トピックス
- 2017_レッズに欠けてしまった(!?)最後の半歩・・(2017年7月26日、水曜日)
- 最後の半歩・・
わたしは、それに、物理的なアクションだけじゃなく、勇気も含む意識や意志とイメージングの内容、またグラウンド上での、「互いの声のかけ合い」等など、人の言動(コミュニケーション)に関わるすべてのコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包させて考えます。
しょっぱなから難しい表現になってしまったけれど、とにかく、人が「動く」ときのバックボーンのことなのであります。
無意識のうちに効果的アクションにつながる「気づき」やイメージングの内実も含め、やはりサッカーは「意志のボールゲーム」なんだよ。
あっと・・
昨夜帰国し、爆睡の後、セレッソ対レッズ戦を「ダゾン」しました。
もちろん、まず最初に「フ〜〜ッ」という溜息が出た。
でも、めげずに、最後の半歩というテーマに考えをめぐらせた。
守備では・・
まあ、ここで指摘するまでもなく(選手たちが一番分かっているように!?)、パスの受け手(決定的スペース)に対する意識(イメージ)が出来ていない・・とか、最後のシュートピンチに対する意識(イメージ)も出来ていない・・とか、さまざまな「現象的」な課題はあるさ。
でも・・
そう、やっぱり最後は、「ここに来るかもしれない・・」で、しっかりとアクションが起こせているのか・・という意志(集中力)のテーマに尽きるんだよ。
タテパスを簡単にトラップさせ、ラストクロスを送り込ませてしまう・・
中央では、フィニッシャーを「フリー」にしてしまう・・
意識と意志が強ければ(勝負へのイメージングが明確であれば!)、必ず、カラダを寄せたり、カラダを投げだす等、最後の瞬間に、相手を「自由にさせない」守備プレーにつながる。
でも・・
ほとんど全員が、足を止め、様子見になっている。
また攻撃でも・・
何度かは、しっかりと3人目、4人目が、決定的スペースを狙ったフリーランニングを敢行しているシーンを目撃した。
そんな「流れ」に入ったら、確実に、チャンスの芽が出てくると感じられた。
でも・・
そう、多くの場面で、「ボールがないところでの動きの量と質」が、とても、とても減退していると感じられたんだ。
それじゃ、彼らが志向する(しているはずの!?)ダイレクトパス・コンビネーションと個のドリブル勝負の高みのバランスサッカーが機能するはずがない。
要は、そんな「後ろ向きのマインド」が、悪性のビールスとなって、チーム全体に蔓延しはじめている・・と感じるんだ。
もちろん「誰が悪い・・」というわけじゃなく、誰にもある「意識と意志の空白」が増幅し、それがチームの機能性を蝕(むしば)んでいる・・ということかもしれない。
私は、ミハイロ・ペトロヴィッチが築いてきた、美しく勝つサッカーを、心からサポートしている。
「それ」が、日本サッカーにとって、リアクションではなく、あくまでもアクション(リスクチャレンジ)しつづけるような「美しい発展」につながると確信しているからね。
そんなレッズが、様々な意味合いで、崩壊の危機に立たされている。
それを観たり、感じたりするのは、つらい。
以前、「The Core Column」で、「刺激」というテーマで、「こんなコラム」や「あんなコラム」を発表したことがあった。
そこじゃ、ドイツ留学当時の、スーパーストロングハンド「語学講師」の方のハナシ、またラモス瑠偉も含めた、瞬間的なグラウンド上のリーダーシップ(刺激)というテーマをあつかった。
要は、冒頭に書いた「互いの声のかけ合い」に象徴される、チーム内での「強烈な刺激の交錯」という心理メカニズムのことサ。
誰も、(誰がキッカケかは別テーマとして!)最後の半歩を出さなくなったら、そんなネガティブウイルスは、すぐに、そう瞬間的に、チーム内に蔓延しちゃうんだ。
セレッソ戦の後、柏木陽介が、こんなニュアンスの発言をしていたとか・・
互いにケンカしなきゃいけないのかも・・
そう、刺激のぶつけ合い(ぶつかり合い)。
前述の「ラモス瑠偉ケース」でも書いたけれど、味方に文句を言ったら、まず自分がアクションを起こさなきゃいけなくなる。
「言うだけ番長」は、すぐに蔑(さげす)みの対象になるでしょ。
普通の感覚(日本人の個人事業主)だったら、そんなコトに耐えられるはずがない。
とにかく、「あの」スーパーなレッズサッカーが、「ここ」で途絶えちゃうのは、ホントに忍びないんだよ。
まあ、とはいっても、不確実な要素が満載しているサッカーチームは「究極の軟体の生き物」だし、そこじゃ、さまざまな「個人事業主の思惑」も交錯し、錯綜するよね。
わたしは、そんな「物理的&心理的メカニズム」について、読売サッカークラブ時代だけじゃなく、本場のフットボールネーションでも、繰り返し体感している。
ここで、チョット視点を変えて・・
たしかに、そんな「悪魔のサイクル」が、再び、善循環サイクルへ戻っていくというケースは、たしかに、そんなに多くはない。
でも・・
そう、私は、一つのプロチームが、人員の刷新なしに、個人事業主たちの様々な「パーソナリティー(本音!?)のぶつかり合い」などを経て、そんな難しい局面から抜け出せたケースを知っているんだよ。
とにかく、ここでは・・
不確実なファクター満載のサッカーは、究極の「意志のボールゲームである!」ということが言いたかった筆者なのであ〜る。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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