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2019_J2_第24節・・これからの永井秀樹ヴェルディの進化&深化プロセスには、興味をそそられるネ・・(ヴェルディvs町田ゼルビア、1-0)・・(2019年7月28日、日曜日)

それにしても・・

相馬直樹ゼルビアがブチかます、とても、とてもチャレンジャブルな攻撃サッカーは、いつものことながら、インプレッシブの極みではありました。

そして、そんな積極プレー姿勢が、最後の最後まで減退しなかったことも賞賛に値する。

もちろん、それは、ある意味リスキーなサッカーではある。

でも相馬直樹は、「それこそが、進化&深化につながる積極サッカーだ・・」として、そのコンセプトを変えるつもりは、さらさら、ない。

このテーマについては、「リスクチャレンジこそが進化の唯一のリソース・・」ってな論を展開した「このコラム」もご参照あれ。

そう、「美しい質実剛健サッカー」を目指して・・。

プロコーチとして、立派な態度だよ。

敬意・・

そして、永井秀樹ヴェルディ。

たしかに町田ゼルビアに攻め込まれるシーンもあったけれど、全体的には、町田の「前からプレス守備」の勢いを、しっかりと受け止められたという評価がフェアだろうね。

前への仕掛けエネルギーを受け止められた・・!?

ここでは、ボールを奪い返してからの攻撃において、ゼルビアの「セカンド・ブレス」をかいくぐるような「人とボールの動き」を効果的に繰り出せていたっちゅう意味合いだね。

あっ・・と・・

それだけじゃなく、もちろんヴェルディも、町田に勝るとも劣らない勢いの「前からプレス守備」を魅せていたんだよ。

そんな、「攻撃的なボール奪取プロセス」という視点では、両者ともに譲らなかったと思う。

でも・・

そう、そのプロセスにおける「ボールへの集中エネルギー」という視点では、たしかに町田ゼルビアに一日の長があった・・っちゅうニュアンスなんですよ。

フ〜〜ッ・・ホントに難しいネ・・

大きく変化しつづけるサッカーゲームの「流れ」や「状況」を言葉で表現するのは・・

ということで・・

両チームの、シュートチャンスを創りだすプロセス(攻撃イメージングの内実)にも、微妙なニュアンスの相違がある・・っちゅうディスカッションにも触れなきゃいけない。

町田ゼルビアは・・

ボールを奪い返した後、なるべく、素早くシンプルな「プロセス」でタテへ仕掛けていこうとする。

それに対してヴェルディは・・

しっかりと人とボールを動かすことで、ゼルビア守備ブロックを動かし(彼らのバランスを崩し!?)、そこで出来た(出来つつある!?)スペースを攻略していこうというイメージ・・!?

ちょっと、まだ、永井秀樹のチーム戦術イメージを十分に把握できていないので、こんな大雑把な表現になってしまったけれど、まあ、大きく外れてはいないと思いますよ。

まあ、ということで・・

そんな両チームだから、パス総数が大きく違うのも道理っちゅうことだね。

もちろん、「仕掛けのタイプ」として、どちらが正解・・なんてコトは言えるはずない。

それでも、一つだけ言えるのは・・

攻撃における、唯一の「正しいコンセプト」が、プロセスを常に変化させながら、相手の守備イメージングを崩していく(逆を突く!?)ってことなんだ。

そう、攻撃プロセスに変化を与えるというコンセプト・・

人とボールを動かしつづける、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを基盤に、そこに個のドリブル勝負をしっかりとミックスさせていくのもいい。

でも・・

そう、そんな「緻密な遅攻」だけじゃなく・・

たまには、組み立てプロセスでも(!!)一発ロングや、アバウトなアーリークロスをブチかます「チカラ業」を使ったり、ロング&ミドルシュートをぶちかましたり等など・・

そんな、変化に富んだ攻撃プロセス(選手たちのイメージング内容)こそが、大事なんだ。

まあ、とはいっても、永井秀樹ヴェルディが繰り出すオフェンスプロセスでは、そんな、変化を演出しようとする「意志の兆し」も感じられるけれど・・ね。

頼もしいね。

とにかく、これからの永井秀樹ヴェルディに期待しましょう。

PS:それにしても、永井秀樹ヴェルディになってからの井上潮音の「爆発ぶり」と、山本理仁の「爆発マインドを内に秘めたクールなプレーぶり」には目を見張る・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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