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2022_ACL・・ フロンターレ・・相手の術中にはまった残念な結果・・まあ、ウルサンの徹底した戦術サッカーに拍手するしかない・・レッズ・・しっかりと実力の差を魅せつ けた・・(ウルサンvsフロンターレ、3-2)、(レッズvsセイラーズ、6-0)・・(2022年4月27日、水曜日)

フ〜〜ッ・・

まず、ウルサンvsフロンターレ・・

まあ、仕方ない。

ウルサンは、Kリーグ首位チーム。

やっぱり、チカラはある。

そんな強いチームが、(ショート)カウンターを基本イメージにする戦術サッカーに徹するんだ。

もちろん、リトリートして、受け身にディフェンスラインを敷くなんていう低次元のやり方ではなく・・

人数&ポジショニングの組織バランスをしっかりとマネージしながら、「行く」ところは、しっかりとリスクにチャレンジするっちゅうわけだ。

その「行くとき」の勢いと、人とボールの動きは、さすがに韓国の一流チームだって感じた。

そんな、クリエイティブ(!)な戦術サッカーに対して、フロンターレは・・

しっかりと(イメージング的に!)ウルサンに対応しながら、イニシアチブを握り、人とボールを創造的に動かしながら、スペースを攻略していくんだよ。

そう、まさに、自分たちのサッカー。

とはいっても、相手は、堅いウルサン守備ブロックだからね、そう簡単には、スペースを攻略していけない。

とはいえ、全体的なフロンターレの流れは、とても良いんだよ。

それでも・・

そう、ツキにも見放された失点をつづけてしまうんだ。

たしかに、良いカタチを創りだし、2つの「追いかけゴール」は奪ったけれど・・

そう、後半がはじまって早々の、ウルサン必殺カウンターゴール(3点目)が痛かった。

とにかくウルサン選手たちは・・

チャンスの流れを感じた次の瞬間には、全力ダッシュで、スペースへ抜け出すんだ。

素晴らしく連動しつづけるボール奪取プロセス(守備)も含めて・・

ウルサンが魅せつづけた、そんな徹底した戦術サッカーに対して、同じサッカー人として、称賛の拍手をおくらざるを得なかった。

まあ、仕方ない。

これで(もちろん広州vsジョホールの結果を待たなきゃいけないけれど・・)、フロンターレの、自力での予選リーグ突破は難しくなった。

こうなったら、とにかく全力で最終戦を勝ち切り、天命を待つしかない。

ガンバレ〜・・

鬼木達フロンターレ〜〜っ。

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ということで、リカルド浦和レッズvsセイラーズ。

このグループ「も」、ポイント的には、かなりの混戦模様だったけれど・・

でもやっと、リカルド浦和レッズが、実力の差を魅せつけたっちゅうコトだね。

まあ、もう一つの勝負マッチ(テグvs山東)の結果を待ってから、最終順位の行方を探らなければいけないけれど、でもレッズの予選グループ抜けは、確実でしょ。

さて、ということで・・

このゲームでは、「実力差」というテーマに入り込みたいと思った。

何せ、相手のセイラーズは、個のチカラを秘めたスターを揃えているわけだから・・さ。

そんな相手に、レッズは、スペース攻略プロセス(攻撃)で「も」実力差を魅せつけた。

人とボールの動き(ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション等)と、個の勝負プレーの、高質なコラボレーションは、特筆だったんだよ。

でも、わたしは・・

そう、リカルド浦和レッズが、攻撃での「違い」を表現できた絶対ベースが、ボール奪取プロセス(守備)の優れた内実にあったって考えるのさ。

攻守の切り替え(トランジション)、チェイス&チェック、マーキングやカバーリング、協力プレスへの集散、そして最終勝負シーンでの「最後の半歩」などなどのファクター全般で、セイラーズとは、一日「以上」の長の差が見え隠れしていたんだよ。

セイラーズの攻撃陣・・

たしかに、個の才能レベルじゃ、決してレッズに、大きく引けを取っているわけじゃない。

いや、なかには、レッズの上をいくプレイヤーもいる。

でも、そんな「個の才能」が、組織として、うまくリンクしていないんだ。

だから、ブツ切りの仕掛けフローっちゅうコトになってしまう。

そう・・

組織的なスペース攻略プロセス(攻撃)では、かなり大きな差があったんだよ。

でも私は、その実力差のバックボーンを、ボール奪取プロセス(守備)の内実に、置きたいのさ。

だって・・

そう、次のスペース攻略プロセス(攻撃)での、人とボールの動き(組織プレー)のイメージングの内容は、ボール奪取プロセスの内実によって、広がりを魅せるわけだから・・。

ということで・・

これでリカルド浦和レッズは、実質的に、トーナメント進出が決まった!?

まあ、そういうことだね。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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