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W杯レポート(6)・・強いベルギーに対して立派なゲームを展開した日本代表の、「本物の勝負だからこその発展」に乾杯!!・・日本対ベルギー(2-2)・・(2002年6月4日、火曜日)

フ〜〜! いまやっと埼玉スタジアムに到着したんですが、東京の私のオフィスから出発したところで、急に雲行きが怪しくなってしまって・・。「あっ、ヤバイ! 雨がくるぞ!」ってな具合。

 首都高速に乗ったところで(そこは地上からちょっと高いところにあるじゃないですか・・だから)見えるんですよ、所々で雨が降っているのが。暗い雲が「地面と一体化」しているんです。これって、北海道へ行けばよく見る光景なんですが、見渡すばかりの大平原に伸びる一本道・・、そこで、遠くに(自分の進行方向に)、雲と地平線が「一体化」しているところがある・・っていう光景です。

 オートバイをライディングしながら、「クソッ!」なんてネ。まあ、暑いし、濡れても仕方ない(それに一雨くれば、もっと蒸し暑くなり、日本に有利になる!?)と達観した次第。でも、それが良かったんですかネ、神様は私を見放しませんでした。要は、「雨が降っているゾーンのすき間」を縫って、スタジアムまで到着できたんですよ。それも、路面が濡れていないところばかりをライディングできた。ラッキー!!

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 さて、昨日のコラムを読んだ方からメールをもらいました。それは、「トルコは、ブラジルとともに決勝トーナメントへ進出するに違いない・・」というフレーズに対するブーイングでした。もちろんメールは、「ひどいですよ、湯浅さん。(笑)」などと言いながら、最後には「それでは一ヶ月間、健康にはどうぞお気をつけて。」などと優しさ一杯。本当に、このようなメールには、心から感謝の念がわいてきます。やはりサッカーは、人類史上最大の「異文化接点」なんですよ。またまたそのことを再認識してしまって・・。

 だから私も、思わず、「たしかに私は、中国については、あまり深い情報はもっていません。だから、トルコが・・、というくだりは、わたしの思い入れの仕業だとご理解下さい。でも確かに、すべての情報をフェアに分析したうえでの自分自身の確信がなければ、あんな書き方はするべきではなかったかな・・。ということで、今回はご容赦アレ。どちらにしても、本日の試合で中国が成功裏に世界デビューを果たせば、書き出しも・・私の認識不足でした、いや、中国は大したもんだ・・というふうに変化するかもしれないということです。本日の試合が楽しみになってきました。ではまた・・」、なんていう返事を書いてしまいました。

 ということで、早めにスタジアムに到着し、メディアセンターで、中国対コスタ・リカを観戦している湯浅だったのです。でも、この方のメールのおかげで、にわか雨が本降りになる前にスタジアムに到着できたという見方もできるわけで・・。もう一度、感謝!!

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 さて、中国対コスタ・リカ戦。いま見終わりました。そして、両チームともに攻めあぐんだこのゲームの全体的な印象は・・。

 中国について・・よくトレーニングされたチーム・・特に守備・・そこでの「4-4-2」のバランスをできる限り崩さず、ブレイクのチャンス(アタック&インターセプトのチャンス)を狙う・・ただ「自由にならざるを得ない」攻撃では、どうもステレオタイプの発想が目立ちすぎる・・前にスペースがあっても、システム的な意識が強すぎるため、後ろ髪を引かれる傾向がある・・だからチャンスをうまく作り出すことができない・・まあ、彼らの場合は、しっかりと粘り強く守り、高い位置でボールを奪い返したワンチャンスを決めるという基本的な考え方なんだろうが・・なんていうことでしょうね。

 対するコスタリカについて・・守備でも攻撃でも、かなり「個人能力」に頼る傾向がつよい・・守備では明確なチーム戦術(守備のやり方に関する基本的な考え方!)が重要な意味をもってくるが、互いの基本的なポジショニングとそのバランスイメージは感じるものの、実際には個人のインスピレーションでの守備が目立つ・・それでも、中国の攻撃が型にはまっていることで、簡単に「次」が読め、攻撃の前段階で、個人の「インスピレーション」と能力によって、余裕をもって芽を摘めている・・攻撃は、もうワンチョベとフォンセカ、ゴメスなどが繰り出す個人勝負頼り・・組織的な攻めについては、まだまだ・・基本的には、しっかりと守って、天才のカウンターをイメージしたサッカーということ・・だから、自分たちがゲームペースを作らなければならない状況になったら(つまり、組織がしっかりとした相手守備ブロックを組み立てから崩していかなければならなくなったら)、どうもうまく機能しない・・でも61分に、ゴメスが先制ゴールを決め、その4分後に、コーナーキックこぼれ球からの「小さな展開」から、最後はライトがヘディングシュートを決めてからは、もう自由自在(中国が攻め上がらずを得なくなり守備組織が崩れた!)・・まあ、総合力では、コスタ・リカの方が上だということでしょう・・。

 中国については、残念ですが、この程度のコメントに止まらざるを得ません。でも、彼らも世界デビューを果たしたわけで、これから・・という希望がわいてくる初陣だったと思います。

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 ということで、次はいよいよ日本対ベルギーです。

 残念ながら、気候は「涼しく」なってしまいました。とにかく、日本の生活者全員が「勝って欲しい」と思っているに違いないというゲーム。そんな状況だからこそ、結果にかかわらず、全身全霊で「かかわった人々」全員が、必ず「哲学的な何か」を掴むことができるはずです。もちろん、結果にかかわらないポジティブな何か・・をネ。

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 左サイドには小野伸二。右サイドには市川。ツートップは、柳沢と鈴木隆行。そしてゴールキーパーには、楢崎が入りました。フムフム・・。

 この試合については、時間を追い、どんどんと書き進むことにします。ということで、全体的なまとまりは欠けるでしょうが、臨場感だけは・・。

 試合開始直前、スタンドから、怒濤の「楢崎コール」が沸き起こります。それには、本当に「深い意味」があります。手を挙げて歓声に答える楢崎。そしてまた、そのアクションに怒濤のコールで応えるスタンド。このとき私は感動していました。「本当に、日本のファンの人たちは、選手の心理を深く理解している・・楢崎が先発メンバーに入ることの意味を・・」。良かった。これで楢崎は、心理的なネガティブ要素に押されることなく試合に入ることができるだろう・・。

 誰が「主導」したのか知りません。もしかしたら、完全に「自然発生的な現象」だったのかもしれません。ただ私は、その「コール」に対し、アリガトウ・・と言葉を脳裏に書き込んでいました。ホント、素晴らしく感動的な「現象」でした。

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 さてキックオフ。ここでまず最初に「感じよう」としていることは、日本選手たちの「心理・精神的な状態」。目立ったビビリは感じません。とはいっても、最初の時間帯、セットプレーを何本か取られ、ちょっと不安な立ち上がりでしたがネ。それでも、フリーキックでの守備ブロックの対応も、ある程度の自信に満ちています。オーケーじゃないですか・・。

 もちろん私は、まず日本代表の守備ブロックのプレーを注視します。

 バランスはよい。ラインコントロール&ブレイクもよし。また危急状態での「個人判断(リスクチャレンジ姿勢)」もいい。攻撃は、まだまだ「注意深く展開」していますが、それでもゲームが落ち着いてくれば、もっと勢いが出てくるだろう・・なんて思っています。もちろん日本が押し上げはじめたら、ベルギーの「ツボ」の可能性を広げるわけですが・・。とにかく日本代表の選手たちは、それぞれが「自分主体」でプレーしていることを感じ、ホッと一安心の湯浅なのです。

 立ち上がりは、素晴らしい。それでいい。

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 9分。稲本が、中盤でボールを持ち、そのままドリブル突破にチャレンジします。でもボールを奪われてしまう。その瞬間、最前線のベルヘイエンが爆発スタートを切ります。あっ、悪魔のツボだ! なんて思った瞬間、ベルヘイエンよりも早いタイミングで、森岡が決定的スペースへ、これまた爆発ダッシュ。それだ! 日本代表は、確実に「ベルギーのツボ」に対するイメージトレーニングを積んでいる。だからこそ、少なくとも同時に、「ツボ」を感じ取れる・・。よし、いいぞ!

 ベルギーのツボって、もちろん一発カウンターのことですよ。もう一つの「ツボ」は、組み立てからの、クロス攻撃。ゴール前で仕掛けていく相手選手たちが、常に「動きのなか」でヘディングを合わせようとするのです。それでも、日本代表も、そのツボに対し、しっかりと対応している。前述したセットプレーでの日本代表の守備の動きから、彼らが、明確なイメージを描けていると感じるのです。よしよし、これでいい・・。

 でも試合展開は、膠着状態から、徐々に、日本がペースを作りはじめます。とはいっても、粘り強いベルギー守備ブロックを崩しきるところまではいけない。まあ、この時間帯は、これでいい・・そんなことを思っている湯浅です。

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 22分。来ましたよ、ベルギーのツボが。右からのセンタリングに、中央で待ち構えていたベルヘイエンが、動きのなかで全力ジャンプ。そして、ドカン!とヘディングシュートを見舞ったのです(シュートは外れ!)。彼はマークされていました。それでも、日本選手との競り合いに勝って放ったシュートというシーン。フムフム、やはりベルギーは強いな。膠着状態でも、「静けさ」を唐突に破ってしまう一発勝負を仕掛けてくることができる。そうか、ヤツらには「一発のカタチ」があるんだったな・・なんて思っていました。

 28分。「あっ、アブナイ!」そのとき声が出ました。左サイドでボールをキープするバート・ホール。マークする市川が、ホールの脇をオーバーラップしてきたもう人のベルギー選手に「引き寄せ」られます。そしてボールをもつホールが、一瞬フリーになる。余裕を持ってクロスを上げられる状況。そのとき声が出たというわけです。そして案の定、ホールから「ツボのクロス」が上がり、ファーサイドから「動きながら」スポットへ入ってきたヴィルモッツが、ドカン!とヘディングシュート。楢崎が、ギリギリでキャッチしましたが、とにかく日本を襲いつづける「ベルギーのツボ攻撃」。それに対し、シュートまでいける雰囲気さえ出てこない日本代表。もちろん、全体としては、日本代表は立派なサッカーを展開してはいるのですが・・。やはり、総合力ではベルギーの方が上だということです。

 まあこれも、はじめから予想された展開ではあるのですが・・。それにしてもベルギーに、サイドから「余裕を持ったクロス」を上げられすぎだと感じます。この二本のチャンスで、ベルギーは確実に自信をもったに違いない・・。また34分には、左サイドにまわったベルヘイエンからのセンタリングを、・・(名前は未確認!)がシュートしようとし、そこでこぼれたボールを、まったくフリーのバート・ホールがシュート! ちょっと左に外れましたが、またまた決定的な「カタチ」を作られてしまいました。

 厳しい展開ですが、でも、この試合での日本には「ツキ」があることだけは確かなようです。それにしても、たしかに「ベルギーのツボ」は怖い。この試合では、カウンター気味の「組み立て」からの、またセットプレーからの、最高にイメージがシンクロした「クロス攻撃」が特に怖い。

 45分。再びペースを握りはじめた日本代表。左サイドから、フェイントを駆使してドリブル勝負したヒデからのセンタリングが、ピタリと柳沢に合います。それでも相手に身体を寄せられ、結局は正確にミートできず・・。でも、何か、日本の攻めにも、良い雰囲気が出てきたような・・。

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 前半が終了しました。まとめると、やはりベルギーが、最終勝負での「ツボ」をよく心得ている・・ということです。彼らは、攻撃の変化を演出できるわけではありません。ただ、そのシンプルな攻め、そして最後の瞬間に魅せる、イメージがシンクロした「ちょっとした勝負の動き」、それがすごいんですよ。危険なんですよ。やはりヤツらの血の中に、「最後の動き」が入っている・・。もしかしたら「DNA」にも刻み込まれている・・。

 それに対して日本代表。たしかにスマートな組織サッカーは展開しています。中盤まではね・・。でも最終勝負の場面での「個人勝負」、そして「最終パス」を飛ばせる状況での、受ける側の「動き」に、明確な(自分の血のなかに入っているなんていう雰囲気の)イメージが感じられません。ここだ!という勝負の瞬間。最後のシューターになるべき選手が、足を止めているというシーンが目立つのです。フムフム・・。

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 さて後半。

 2分のベルギーの攻撃。スローインから、日本がクリアしたボールを直接決定的スペースへ入れてくるベルギー。それに、例によっての「血のタイミング」の反応で飛びつくヴィルモッツ。ギリギリのところで防いだとはいえ、またまたベルギーの怖さを体感させられました。

 そして12分。やられてしまいました。センタリングのクリアがこぼれたところを、ギリギリのところでベルギー選手の足が最初にさわり・・それが日本ゴール前の決定的スペースへ飛んでいきます。それも、ヴィルモッツ目がけて・・。それをヴィルモッツが、バイシクルキック(オーバーヘッドキック)で見事に日本ゴールへたたき込んだというわけです。

 このゴールは、もしかしたら、ワールドカップでの「ベストゴール」に選ばれるかも・・。とにかく美しいゴールではありました。

 でもその2分後。今度は日本が同点ゴールを決めてしまいます。

 左サイドの小野から、一発のロングパスが、ベルギーゴール前の決定的スペースへ飛びます。そのとき私は、「動けよ! 動けよ!」と、心のなかで叫んでいたんですが、まさに・・ってなタイミングで、鈴木隆行が走り抜けたんですよ。そこにパスが合い、鈴木が、伸ばし切ったつま先で、チョンとボールをつつきます。そしてボールが、タイミングを外されたGKの脇を抜けて、ベルギーゴールへ飛び込んでいきます。同点ゴ〜〜ル!!!

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 後半の18分、小野に代わって、三都主が登場です。フィリップが勝負にきた!? まあそういうことでしょう。また、ベルギーの危険な「クロス攻撃」の芽を、未然に摘んでしまうという意味合いもあるに違いありません。ちょっと小野の守備に不安がありましたし、ボールもったサイドの相手への「間合いの詰め方」が、抜かれることがアタマのなかにあったのか、どうも消極的・・。そしてバズッとクロスを飛ばされる・・。そんなシーンがありましたからネ。

 さて三都主。がんばれヨ・・なんて、これまた心のなかでつぶやいていました。

 そしてその直後の22分、やってくれましたよ日本代表が。戻ってボールを奪い返した柳沢が(PS:この部分を確認しました。これは稲本が奪い返し、こぼれ球をひろった柳沢が・・という風に変更しなければいけません・・ゴメン、稲本!)、瞬間的に前へ押し上げた稲本が(PS:ここも、ボールを奪い返し、そのまま前へダッシュした稲本が・・にしなければいけません・・またまたゴメン、稲本!)走り込む「スペース」へ、ズバッというタテパスを決めたのです。

 そのパスはまさに理想的。稲本は、後方から走り上がり、自分のイメージ通りの「スペースパス」を受けたというわけです。そのまま一発ドリブルで、当たりにきたベルギーの最終ディフェンダーをも振りきってしまったというわけです。そして左足を一閃。快感がアタマを突き抜けた瞬間でした。このシーンでは、稲本のオーバーラップ、そして柳沢の、寸分違わないラストパスに感動していました。

 そのとき、ラップトップを右手に、「ヨ〜〜シ!!!」と左手を突き上げていた湯浅でした。これで日本が勝ち越し。

 さて、ここから最後まで耐えることができるかな・・なんてことを思っていた後半29分。今度はベルギーにやられてしまいます。あっと、この間、森岡がケガで宮本と交代したのですが、その宮本が入った最終ラインが「上げる」ところを、逆を突かれたタテパスが入り、ベストタイミングで入り込んだヴァン・デル・ヘーゲが、飛び出してくる楢崎のアタマを越えるループシュートを決めたのです。これで再び同点(2-2)。

 それにしても、ラインを上げる瞬間の「イメージ」が・・。最終ラインを上げる・・相手のトップも一緒に下がる・・でも、そんな「ユニットの動き」とは「異質の(逆の)動き」がある・・また、「はね返されて再び最前線へボールが回される状況」がある。それを感じることが大事なんですよ。これはビデオを見て確認しなければなりませんが、「あの瞬間」、誰もが、その「異質の動き」を感じられていなかったのか、オフサイドを確信していたんでしょう。まあ、仕方ない・・。

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 その後の展開は、まさにエキサイティング。日本もしっかりと攻め上がりますし、逆にベルギーも、カウンター、そして組み立てやセットプレーからのクロス攻撃など、ガンガンきます。

 たしかにベルギーのセットプレーになったら恐怖感がわき上がってきますよネ。それでも、しっかりと守りきる日本代表。そして逆に、単独ドリブル勝負、ワンツー、はたまた「複数の」決定的フリーランニング等々、ベルギーに先制ゴールを決められるまでは見られなかった「積極的なリスク・チャレンジ」が、どんどんと飛び出してくるんですよ。そうです。日本代表は、この試合で・・もっといえば、もう「いくしかなくなった状況」から、大きく成長したのです。それが実感できただけで、本当にハッピーな気分でした。

 いや・・日本の同点ゴールが、ベルギー先制ゴールの2分後だったこと、そしてそれが、小野からの一発ロングパスからの、ちょっと偶然要素が加味されたゴールだったことを考えれば、立派な「仕掛け」ができるまでに成長した日本代表は、その二つのゴール(=ゲームが大きく動きはじめた)後だったということになりそうです。

 このことについては、もう一度、しっかりと考えなければならないことなのですが・・、とにかく彼らが成長したことだけは確かな事実ですし、この、本物の勝負での「体感」が、次のロシア戦へ向けて、ものすごく大きなポジティブ要素になったことだけは確かな事実です。

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 最後になりましたが、この試合で日本がピンチになったのは(2失点とも!)、クリアからの「ラインの押し上げの逆」を突かれたシーンでした。ベルギーが、日本のラインアップを明確にイメージしていたということです。次のロシア戦でも、相手は、同じ意図をもってくるに違いありません。

 だからこそ逆に日本代表は、「押し上げる状況」における、「異質の(逆の)動き」と、「はね返されて再び最前線へボールが回される状況」を敏感に感じ取らなければならないのです。もちろん「オフサイド」に対する鋭敏な感覚も含めて・・。そのことについては、もう一度チーム内で、しっかりと話し合っておかなければなりません。でも最後は、やはり「個人の判断と決断(=ブレイクに対する決断と行動)」です。

 もうこれは、ビデオを何度も見直すなどの「イメージ・トレーニング」しかない。ロシア戦まで、まだ数日ある。気合いの入ったノルウェーとの試合、そしてこのベルギー戦のビデオは、日本代表の最終ラインにとって(もちろん中盤ブロックも含めて!)、これ以上ないというほど貴重な「イメージ・トレーニング材料」になったと思う湯浅です。

 とにかく、(何か、このブロックの文脈とは相容れないように感じますが・・)強いベルギーに対して立派なゲームを展開した日本代表の、「本物の勝負だからこその発展」に乾杯!!!

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 この原稿は、試合後のスタンドで仕上げているのですが、このまま(ラジオ文化放送、そして「J−Wave」で、くっちゃべった後!)、一回読み直しただけで、メディアセンターから「アップ」しようと思います。かなり「乱」でしょうがネ。そんなことには、もう構わない。何といったって「生きた原稿」ですから・・。それにしても、長くなってしまいました。

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 明日は、早めにカシマスタジアムへ向かい、ロシア対チュニジアを観戦する予定。その後は、もちろん「ドイツ対アイルランド」。ドイツが「本当に吹っ切れているのか」を、しっかりとこの眼で確かめてきますよ。まあ・・たぶん大丈夫・・とは思っているのですがネ。

 湯浅の「マイチーム」、日本代表、セネガル、そしてドイツ。彼らの活躍に、いまのところは、非常に気持ちのよい湯浅です。

 もちろん彼らが負けたりしても、構いません。私にとっては、「内容だけ」が大事ですからネ。




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