トピックス
- 2017_ルヴァンカップ準決勝・・それにしても、渡邉晋さん率いるベガルタのイメチェンには、素敵なコノテーションが満載だ〜・・(フロンターレvsベガルタ、3-1)・・(2017年10月8日、日曜日)
- ・・質問へのコメントですが、長くなってもいいですか??・・
わたしの質問に答えはじめる前に、ベガルタ渡邉晋(すすむ)監督が、監督会見を仕切るフロンターレ広報の熊谷さんに視線をはしらせた。
たぶんフロンターレ広報の熊谷さんは、時間が押していることもあって、明確に反応しなかった(できなかった)のでしょうが、そんな曖昧な雰囲気のなか、渡邉晋さんが話しはじめました。
あっと、私の質問ですが、それはこんな感じでしたかね。
・・このところ、ベガルタを観る機会に恵まれているのですが、とにかく、そのポジティブなイメチェンぶりに舌を巻いているのですよ・・
・・要は、以前のように、しっかり守ってカウンターといったリアクションサッカーではなく、しっかりとイニシアチブを掌握する積極サッカーへイメチェンしているということなのですが・・
質問が、長い、長い・・スミマセンね・・
だから、渡邉晋さんのコメントも含めて、短くまとめることにします。
要は、ゲームのイニシアチブを握りながら、素晴らしく積極的な(魅力的な!)サッカーを展開するベガルタと渡邉晋さんに、どんな「変化」があったのか・・という質問でした。
それ程いまのベガルタは、美しく勝つサッカーを志向しているっちゅうことです。
私は、心のなかで、「いいね〜・・多くのプロコーチが、危険を承知で(!)そのタイプのサッカーにチャレンジしようとしている・・」なんて、感慨にひたっていたものです。
ということで、渡邉晋さん・・
彼もまた、自分の意志で、そんな「リスキーサッカー」にチャレンジしていくことを決断したっちゅうわけです。
そこには、2015年に彼が、手倉森誠さんからチームを引き継いだ頃からの、「様々な情緒的揺動の(!?)歴史」があるということでした。
最初の頃は、うまく勝てず、クラブの意向として、守ってカウンターを繰り出していくリアクションサッカーへと傾いた時期もあったらしい。
でも・・
そう、それでは、チームを進化させるという目標からは明らかに遠ざかってしまう。
だから渡邉晋さんは、昨シーズンあたりから、攻守ハードワークの内実を見つめ直すことも含めて、チームの意識改革に取り組みはじめたのだそうだ。
もちろん「それ」は、選手たちにとっても、最初の頃は、冷や汗がにじむような「リスクチャレンジ」だったことだろうね。
でも彼らは、渡邉晋さんを信じて突き進み、いまの魅力的に勝てるサッカーを実践できるようになったということなのでしょうね。
もちろん渡邉晋さんは、そのプロセスにおける(戦術&心理)マネージメントでは、選手たちに、主体的、積極的に、責任感の在り方も含めて考えさせたんでしょ。
そして、勇気をもって(主体的に!)リスクへチャレンジするプレー姿勢を高揚させていった。
そんな創造的なチーム作りプロセスは、興味深いことこの上ないね。
一度、仙台へ行ってみようかな・・なんてことまで考えたよ。
それに私は、中学校時代は仙台だったわけだから・・(わたしは、2年半、台原中学校に在籍したことがあるんです・・)。
あっと・・蛇足。
とにかく、レッズと対峙したリーグ戦の内容や、ルヴァンカップでの大活躍を観て、そのポジティブな大変身ぶりに、いたく感銘を受けていた筆者だったということが言いたかったのであ〜る。
へへっ・・
ということで、このゲームでのベガルタも、存分にチカラを発揮し「尽くした」んだ。
とにかく誰一人として受け身の消極プレーなどに陥ることなく、常に「覚醒した心理状態」と「強烈な意志」をもって、攻守の局面デュエルに臨みつづけていたんだよ。
もちろん総合的なチーム力では、フロンターレの方が上。
でもベガルタは、そんな「現実を体感」しながらも、決して怯(ひる)むことなく、攻守ハードワークとリスクチャレンジプレーをブチかましつづけたんだ。
いや、ホント、恐れ入った。
あの闘いは、一人の例外もない全員が、積極的に仕事(ハードワーク)を探しつづけることで挑んでいったエキサイティング勝負だった。
自らが、瞬間的に変化しつづける状況での「攻守の具体的な目標」をイメージングし、決して「やらされる」のではなく、自分主体で、勇気をもってチャレンジしていったんだよ。
あっ・・ゴメン・・繰り返しが多かった・・へへっ・・
皆さんもご存じの通り、わたしは、美しく勝つサッカーという視点で、いまの日本サッカーを先頭に立って牽引する鬼木達フロンターレを、心から応援しています。
でも、この試合では、両チームに対し、同等の声援を送らざるを得なかった。
それって、精神衛生上も、とても健康的なコトなんだよね。
その事実も、強烈な刺激をもって再認識させてくれたエキサイティングマッチ。
その意味でも、とてもハッピーにさせられていた筆者だったのであ〜る。
へへっ・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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