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2018_女子アジアカップ決勝・・(またまた!)やった〜〜っ!!・・オメデトウ、高倉なでしこ〜〜!!・・(オーストラリアvsなでしこ、0-1)・・(2018年4月21日、土曜日)

まさに、(心から誇りに思える!)ギリギリの優勝・・

なんて表現したらいいだろうね・・

粘勝!?・・爆勝!?・・巧勝!?・・へへっ・・

でも、やっぱり・・

極限の「闘う意志」に支えられた、勇気マンマンの積極チャレンジング・ビクトリー・・ってな感じですかね。

何せ、なでしこは、スピードでもパワーでも、はたまた組織(戦術的な)サッカーの内実でも、オーストラリアにイニシアチブを握られつづけたわけだから・・。

そんな厳しい状況を(自らの意志で!!)突き破っていくように・・

そう、今回は、予選リーグ対戦での立ち上がりの闘い方(ゲーム戦術イメージ!?)とは、まったく違ったんだ。

彼女たちは、最初から、(何度オーストラリアに攻め込まれても、イニシアチブを握られても!!)ガンガンと「前からの勝負」をブチかましつづけたのさ。

中盤での、(走りまくっているからこそ実現できた!)人数を掛け、うまく連動しつづける、ボール奪取プレッシング勝負。

また・・

ゴール前での、忠実な(そして覚醒の!)マーキング&カバーリングや、身体を投げ出してブチかましつづけるシュートブロック。

そして攻撃でも・・

立ち上がりの押し込まれる展開からすれば、勇気を失うのが普通なのに・・

我らが「なでしこ」は、何度ボールを失っても、ガンガンと押し上げ、人数を掛けて、積極的にリスクへもチャレンジしつづけるんだ。

もちろんオーストラリアも、いつものように、前からのプレッシングサッカーを仕掛けていった。

ガチンコ勝負・・!?

そう、実力のオーストラリアが、全体的なイニシアチブを握るカタチでね・・

そして、だからこそ、いま現在の、両国の「サッカー界での立ち位置」が明確に見えてきた。

そう、オーストラリアが、「個の能力の単純総計・・」という視点だけじゃなく、戦術的に洗練されたスマートイメージというポイントでも、明らかにアジアの頂点に君臨しているんだよ。

でも、なでしこは・・

そう、その事実を、明確に「体感させられている」にも関わらず、前述したように、決して怯(ひる)むことなく、ボール奪取プレッシングだけじゃなく、次の攻撃への「押し上げダイナミズム」でも、強烈な前への勢い(闘う意志)を加速させていったんだ。

攻撃での「なでしこ」は、たしかに限界が見えていた。

でも彼女たちは、何度ドリブルやコンビネーションを失敗しても、フリーランニングが空振りしても(パスをもらえなくても!)、粘り強くチャレンジしつづけた。

私は、そんな「なでしこ」を観ながら、思っていた。

彼女たちは、日本サッカー界のアイデンティティー(誇りを感じさせてくれる存在!!)に返り咲きはじめている。

最後に・・

この優勝には、カタチ以上の価値があるという事実を主張したい。

それは・・

そう、実力の差を体感させられているにもかかわらず、勇気マンマンの(強烈な意志ベースの!)リスクチャレンジを最後の最後までブチかましつづけ、それを優勝に結びつけたこと。

この成果は、自信と確信レベルの着実なアップというカタチで、必ず「次」につながる。

そう、2011年に、最高の粘りで世界の頂点にたち、その後の、世界の女子サッカーのトレンドを引っ張りつづけた「初期なでしこ」のように・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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