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2020_AFC_U23_3位決定戦・・やっぱり、サッカーの内容と結果の相克というテーマが面白い・・(ウズベキスタンvsオーストラリア、0-1)・・(2020年1月25日、土曜日)

もちろん私は、どんなゲームでも、ある仮説を設定して観戦する。

・・たぶん、ウズベキスタンの組織サッカーが、オーストラリアのフィジカルを上回って勝つ・・

・・そう、準決勝での韓国のようにネ・・

・・(ウズベキスタン監督)デュルロビッチ、ガンバレ〜ッ!!・・

そんなイメージなのだけれど・・さて〜〜・・

この導入部は、これからの本編コラムの執筆にあたっても書き直さず、残します。

へへっ・・

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さて・・

何か、気合いが乗っているから、例によっての「ライブ感コラム」っちゅうことにしよう。

・・ということで・・

・・立ち上がり・・

・・オーストラリアが、フィジカルにモノを言わせて押し込んでいく・・

・・でも、簡単にシュートチャンス(ゴール機会)を創りだせるわけじゃない・・

・・やはり、サイドからの放り込み&こぼれ球が狙い目なんだろうね・・

・・一度などは、偶発的にハイボールになった状況で、オーストラリア選手が、飛び出してきたウズベキGKに対して、ヒジで「カチ上げ」しながらアタマで押し込んだシーンがあった・・

・・でも、レフェリーが見逃すはずがない・・

・・ノーゴールで、ウズベキスタンのフリーキックという判定・・

・・当たり前だ〜〜っ・・

・・基本的な構図は、オーストラリアが、パワーで(局面デュエルで!)ウズベキをしのぎ、それをベースに支配「傾向」を強めてはいる・・

・・でも・・決してスペースを攻略できているわけじゃない・・

・・チカラ業の、ゴリ押し攻撃・・

・・たしかに、ウズベキ陣内でプレーする時間は長いけれど・・

・・でも、スペースを攻略できない分(要はウズベキ守備ブロックの組織を乱せていないから!?)、次のウズベキのカウンターが、とても効果的に決まりはじめるんだよ・・

・・そのウズベキのカウンターだけれど、ビックリするほど危険・・

・・その背景には、もちろん、オーストラリアが、人数を掛けて攻め上がっている状況がある・・

・・それと・・

・・そう、ウズベキがブチかます、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションも、冴えわたっているんだよ・・

・・その、人数を掛けた(この瞬間的な攻め上がりがスゴイッ!!)、鋭いカウンターには、別格の、危険なニオイがしていたものさ・・

・・そして・・

・・オーストラリアのパワー任せの寄せを、まさに「空気投げ」よろしく、トントント〜ンで、置き去りにしちゃうんだ・・

・・そして、そのまま、素早く、広くボールを動かしながら、スペースを突いていく・・

・・やっぱり、これまでの、ウズベキに対するオレの評価は、まちがっていなかった・・

・・ちょっと、ハッピー・・

・・ガンバレ〜ッ!! ウズベキスタン・・

・・ガンバレ〜ッ!! デュルロビッチ〜〜ッ!!・・

・・そして・・

・・前半も残り15分あたりから・・

・・イニシアチブ状況が、大きく変わっていくんだよ・・

・・そう、ウズベキスタンが、サッカー内容からすれば理の当然といえる主導権」を、ガッチリ握りはじめたんだ・・

・・彼らの、人とボールの動き(そのリズム)は、もう、ホントに抜群・・

・・美しい・・

・・面白いネ〜〜・・

・・デュルロビッチは、もちろん、こんなゲーム展開「も」想定していたんでしょ・・

・・オーストラリアは、フィジカルが落ちてきたら(要は前からプレス守備の勢いに陰りが見えはじめたら・・)、サッカー内容で我々が上回れる・・

・・フムフム・・

・・リュビンコ(LJUBINKO)デュルロビッチ(DRULOVIC)・・

・・いいね〜・・

・・日本に帰ったら、調べてみよう・・

・・でも、取り敢えず・・

・・セルビア出身の51歳・・

・・国内だけではなく、ポルトガルなどでもプロ選手として活躍・・

・・監督の経験も、セルビア、ポルトガルなど豊富・・

・・フムフム・・

・・あらら〜・・

・・そんなコトを考えていたら、ウズベキスタンが主導権を握りながら、ハーフタイムに入ってしまった・・

・・さて後半・・

・・前半の「最後の時間帯」と同じような展開で立ち上がったね・・

・・でも・・

・・ギャッ!!・・

・・オーストラリアが、まさに起死回生の一発カウンターを決めちゃった・・

・・ニコラス・アゴスティーノ・・

・・素晴らしいカウンターの流れを、最後の最後まで貫きとおす、素晴らしい突破ドリブルだった・・

・・そして最後は、冷静なシュートを、ゴール右隅に決めた・・

・・フ〜〜ッ・・

・・こんなカウンターチャンスは、前半の立ち上がりに、ウズベキでも観られたよね・・

・・ゲームの流れとは相容れない「勝負の流れ」・・

・・だから、変容しつづけるサッカーゲームの観戦と分析は、止められないんだ・・

・・そんなコトを思っていたら・・

・・イニシアチブの内容を強めていたウズベキスタンの23番ボゾロフが退場になってしまうんだよ・・

・・ボールにとどかないにもかかわらず、足の裏を見せて、相手と接触(相手の腹に蹴りを入れるってな格好・・)・・

・・まあ、足の裏を見せて飛び込んだことも含め、たしかに危険なプレーだったから、レッドになってもおかしくない・・とは思ったけれど・・

・・その後は、予想したとおり・・

・・ウズベキスタンが、一人足りないにもかかわらず、積極的に攻め上がるなかでチャンスの流れまで創り出してしまうんだよ・・

・・でも、そのチャンスは、やっぱり「本物のゴール機会」とまでは形容できない・・

・・組織サッカーを標榜するウズベキだから、人数が一人欠ける影響は、攻めが「個」に偏るチームよりは、確実に大きなものになる・・

・・えっ!?・・

・・どうして、アイツは、アソコにいないの??・・とかね・・

・・ノールックパスも多いウズベキのコトだから、なおさらだね・・

・・そんな、こんなで、結局そのままタイムアップということになってしまった・・

・・会見でのデュルロビッチは、何度も、自分たちのサッカーを誇りに思っていると語っていた・・

・・それでも、わたしの、「人々の記憶に残るチームを創りたいか・・?」、それとも「記録に残るチームを創りたいか・・?」という、例によっての質問に対して・・

・・オレは、このチームをオリンピックに連れていくためにバンコクまで来たんだ・・

・・その目的を達成できなかったことに対しては、プロとして責任をとらなきゃならない・・

・・それでも、会見が終わってからの立ち話では・・

・・わたしが、ブランコ・ツェベッチや、日本で活躍するミハイロ・ペトロヴィッチを個人的に知っているというハナシをしたら・・

・・そう、もちろん、本音を語ってくれたさ・・

・・もちろん、内容が大事だよ・・内容が・・

ということで、このコラムは、ここでフィニッシュだけれど、それにしても、残念至極だね。

では、また明日(決勝)〜〜・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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