トピックス


2017_J2_第29節・・ヴェルディ躍進の原動力というテーマ・・また良い仕事をしている高木琢也という視点も・・(ヴェルディvsV・ファーレン長崎、2-1)・・(2017年8月20日、日曜日)

・・ね〜ね〜、後藤さん・・高木琢也も、長崎を良いチームに仕上げているよね・・

・・そうそう・・高木琢也は、これまで、行く先々で、とても良い仕事を積み重ねていますよ・・

・・ホントに、彼は、良い仕事をしている(筆者)・・

・・現役時代の彼は、そんなに才能あふれる選手じゃなかったけれど、プロコーチとしては、進化をつづけているよね(後藤健生さん)・・

・・そうだよね・・福岡の井原正巳もそうだけれど、才能に恵まれていなかった分、現役時代は、しっかりと考えつづけながら工夫を重ねていた・・それがなければ、(選手として)あそこまで上り詰めることは出来なかったでしょ(筆者)・・

・・そう・・だから、監督になっても、積極的に様々な工夫を懲らす(考えつづける!?)ように選手たちをマネージできるということなんだろうね(後藤健生さん)・・

記者会見で、後藤健生さんと、そんなハナシをしていたっけ。

そう、負けはしたけれど、長崎も、とっても立派なサッカーを展開したんだ。その証明が、今の成績っちゅうことさ。

でも・・

そう、この試合では、ヴェルディが「少し」内容で上回っていたとせざるを得ないかも・・。

でも、この「少し」というニュアンスを正確に表現するのは至難のワザ。

攻守ハードワークの量と質にしても、局面デュエル(闘う意志のレベル)にしても、選手たち自身が積極的に考え、勇気をもってプレーするという心理的な姿勢にしても、甲乙つけ難いんだよ。

フィジカル、テクニカル、タクティカル、サイコロジカル、ラック・・等など、サッカーの「質」を左右する要素は、たくさんある。

この試合での両チームについて、それらを正確に比較し、表現するのは難しいんだ。

でも・・

そう、ヴェルディには、ドウグラス・ヴィエイラがいる、アラン・ピニェイロがいる。

また、攻守にわたる中盤ダイナミズムの原動力とも言えるちびっ子コンビがいる(もちろん梶川諒太に渡辺皓太のことだよ!!)。

はたまた、ロティーナさん曰くの「格段の勇気」を表現するために(!?)、サイドバックから攻撃的サイドハーフにコンバートされた安西幸輝がいる。

要は、チーム全体の「戦術的なチカラ」が拮抗している場合、やはり、個のチカラの内実で「差」を創りだすしかないっちゅうことなのかもしれないね。

そう、この試合では、選手フォーメーション(イメージング内容)と、選手(タイプ)の組み合わせに、とても効果的に手を入れたロティーナ・ヴェルディが、様々な意味合いで「フェアに奪い取った」勝利を手にしたということかもしれない。

特に・・

そう、前述した「ちびっ子コンビ」が秀逸だった。

彼らについては、前回コラムでも触れたけれど、とにかく、攻守にわたって、しっかりと仕事を(ハードワーク)を探しつづけるんだ。

それが、チームの勢いの源泉になっているという事実について、異論を唱える方は少ないに違いないと思いますよ。

でも・・

そう、一点を守り切らなきゃいけないという後半の時間帯に、あろうことか、ミッドフィールドの主役である梶川諒太に代えて、攻守ハードワークに(この期に及んでも!!)大きな課題を抱えている高木善朗を投入してきたんだよ。

たしかに、ロティーナさんの期待どおり、最初のころは、しっかりとボールを追い掛け(守備参加)、パスを受けたら、しっかりとボールをキープできてはいた。

でも・・

そう、それも5分くらいだったね。

その後は、中盤での仕事を探さない、スペースでパスを引き出すフリーランニングがない・・等など、私に言わせれば、サボりまくりの高木善朗だったんですよ。

そんな彼の課題については、以前から言いつづけている。

高木善朗は、ヴェルディのチーム戦術を機能させるという視点で、大きなブレーキだって・・

そりゃ、良いカタチでボールを持てば、誰にもできないプレーを「たまには」魅せるさ。

でも・・基本的には、「それ」だけ・・そう、典型的なボールプレイヤー・・

とにかく彼は、一人でゲームを決定づけてしまうような世紀の大天才、ディエゴ・マラドーナじゃないんだよ。

まあ、たしかに、傑出した才能には恵まれている。

でも、「それ」が、完璧に、諸刃の剣としてネガティブに作用している(周りにもネガティブな影響を振りまいちゃう)。

もちろん私は、そんな高木善朗でも、何かのキッカケで、真のブレイクスルーを果たし、「ホンモノの良い選手」になるって期待しているわけだよ。

だからこそ、しつこく、高木善朗の「悪口」を書きつづけるのさ。

まあ、全体パフォーマンスが何倍にも増幅している今のヴェルディじゃ(そのチーム戦術的な機能性の中では!)、まったくと言っていいほど勝負メンバーに入れる余地はない。

だから、残り15分くらいのタイミングで、相手をピックリさせる攻撃パフォーマンスに期待してグラウンドに送り込むくらいしか使いようがないっていう体たらくなんだ。

とにかく、昨日のJ1マッチ(レッズvsFC東京)で名前を挙げたレッズ選手たちなども含め、才能に恵まれた彼らが、様々な意味合いを内包する「真のチームプレイヤー」へと脱皮できるかどうかに注目しましょう。


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]