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2015_J2_第5節・・両監督との対話・・(ジェフvsセレッソ、4-4)・・(2015年4月1日、水曜日)

「ウチのチームには悪い習慣(クセ)がある・・それは、積極的にタテへ仕掛けていくリスクチャレンジの姿勢が足りないことだ・・だからこれからは、その絶対的ベースになるメンタルも改善していかなければならない・・」

皆さんもご覧になったとおり、このゲームは、時間を追うごとに、解説の必要がないほどの最高ドラマへと変容(成長)していった。

そのことについて、冒頭のようなニュアンスの内容をコメントしたセレッソのアウトゥオリ監督も、こんなふうに表現していたっけね。

・・両チームとも、最高にタフな闘いを、最後の最後まで魅せつづけた・・それは、まさにサッカーの根底的な魅力が凝縮されたゲームだったと言えるだろう・・この内容のサッカーだったら、世界のどこに出しても、観る者を魅了するに違いない・・

そして最後に・・

・・そう、だから、このゲームの勝者は、サッカー(そのもの)だったんだよ・・

さすがにアウトゥオリ監督、粋な表現じゃないか。

だから、聞いた。

・・今アウトゥオリさんは、ロジックを超えた最高のドラマだったとか、この試合での勝者はサッカーだったなどと言われた・・私も、全面的にアグリーです・・

・・だからこそこのゲームは、アウトゥオリさんが言われる、タテへ積極的に仕掛けていかないセレッソの悪い癖を矯正する、とても効果的な学習機会になったと思うのだが・・

そんな問いに対して、アウトゥオリさんは、例によって真摯に、笑顔もみせながら、こんなニュアンスの内容をコメントしてくれたっけ。曰く・・

・・そう、その通り・・

・・「2-0」というリードを奪われた選手たちは、攻め上がっていかざるを得なくなった・・彼らは、フッ切れた勢いでタテへ仕掛けていったのだ・・そして、積極的に仕掛けていけば、何らかの果実を得られるという真実を、再び体感することができた・・

・・その体感は、必ずや次の発展につながる・・その意味でも、このゲームは、我々にとって、とても大事な意味をもっていた・・

いいね、アウトゥオリ。今シーズンのセレッソも、とても魅力的な学習機会を提供してくれそうだ。

ということで次に、優れたプロコーチ、関塚隆さんが率いるジェフ千葉。

関塚隆さんには、こんなニュアンスの質問を投げかけた。

・・ジェフが「2-0」というリードを奪った時点で、誰もがジェフの完勝をイメージしていたに違いない・・それほど、「2-0リード」までのジェフは、素晴らしくソリッドな組織サッカーを展開した・・

・・特に、ダイナミックでスムーズ、そしてクレバーな連動性を魅せつづけた組織ディフェンスが素晴らしかった・・

・・ただゲームは、「2-0」となってから、まさに風雲急を告げた・・

・・誰も予想だにしなかった程にドラマチックな展開へとゲームが変容していったんだ・・そして終わってみれば、壮絶な打ち合いの末の引き分け・・

・・そんなゲーム展開の大きな変容のバックボーンは何だったのだろうか?・・ジェフ選手たちの足が「半歩」後れを取るようになったのか、それとも、セレッソ選手たちの足が「一歩以上」伸びたのだろうか??・・

そんな問いに対し、関塚隆さんは、例によって真摯に、またダイナミックな勢いを込めて、こんなニュアンスの内容をコメントしてくれたっけ。曰く・・

・・このゲームは、両チームが全力でせめぎ合う、ダイナミックな勝負マッチになった・・そこでは、互いに、数センチの違いが勝負を分けた・・我々も、数センチの「スキ」を突かれた・・

・・おっしゃる通り、2-0になってからのセレッソはフッ切れた・・私は、そんな彼らの勢いを加速させたのは、フォルランがブチ込んだ、セレッソの1点目だったと思っている・・

・・あのタイミングで、難しいタテパスを一発コントロールし、そして信じられないほど素早いタイミングでシュートをブチかましてゴールを奪った・・

・・多分フォルランには、GKのポジショニング含めたシュートコースが、事前に、明確に見えていたんだと思う・・それこそ、まさに世界の超一流のプレーだった・・

・・その後もフォルランは、まさに、ここしかないという危険なコースにラストクロスを通し、そこに、他の外国人選手がしっかりと入り込んでゴールを決めた・・

・・そんな、世界レベルのプレーを、J2でも体感できる・・まさに、これ以上ないほど貴重な学習機会・・それは、本当に幸せなことだと思う・・

優れたプロコーチ関塚隆。いいね・・

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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