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2014_J2_第13節・・いや、ホント、とても面白いゲームだった・・だから両チーム監督と話し込んだ・・(ヴェルディvsギラヴァンツ北九州、 1-0)・・(2014年5月11日、日曜日)

いや、ホントに、ホントに、面白かった。時間が経つのを忘れた。

まさに、ダイナミックな均衡サッカー。互いに、イニシアチブを握り合い、攻め合った。

そんなエキサイティングマッチのポイントは、まず何といっても、ヴェルディが完全に復調したこと。聞くところによると、このゲームが、今期ホーム初勝利なんだそうだ。フ〜ン。

まあ、たしかに彼らは、内容はさておき、結果には恵まれていなかった。

その大きな要因だけれど、私の印象では、集中力が途切れて足が「半歩」出なかったり、マークすべき相手をフリーで行かせてしまったり、また攻撃では、目標 スペースへ全力で走り込まなければならない状況で「様子見」になってしまったり、ゴリ押しのドリブル勝負を仕掛け過ぎたり・・ってなことだったように思 う。

要は、攻守にわたって、肝心要の「小さな勝負所」での意志が足りなかったということ。

それが、ここ数試合で、大幅なイメチェンを果たした・・と思う。

だから、ヴェルディ監督、三浦泰年に聞いた。

・・私は、攻守にわたって、選手たちが、ボールがないところで何をやっているかを観察する・・その視点で、今日のヴェルディは、これまでとは、かなり違った・・彼らは、粘り強く、最後の最後まで闘いつづけたと思う・・

それに対して三浦泰年は、例によって真摯に、こんなニュアンスの内容をコメントしてくれた。曰く・・

・・サッカーに特効薬はない・・日々のトレーニングを積み重ねていくなかで、次のゲームへ向けて、必要なところを修正したり、自分たちが志向するサッカーを確認したりする作業を、粘り強く繰り返していくことでしか、チーム全体の進化は叶わない・・

・・そのプロセスのなかで、選手たちが、我々の言葉にしっかりと耳をかたむけるようになった・・またチーム内で、しっかりとコミュニケーションを取るようにもなっている・・そんなプロセスを経るなかで、選手たちのサッカーに取り組む姿勢も格段に向上しているんだ・・

・・彼らは、自分の苦手なプレーにも積極的に取り組むようになったし、縁の下の力持ち的なハードワークにも精進している・・そんなポジティブな変化のなかで、チームとしてどう闘っていくのかという共通理解(イメージ)を深化させていこうと思っている・・

フムフム・・。いいね。

それに対して、ギラヴァンツ北九州。

こちらも、ビックリするほど良いサッカーを展開したんだよ。

監督の柱谷幸一は、よい仕事をしている。だから聞いた。「柱谷さんにとって、自分たちのサッカー」とは?

それに対して柱谷幸一が、真摯に、こんなニュアンスの内容をコメとしてくれた。曰く・・

・・一言で表現したら、攻守にバランスの取れたサッカーということですかね・・

・・そのためには、選手一人ひとりが、常に、自分主体で判断し、そして決断して行動しなければならない・・でも、ウチには、そんな(自己主張の強い!?)タイプの選手が多いから、そんなに難しいことではない・・

・・たしかに守備については、チーム戦術的な決まり事を徹底させるけれど、それ以外は、あまり選手たちに指示することはない・・また攻撃では、創造性を大事にしているし、ウチには、それが得意な選手が多いから・・

・・たしかに、相手に守備を固められたときなどは、仕掛けのタテパスを要求することはある・・それによって、相手ディフェンスブロックから、一人でも引き 出せたら、そこに出来たスペースを活用できるでしょ・・でも、まあ、そんな基本的なベクトル方向は示すけれど、それを実現するのは、あくまでも選手たち自 身でなければならないと思っている・・ウチの場合は、その方がうまくいく・・

・・最後になりましたが、私は、不得手なコトを矯正するよりも、得意なコトを発展させるようなポジティブコーチングを意識しているんですよ・・

フムフム・・、柱谷幸一も、良い仕事をしている。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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