抽選会の直前に、ラジオの文化放送でそんなことを喋っていました。スタジオのアナウンサーの方は、「可能性」をもっと聞きたかったんでしょうが、「まあ、希望的観測で何かを語っても無意味だから・・」なんてごまかしていました。
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さて、2002ワールドカップの組み合わせが決まりました。それが決まった瞬間、プレス席にいた全員が立ち上がりました。まだショーはつづいくというのに・・。
ここでは、それぞれのグループの具体的なコトには言及しません。言及できるはずもありませんからネ。各グループの行方については、少し時間をおいてから、世界からの情報収集なども含めて、落ち着いて取りかかることにしましょう。ところで・・
昨日アップした文章のなかで『これで、アルゼンチンと、イングランド、ポルトガルという、現時点での実力国が同じグループに入ってしまう理論的な可能性が出てきたことになります・・』なんて書いたんですが、まさに・・
実際には、ポルトガルの代わりに、ナイジェリアが入ったのですが(四チーム目のスウェーデンも強豪!)、このアルゼンチン、イングランド、ナイジェリア、スウェーデンが相まみえる「Fグループ」は、まさに「地獄のグループ」になってしまいました。
トーナメントでは、一つくらい、そんなグループが生じてしまうもの。それが、予選リーグを盛り上げます。そしてその「Fグループ」は、日本で行われる・・。
全体的には、まあまあ分散した抽選だったと思います。各グループの最初の「二席」が決まってしまってからは、大陸間バランスや「中国を韓国のグループに入れる」などの前提条件のもとに、スムーズに振り分けが決まっていったという次第。
それでも、韓国グループはキツいですネ。ポルトガルは言うまでもなく、堅守をベースにしたシンプルで危険な攻撃力を持つポーランド(予選直前に帰化した優秀なストライカー、オリサデベもいますしネ)、また「様々な意味でモティベーションの高い」アメリカ合衆国もあなどれない・・。フ〜〜
逆に「印象レベル」でツイていたのは、ブラジルとドイツ。彼らは(もちろん問題山積みであるにせよ)優勝候補の一角。そんなチームは、長丁場の本大会で、「フォーム」のピークを決勝トーナメント(最後の2週間)へもっていこうと調整するモノです。だから過去にも、リーグ戦では優勝候補は振るわない・・という現象がよく見られたというわけです。それに対して、「二列目」「三列目」の各国は、とにかくリーグの初戦にピークをもってくるように調整する・・。だから、その初戦で思わぬ番狂わせが起きやすくなるというわけです。
調子の良くないブラジルとドイツは、気を抜いたら・・。そんなポイントも見所の一つかも知れません。
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さて日本グループ。日本、ロシア、ベルギー、チュニジア。たしかに「名前的」には、(比較的!?)ラッキーな抽選だった・・なんて感じます。でもそれは、あくまでも表面的な印象。実際には・・。
このグループでは、まあロシアが実力筆頭でしょう。そして二番手を、残りの三チームが争う展開になる!? さて・・。
彼らについては、追々、現地情報(もちろん現場の情報)も入れながら分析することにします。チュニジアについては、フィリップ・トルシエも専門家でしょうから・・。
もう一つ。もし日本が「グループ二位」で決勝トーナメントに進出したら(安易なケーススタディーで申し訳ありません!)、かなりの確率で、一回戦の相手がブラジルになる・・。
いや、組み合わせが決定した後の「ケーススタディー」は面白く、楽しいものなんですよ。夢を見るだけじゃなく、シビアな(シニカルな)分析だって、何でもオーケー。まあ何でもアリの世界ですからネ。そんな自分主体の「分析」を寄せ集めて、大いに語り合おうじゃありませんか。
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さて明日(帰国日)から月曜日にかけて、ちょっと厳しいスケジュール(昨日アップした文章の最後の部分を参照してください!)。明日の早朝には(プサン空港へ向かう前)、私にとって重要な意味をもつ何人かの方々とのミーティングも予定されています。さて・・。
次は「月曜日」に、チャンピオンシップのポイントをレポートできるものと思います。ご期待アレ。では・・