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湯浅健二著『サッカー監督という仕事』・・4月4日刊行!! 本日、五刷りが決定!!(新潮社)・・そしてドイツ便りも少し・・(2000年7月7日、金曜日)


●新潮社刊


どうも、湯浅です。いまドイツにいるのですが、落ち込み気味のドイツサッカーに、久しぶりのポジティブ大ニュースが・・。2006年ワールドカップ開催国にドイツが決定したのです。先ほどまで原稿を書いていたハンブルクのキャフェでテレビの実況生中継を見ていたのですが、そのときの(キャフェにいた)ドイツ人たちの喜びようといったら・・。あまりにも暗いニュースが続いていましたからネ。歓声を上げながらの抱き合いパーティー・・ってな様相を呈していましたヨ。もちろん私も一緒になって・・。

これからドイツサッカー界(社会全体)では、経済面も含め、様々な「動き」が爆発的に活性化するでしょう。とにかく、その「動き」から生ずる「リソース」を、「正しい」ベクトル上で、有効に活用して欲しいと節に願っている湯浅です。来週には、ドイツサッカーコーチ連盟主催の国際会議が始まるのですが、そこでどのようなディベートが展開されるか、今から楽しみで仕方ありません。そのことについては、機会を見つけて報告することにします。ご期待アレ・・。それでは、拙著について・・

やっと、新刊「サッカー監督という仕事(新潮社・・1400円)」ができあがり、4月4日に書店に並んだのですが、それから一週間後には、すぐに重版が決定し、そして本日(7月7日)五刷りが決まりました。どうもありがとうございます。5月21日の日曜日には、朝日新聞の書評に取り上げられ、5月28日には報知新聞で、5月29日には、週刊ポストで、その後もサンケイ新聞や北海道新聞などでも紹介されました。

 かなり苦労した新刊・・、内容は、過去数年間に書きためてきたコラムの集大成として、内容を「テーマごとに」まとめ直し、加筆しました。私の自信作です。

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 恥ずかしながら、新潮社の宣伝文を・・・

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 サッカー的発想は、すべての道に通じている──

 すぐれた指揮官には、人の心を動かすチカラがある──いかに汗かきプレーの重要性を説き、厳しい心理戦を制するか……ドイツ協会公認サッカーコーチの資格を持ち、ビジネスマンでもある著者が、名将ヘネス・ヴァイスヴァイラー、ベンゲル、日本代表監督トルシエなどの例を織り交ぜ、サッカー監督がやるべき仕事を体系的に描く。サッカーの魅力と愉楽をより深く知るためのユニークな一冊!

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 サッカー監督という仕事 * 目 次

氈@監督の資質
  1 もっとも大事な資質はパーソナリティー
  2 理不尽なボールゲームだからこそ
  3 指揮官の自信
  4 ドイツのコーチ養成コース

   何よりもまず大切なこと
  1 考えることを教える──インテリジェンスと集中力
  2 子供のサッカーだからこそ
  3 いかに地道な努力を……
  4 ベンゲルの深遠な発言
  5 システム超越プレーの魅力──日本代表vsアルゼンチン(一九九八・十一月)
  6 ルックアップの重要性──「首振り」中田

  。 攻めの戦術的エッセンス
    1 「良いサッカー」って何だ
  2 本当の勝負は「ムダ走り」で決まる
  3 スペースへ! スペースへ!
  4 「仕掛け」の魅力
  5 エゴ勝負プレーとロジック組織プレー
  6 イメージ・シンクロプレーは美しい!
  7 ある高校サッカー観戦記

  「 守りの戦術的エッセンス
  1 守備は攻撃の裏返し
  2 マンチェスター・ユナイテッドの芸術的守備
  3 簿ランチはチームのハンドル

」 サッカーという心理ゲーム──心理マネジメントの方法
  1 心理的な悪魔のサイクル
  2 プレッシャーと友達になる──ブライトナーのPK
  3 いかにしてルール破りに挑むか
  4 競争なきチームは衰退する
  5 悪魔のサイクルからどう抜け出すか──レッズの場合
  6 キーワードは「個人事業主」──フランスw杯への道

、 「才能」をいかに使うか──スター・マネジメントの難しさ
  1 10番を救い出せ
  2 汗かきプレー
  3 中田英寿とドゥンガの場合
   ■シンプルプレーの天才、中田英寿
   ■ドゥンガのリーダーシップ
  4 ちょっと心配なスターたち
   ■小野伸二へのメッセージ
   ■エゴイストたれ、柳沢

  ・ 監督が試合でやるべきこと
  1 チーム戦術とゲーム戦術はどう違うか
  2 采配の妙はどう生まれるか
  3 ハーフタイムの奇跡

 ●よろしくお願いします・・・湯浅より・・




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