トピックス
- 2016_天皇杯3回戦・・優れた組織があればこその「才能プレー」の饗宴・・(フロンターレvsジェフ、4-1)・・(2016年9月22日、木曜日)
- ・・基本は、選手たちの気づきの内容ですよね・・
・・彼らは、我々が、原則的に、どのようなサッカーをやろうとしているのかについては、しっかりと理解しているはずです・・
・・だから、あとは、一人ひとりの意識と意志(イメージング能力!?)に拠ってプレーの内容と質に差が出てくるということですね・・
・・もちろんビデオは使いますよ・・ビデオは・・
・・でも、それって一つの状況(例示)にしか過ぎないじゃないですか・・
・・大事なことは、選手たちが、変化しつづけるシチュエーションに応じ、攻守にわたって、どのようにプレーすべきかを、常に考えつづけ、そして正しいイメージにしたがって(勇気をもって!?)実行していくことだと思っているんです・・
・・そう、主体的なプレー姿勢のレベルアップですよね・・
フロンターレ風間八宏監督が、私の質問に応えて、そんなニュアンスの内容をコメントしてくれたっけ。
いいね・・
質問のバックボーンには、こんなグラウンド上の現象(流れの変容!?)があった。
それは、フロンターレのサッカー内容が、ある選手交代をキッカケに、大きく好転したという現象でした。
ゲーム立ち上がりから、フロンターレの「動きのリズム」は、とても鈍重だった。
だから、流れのなかからは、まったくといっていいほど、ジェフ守備ブロックの「ウラのスペース」を突くような仕掛けを繰り出していけなかったんだ。
そんな「鈍重な流れ」は、後半になっても変わらない。
そこで、フロンターレ風間八宏監督が動いたっちゅうわけさ。
先発の橋本晃司と森本貴幸に代えて、三好康児とエウシーニョを投入したんだよ。
そしてフロンターレの、人とボールの動きのリズムが、格段に改善していった。
この現象は、とても興味深かったんだ。だから、風間八宏監督に質問したというわけさ。
コメントの冒頭では、もちろん、「動きのリズムに乗れない選手たちは、まだいるということですね・・」と、正直に述べていたっけね。
もろちん、「・・とはいっても、彼らにしてもまだまだ伸びている最中だし、今日のゲームでは、ジェフの守備がよかったのと、彼ら自身が調子に乗れなかったという背景はあったと思いますよ・・」と、フォローすることは忘れなかった。
そう・・、そういうことなんだろうね。
この、フロンターレの「人とボールの動きのリズム」というテーマについては、新連載「The Core Column」で発表した「このコラム」を参照してください。
とにかくいまの「J」では、ダイレクトパス・コンビネーションを散りばめた、スマート(高質)で危険な組織サッカーという視点で、レッズとフロンターレが双璧だからね。
あっと・・
風間八宏さんも言っていたように、この試合でのジェフは、とても立派なサッカーを展開したという事実を忘れちゃいけない。
最後は「4-1」という大差をつけられちゃったけれど、レギュラーの90分間でのサッカー内容では、ジェフも引けを取っていなかったんだよ。
いや・・、完璧にフロンターレを凌駕した時間帯もあったよね。
特にジェフ選手たちが、フロンターレの「人とボールの動きのリズム」を、しっかりと把握し、それを意識してボール奪取勝負プロセス(ディフェンス)を創っていたのはインプレッシブだった。
そう、フロンターレがブチかます「動き」に惑わされたり、釣り出されたりせず、あくまで、しっかりとボールの意図を「読んで」、次、その次に対応する・・っちゅう、クリエイティブな守備。
良かったですよ。
関塚隆監督からチームを引き継いだ長谷部茂利さんも、とてもハイレベルで優れた仕事をしているということだろうね。
とはいっても、そんな立派なサッカーを展開したジェフだったけれど、結局は・・
そう、大久保嘉人の才能に沈められてしまったんだ。
とはいっても・・
そう、その大久保嘉人だけれど、前述したサッカー内容の好転ポイントまでは、鳴かず飛ばずだったんだよ。
やはり、彼の「個の才能」は、フロンターレの「人とボールの動きのリズム」が良くならなければ、本来のチカラは発揮できない・・っちゅうことだね。
そう、大久保嘉人、中村憲剛、小林悠、大島僚太、エウシーニョ等などのフロンターレが誇る「個の才能」連中は、フロンターレがブチかます「人とボールの動きのリズム」があればこそ、最高の性能を発揮できるっちゅうわけさ。
さて次は「J」。
日曜日は、レッズとフロンターレのゲームを「連チャン観戦」する予定です。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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