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- 2010__後藤健生さんとの「W杯」対談「生」本のお知らせ__「日本代表はなぜ世界で勝てたのか?」・・アスキー新書より・・8月10日に発売開始したそうですが、翌日には重版が決定したそうな・・
- 「よ〜し、それじゃ、オレ達が南アフリカから成田に降り立ったら既に本ができ上がってるっちゅう感じでやろうぜ・・成田空港の本屋さんで買えるとかさ・・」
本書の構想は、そんな軽いノリではじまりました。出版社の方は、そんな私の言葉を聞いて、とても不安げな表情を浮かべていたけれど、実際にワールドカップがはじまってからの展開によっては、まったく本にならないかもしれないのだから仕方ないよね。
でも大会が進むにつれて、対談本を作ることに対する本気度は、俄然アップしていったのですよ。
何せ、我々の「マイチーム」である日本代表が、ものすごく立派に闘い抜き、見事に決勝トーナメント一回戦へ駒を進めただけではなく、私の第二の故郷であ
るドイツの代表チームも(わたしの第二のマイチーム!)、それまでのドイツの無骨なサッカーイメージを見返すかのような華麗な組織サッカーで抜群の存在感
を発揮しはじめたのだからね。こちらのやる気が「天井知らず」になるのも道理だったというわけです。
対談パートナーの後藤健生さんは、私が心からレスペクトする論客。対談のなかでは、激しいディベートもあったけれど、それでもお互い、相手の意見はよく
聞き、最後は尊重する。それでも、「アイ・アンダースタンド・・バット・アイ・ドント・アグリーッ!!」ってな基本姿勢は頑固に貫くわけなのです。あは
はっ・・。
私にとっても、とても素敵な学習機会になったわけだけれど、我々の「激しいディベート」がどこだったか、読者のみなさんに分かるかな〜〜・・。「何いっ
てんだ〜〜っ!!」とか、「ふざけんなヨ〜〜ッ!!」なんていう罵り合いはなかったと思うけれど・・さて〜〜・・あははっ・・
実際の対談だけれど、それは、トーナメントの「中日」を利用し、インターネット回線が安定しているヨハネスブルクのメディアセンターから「スカイプ」を
介して東京とつないで行いました。決して「スカイプ」の宣伝をするわけじゃないけれど、とにかく素晴らしいソーシャル・サービスですよね。
わたしは、「スカイプ」に対して感謝しているから、(プリペイドで)課金される「スカイプ電話」もよく利用してますよ。先方が「電話」の場合、とても便
利なのです。あっと・・もちろんスカイプ電話が「安いから」ということもあるけれど・・あっ・・いえ・・安いからです・・あははっ。
ということで始まった対談。その内容は、大会の展開そのままに、まさに「悦びにあふれた生の声」のオンパレードということになりました。それはそうだ。何せ、我々自身が、大会をとことん楽しんでいたんですからね。
そして、そのことこそが、本書の、もっとも重要なコンセプトでもありました。心から沸き上がってくるような自然な「悦び」をダイレクトに伝える生の声・・。
最初の「スカイプ対談」は、日本が敗退した決勝トーナメント一回戦の直後に行いました。でも私の(第二の)マイチームは残っている。だから、「生の声」はまだ熱気ムンムンだったはずです。
ただスカイプ対談の二回目は、準決勝でドイツが負けた直後に行ったから、少しトーンダウンしていたかもしれません。とはいっても、日本とドイツに対する
評価はとてもポジティブだったし、世界サッカーを正しい方向へ引っ張っていける「美しく勝負強い」バルセロナが・・アッ、間違い・・スペイン代表が、決勝
に進出したことで、まだまだポジティブなマインドは高みで安定していたはずです。
そして最後の対談は、東京へ戻ってから出版社の会議室で行いました。そこでの最初のテーマは、もちろん、スペインとオランダのファイナル。編集者の方が
その話題に入ろうとしたとき、後藤さんが、ポツリと一言。「決勝戦ね〜・・もう、忘れちゃったよ」。それは、我々のそのときの感性をモノの見事に表現して
いたよね。後藤さん・・、センスいいよ。
要は、それほど、現地から「悦びにあふれた生の声」をダイレクトに伝える作業が、とても新鮮な経験だったということですかね。幸い、本書の8割以上は、そんな生の声で埋め尽くされていますよ。私も、読み返すたびに、身体中を熱い思いが駆けめぐったものです。
既にネットでの販売がはじまった本書。ワールドカップ本としては、雑誌関係を除けば、最も早い出版物になるのでは・・なんて編集者の方が言っていた。
でもネ、我々にとっては、早いことなんて、まったく意味のない価値観なのですよ。我々にとっては、とにかく、「悦びに満ちあふれた熱い生の声」を、ダイレクトに、生活者の皆さんに伝えられるかもしれないということこそが、エキサイティングな出来事なのです。
ちなみに副題は、「岡田ジャパン・・歓喜の理由」、「最強の論客二人が徹底討議!!」とあるけれど、実際の内容は、岡田ジャパンのことだけじゃなく、世
界サッカーのトレンドや、各国、選手の分析、将来の展望など、多岐にわたって散りばめられていますからね、ご安心あれ。何せ、後藤健生さんと私の対談なん
だから。
とにかく、読者の皆さんと、我々の「熱い生の思い」をシェアできたら、それほど嬉しいことはありません。
既に「アマゾン」では購入できるようになっています。また、出版社の紹介ページは「こちら」。
ちょっと告知(プロモーション活動)には早過ぎるかもしれないけれど、とにかく「生本」だから・・。熱〜く、お知らせしちゃいます。
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