トピックス
- 2019_ルヴァンカップ決勝・・ゲームが、スーパーにドラマチックでエキサイティングな勝負マッチへと成長していった・・・・(コンサドーレvsフロンターレ、3-3, PK=4-5)・・(2019年10月26日、土曜日)
- ・・「あの内容」で負けてしまったら、確実に尾を引くと思っていた・・
それは、フロンターレ鬼木達監督が語ったなかで、もっとも強く印象に残ったコメントだった。
また彼は・・
・・結局は、メンタルが(意志の内実が!?)勝負を決定づけるということですね・・
・・ってな素敵な内容も、コメントしていたよね。
フムフム・・
そう、サッカーは・・
イレギュラーするボールを足であつかうことで、瞬間的に状況が変化してしまうなど、不確実な要素が満載だからこそ、一人ひとりが覚醒した闘いをブチかまさなきゃ、納得できる「成果」など決して残せない「究極の意志のボールゲーム」というわけさ。
そして最後は、個々人が、勇気をもって、自由にプレーしなきゃ(攻守ハードワークとリスクチャレンジをブチかましていかなきゃ!)何かを生み出すことなど出来ないんだ。
だからこそ監督は、選手たちの(個々人の!)意識と意志を、常に最高レベルまで高めつづけなきゃいけないんだよ。
バランスの執れた自己犠牲マインドを基盤にしているからこその(本物の!)自己主張・・!?
そのバックボーンとなるのは、究極の主体性と積極性・・!?
何か、言葉の遊びみたいになってきた・・
とにかく、グラウンド上でプレーするのは選手たち・・ということが言いたかった。
だからこそ監督は、「志向すべきサッカー」をチーム内で共有させ、その実現に向けて、選手一人ひとりの意識と意志が、主体的に(そして積極的に!)表現されるように、実効ある心理マネージメントを心がけなきゃいけないんだよ。
えっ・・!?
もっと分かり難くなった!?
要はさ、選手一人ひとりが、攻守ハードワークとリスクチャレンジに「主体的&積極的」に取り組んでいくことこそが、チームマネージメントの究極の目標っちゅうことだね。
フンッ・・
とにかく、その視点で、両チームは、ホントに立派なサッカーを展開したと思うわけさ。
そして、だからこそゲームが、スーパードラマチック&エキサイティングな勝負マッチへと成長していった。
とはいっても・・
そう、冒頭の鬼木達さんのコメントに、如実に表現されていたように、スペース攻略プロセスをバックボーンにした「ゴール機会」という視点じゃ、やっぱり、フロンターレに一日の長があったんだ。
そんなシーンを観ながら、何度も、「どうしてアレがゴールにならないの??」なんていうクエスチョンマークが、アタマのなかを駆けめぐったモノさ。
とはいっても・・
そう、対するコンサドーレも、立派な、ホントに立派な攻撃サッカーを展開したんだ。
(日本サッカー史に残る!)優れたレジェンドプロコーチ、ミハイロ・ペトロヴィッチの面目躍如。
たしかに、人とボールの動きや、スペース攻略プロセスの「内実」では、フロンターレに一日の長がある。
そして選手たちは・・
そう、グラウンド上で、その事実を、もっとも切実に体感させられつづけているんだよ。
だから、普通だったら・・
ボールまわりのデュエルでビビッたり、攻撃プロセスで、自分のマークを放り出して前方スペースへ飛び出していくことに(3人目、4人目の決定的フリーランニング!)逡巡したりする。
でも、ミハイロ・コンサドーレは違う。
彼らは、相手の方が(ちょっとだけ!?)強いと体感させられるプレッシャー(理環環境)のなかでも、決して、攻守ハードワークやリスクチャレンジへの意欲が、変に減退することがないんだ。
私は、そんな「事実」に、ミハイロに率いられたコンサドーレが、リーグでの(特異な!?)存在感を、際立たせられているバックボーンを感じていた。
特異な存在感・・
それは、もちろん、攻守にわたる、特筆に値する積極的なチャレンジ姿勢に、他ならない。
イビツァ・オシムが率いていたジェフ市原のイメージが甦ってくるじゃないか。
あっと・・
日本サッカー史に残る、スーパーなドラマチック&エキサイティングな勝負マッチ・・という視点。
まあ、その、血湧き肉おどるゲーム展開については、ビデオやネット、また他の記事サイトなどを参照してくださいネ。
ということで最後に・・
こんな、誰もが手に汗にぎる魅力あふれるスーパー勝負マッチを創りあげてくれた両チームの選手&スタッフ諸君に対し、心からのレスペクトと感謝を捧げます。
アンタ方は、「J」のアイデンティティ(誇り)として、その発展プロセスにおける、とても重要なコノテーション(言外に含蓄される意味)を明示してくれたと思う。
ホントに、有難うございました。そして、お疲れ様でした。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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