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2019_J_入れ替え_2・・徳島ヴォルティス(リカルド・ロドリゲス監督)は、とてもクレバーに、メリハリあるサッカーを展開し、順当に勝ち進んだ・・(徳島ヴォルティスvsモンテディオ山形、1-0)・・(2019年12月8日、日曜日)

そうそう、このテーマだよ・・

試合の後、すぐに、ヴェルディvsヴォルティス戦のコラムを読み返していた。

また、先週の、昇格プレーオフ1回戦(アルディージャvsモンテディオ戦)のコラムも・・ね。

ヴェルディとのリーグ戦コラムでは・・

徳島ヴォルティス監督、リカルド・ロドリゲスによる、勝負マッチに臨むうえでの「イメージ創り」の内実に、ヴェルディ戦のサッカー内容を投影していたんだ。

・・モンテディオ山形が積極的に攻め上がってくることを前提に、まず、人数&ポジショニングバランスを意識したブロック守備を、しっかりと機能させる・・

・・そして・・

・・カウンターだけではなく、次のディフェンスまで意識した組織オフェンスの(攻撃に参加する押し上げ人数とポジショニング調整!?)マネージメントをクールに機能させつづける・・

・・ポゼッションを標榜するイメージが強いヴォルティスだけれど、ゲームの(相手の)内容に応じて、柔軟に、展開イメージをフィットさせる・・

・・たしかに、引き分けでも「次のベルマーレとの決戦」へ駒を進められる彼らではあったけれど・・

・・決して、ブロック守備への意識を強くさせ「過ぎる」コトがない・・

・・そんな、メリハリの効いた優れたバランス感覚を、選手たち自身が、グラウンド上で、主体的にマネージしているコトこそが、リカルド・ロドリゲスのウデの証明だと感じていた・・

・・リカルド・ロドリゲスの戦術&心理マネージメントに、拍手!!・・

ということで・・

ゲームを観ながら、そんな、とてもスマートな、メリハリある徳島のゲーム(戦術)マネージメントに舌鼓を打っていたんだ。

そして・・

先週の、昇格プレーオフ1回戦(アルディージャvsモンテディオ戦)コラムで提議したテーマ。

それは、ホームチームが享受するはずの、理論上の(見せかけの!?)アドバンテージ。

そこでは、そのアドバンテージの内実に、間接的に、疑問符を投げかけたっけ。

でも・・

そう、この試合での徳島ヴォルティスの試合っぷりは、そんな「形式的な数字アドバンテージ」を超越していたんだよ。

このことは、冒頭のヴェルディ戦でも言えたことだけれど、彼らは、守備を「安定」させながらも、それに「過ぎることなく」、常に、次の攻撃チャンスを狙いつづけていたんだ。

そう、猛禽類の眼・・でね。

だから、攻守ハードワークと「局面でのデュエルの内実」にメリハリを効かせた、ヴォルティス選手たちの「勝負イメージ」が素晴らしい・・という印象が、強烈に残ったのさ。

さて、これで、ベルマーレとの決戦の対戦カードが決まった。

もちろん私も、馳せ参じます。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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