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2017_ACL(ベスト16)・・次のリターンマッチには、ものすごく重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包される・・(済州vsレッズ、2-0)・・(2017年5月24日、水曜日)

ちょっと落胆。

でも気を取り直して・・

まあ、誰が観ても、ゲームの「構図」は明白だったよね。

例によってゲームを支配するレッズに対し、ものすごく忠実でハードなボール奪取勝負から、一発の(ショート)カウンターを狙う済州。

先制ゴールのヘディングシュート場面も、組織が十分に整っていないレッズ守備ブロックが「余裕をもって」受け止められなかった・・という視点で、相手のスピードスター「11番」に右サイドを突っ走られたカウンターだった。

その後も、2度、3度と、完璧なカウンターを決められかけるレッズ。その都度、「あっ・・やられた!」と、フリーズしていた。

たしかにツキに恵まれていたことで失点は免(まぬが)れたけれど・・

そんな危険なカウンターをブチかまされた要因は、何といっても、レッズ攻撃における前後の人数とポジショニングがアンバランス気味(チト押し上げすぎ!?)だったこと。

また、済州ディフェンスが、あまりにもハードなプレッシャーをブチかましてきたことで、仕掛けのタテパスではなく、どちらかといったら、そのプレッシャーを「かわそう」とする安全パスが、比較的多かったという事情もありそうだね。

そう、相手が、もっともイメージしやすい(インターセプトやトラップ瞬間のアタックを狙いやすい!)ポゼッション展開の安全パス。

その済州のカウンターだけれど・・

もちろん済州は、仕掛けのタテパスを引っ掛けるといった中盤でのボール奪取だけじゃなく、レッズのセットプレー崩れからも、忠実に「爆発」しつづけていた。

済州のカウンター爆発・・

彼らは、素早い攻守の切り替えから、とにかく忠実に、タテのスペースへ飛び出していくんだよ。そのカウンターの流れを補強するサポートの飛び出しも含めてネ。

その勢いは、まさに「爆発」という表現がふさわしいっちゅうわけさ。

そのカウンターが効果的である背景には、済州の前戦プレイヤーたちの足が、ものすごく速いというポイントもある。

とにかく、ドリブル勝負でも、タテへのフリーランニングでも、レッズ守備は、四苦八苦だった。

そんなカウンターに対して、済州の組み立て攻撃は、基本的には「個の勝負のブツ切り」傾向が強いから、そんなに怖くない。

とはいっても、仕掛けの流れが、「これしかない」ってな状況になったら、ボール絡みとボールなしのアクションが、とにかくフルパワーで連動していくから、怖い。

とにかく、済州の「意志の強さ」は、とてもインプレッシブではあったんだ。

でも・・

そう、対するレッズも、しっかりとチャンスは創りだしていたよ。

前半は、立ち上がり0分にズラタンが放ったダイレクトシュートシーンだけじゃなく、森脇良太のミドル弾、宇賀神友弥と柏木陽介が絡んだコンビネーションから、最後はズラタンがブチかましたダイレクトシュートの場面。

また後半は、(消極的なパスなど!!)変なカタチでのボールロストが減ったし、周りも、次のカウンターに備えるポジショニングを効果的に構えられていた。

だからこそ逆に、済州に「組織的に攻め上がられた」状況では、何度も、効果的なカウンターをブチかませたっちゅうわけだ。

そう、興梠慎三を中心にした一発タテ攻撃。

それ以外でも、森脇良太が、二つ目の惜しいミドルシュートをブちかました。

また、ズラタンの、とても惜しいヘディングシュート場面や、ダイレクトパス・コンビネーションで李忠成が抜け出したビッグチャンスもあった。

とにかく、済州がイメージする、レベルを超えて「危険なゲーム戦術」は、もっとも効率的に「勝ち点につながる」サッカーであることは論を俟(ま)たない。

もちろんレッズは、そんな済州の「やり方」は、十分すぎるほど分かっていたはず。

だからこそ前半に何度も決められかけたカウンターピンチが、とても気にかかるわけさ。

とにかくスピードで、まったくついていけていなかったんだよ。

また(特に前半は!?)、局面デュエルでの強さを感じなかったし、ボールがないところでのマーキングが甘く、ボール絡みでも、簡単にタテパスを出させていたよね。

もちろん後半のディフェンスは好転したけれど、どうも、前半の「やられっぱなしイメージ」が、今でも尾を引いているんだ。

まあ、仕方ない。

それでも、埼スタでのホームゲームでは、何とか面目躍如のサッカーを魅せて欲しいと願っているのは私だけじゃないはず。

済州がブチかます「あの」徹底サッカーだからネ、少しでも「弱気」になったら、大パワーでたたみ掛けられ、何発も超速カウンターを決められちゃうのがオチでしょ。

そうではなく、「済州が狙っている勝負イメージ」を逆手に取る方策を練り、チーム一丸となって、最高の闘う意志と集中力で一泡吹かせて欲しいんだよ。

次のホームゲームは、いまのレッズにとって、主体的なチャレンジという意味でも、またとない学習機会になるはずだしね。

ところで、済州のカウンター戦術を逆手に取る方策・・

レッズ選手たちが、しっかりと済州のカウンターを意識してプレーすれば(≒タテの人数とポジショニングバランスの微調整によって効果的にカウンターの芽を摘めれば!?)、多分ポゼッションは「フィフティー状態」になるはず。

そしたら、レッズにも(この後半のように!)最高のカウンターチャンスが訪れるはずだし、ダイレクトパスを織り交ぜたコンビネーションからのサイド攻撃にしても、より威力を発揮させられるはず。

そして、そんな「忍耐ゲーム戦術」によって、もし先制ゴールまでも奪えたら、済州の心の乱れを誘い、今度はレッズが、確実に「勝負の流れ」を掌握できるはず・・と思うわけさ。

とにかくレッズは、リターンマッチを、「次のステップへの飛翔チャンス」だと捉え、最高の集中力でグラウンドに立つべきだと思う筆者なのだ。

そこで何らかの「成果」を挙げられれば、その4日後のリーグ戦、「強い」レイソルとの勝負マッチにも、大きく活かされるに違いない・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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