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- 2017_ACL・・牛若丸(中村憲剛)に乾杯!!・・(広州恒大vsフロンターレ、1-1)・・(2017年3月14日、火曜日)
- やった〜〜っ!!
フロンターレは、まさに立派としか表現しようのない高質な組織サッカーで、順当に、「勝ち点1」をもぎとった。
それにしても広州恒大は、相変わらず勝負強いサッカーを展開したよね。
組織的な攻め上がりでは、パウリーニョ、リカルド・グラル、アランというスーパーな外国人を中心に、その(個のプレーをうまく活用して!)周りの中国代表選手が、サポートに動き回る。
また、カウンター(後述)でもセットプレーでも、個のチカラを前面に押し出した「強さ」をブチかます。そりゃ、勝負に強いはずだ。
また守備にしても、例によって、強烈にパワフルでスピーディーな中国代表選手たちが、強い、本当に強いボール奪取プロセスをブチかます。
それも、しっかりとした「スペース感覚」に支えられた高質な組織(連動)ディフェンスだからね。
まあ、監督が、「あの」フェリペ・スコラーリということを考えれば(以前はイタリアのリッピ!!)、彼らの、ディフェンスにおける連動イメージが洗練されつづけているのも頷(うなづ)ける。
そんな、強烈に強い連動(組織)ディフェンスをベースに、狙いすましたボール奪取から(特にパウリーニョ!!)、外国人だけで、超速の必殺カウンターをブチかましちゃうんだよ。
そんな、勝負に強い(強烈な個のチカラをうまく使い切るような!!)戦術サッカーだから、最初の頃は、フロンターレも苦労させられた。
それでも、何度かの大ピンチをしのいだフロンターレは(何度もビッグラックに恵まれたぜ!!)、牛若丸を中心に、しっかりと組織的に攻め上がっていけるまでに進化していったんだよ。
そう、一つのゲームの中での成長。
その成長が著しかったのは、相手が強い広州恒大だったからに他ならない。
相手が強いからこそ、「自分たちのサッカーでゲームを支配しチャンスを創りだせる・・」と体感した選手たちの中で、本物の自信が芽生え、充実し、展開していったっちゅうわけだ。
もしかしたらそれは、不確実なサッカーだからこその「現象」だったのかもしれない。
そのフロンターレ・・。
「J」の前節(ホームでのレイソル戦)をダゾーンで観たけれど、そこで彼らが展開したサッカーも、とても充実していたよね。
なかでも、牛若丸は、特筆の「センス」を魅せまくっていた。
36歳にもなった牛若丸が、まさに「キレキレ」だったんだよ。
もちろん、全体的な運動量は、徐々に下降ベクトルに入っているんだろうけれど、そんなネガティブ変化を補って余りある、まさにスーパーな「攻守のサッカーセンス」だった。
私は、そんな牛若丸の、攻守にわたる忠実でスマートな「高質センス」を心から楽しみながら、バイード・ハリルホジッチ代表監督も、いつか、そんな牛若丸の底力を必要とする場面が訪れるかもしれない・・なんて思っていた。
あっと・・牛若丸は、すでに「代表のバックアップメンバー」に入っていたんだっけね。
ところで、ここにきて、調子を二段階アップさせているようにも思えるフロンターレ。
その立役者は、何といっても、鬼木達監督でしょ。
実は私、風間八宏監督の後を継いだ鬼木達監督には、チト不安を感じていたんだよ。
でも、そんなネガティブな感覚も、徐々に霧散しはじめている。
彼は、風間八宏が築いた「高質な組織サッカー」をしっかりと発展させられる・・そう感じはじめたんだよ。
あの「タイプのサッカー」でも、しっかりと勝ち切れるチーム。そう、美しく勝つ」という究極のコンセプトを志向して・・。
このテーマについては、(しつこいけれど・・)「The Core Column」で発表した、「こんなコラム」や「あんなコラム」を参照してくださいね。
そのうちにエウシーニョも戻ってくるだろうし・・ネ。
後は、「超天才」家長昭博を、このサッカーに、いかに「ポジティブな補強」として組み込んでいけるのか・・というテーマに取り組むわけだ。
それは、とても興味を惹かれるテーマではあるよね。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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