最後まで、ギリギリの局面デュエルの積み重ねに「眼」を奪われつづけた。

そう、素晴らしくエキサイティングで内容のある勝負マッチだったんだよ。

とにかくゲームは、さまざまな意味合いで、究極の「意地と意地のぶつかり合い」だった。

まあ、とはいっても・・

「あの」決勝ゴールが入るまでは・・

たしかに、FC東京が、イニシアチブを握っていた。

でも実は・・

実質的な「勝負プロレス」という視点じゃ、城福浩ヴェルディも、「たしかな」ゲーム戦術イメージを実効レベル高くトレースしていたとも言えるんだ。

もちろん、どこかのチームのように、「負けないため」に、リスクを冒さずワンチャンスを狙う・・なんていう後ろ向きのゲーム戦術ではない。

そうではなく、城福浩ヴェルディは・・

積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)をブチかましていくなかで・・

次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、たしかに頻度はたかくなかったけれど、しっかりと人数をかけて攻め上がるなど、主体性サッカーの存在感を示したんだ。

攻撃&仕掛けでの存在感・・

もちろん、それは、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントに優れているっちゅうコトだよ。

そう、攻守ハードワークを、主体的に探しまくっているからこその、高質な「組織と個のバランス」。

そう、ヴェルディ監督、城福浩は、限られた「環境」のなかでも、これ以上ないほどの良い仕事をしているっちゅうことだね。

あれほど、(主力級の)選手を他チームに引き抜かれているにもかかわらず・・ね。

あっと・・

もちろん松橋力蔵FC東京も、立派な闘いを展開し、フェアに、勝ち点3をゲットしたよ。

それもまた、たしかな事実だったんだ。

ゴール機会という視点では、明らかに、彼らの方が、勝っていたわけだしネ・・

それでも、城福浩に肩入れしている筆者としては、チト残念な結果だったっちゅうわけさ。

スミマセンね・・

またまた、エモーションが先走るコラムになってしまいました。

ということで、最後に・・

ガンバレ〜、城福浩ヴェルディ〜〜・・

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。

一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。

もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。





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