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2022_J2_第29節・・美しい質実剛健サッカーにつながる、素晴らしくダイナミックな動的均衡ゲームだった・・堪能した・・(トリニータvsヴェルディ、2-2)・・(2022年7月31日、日曜日)

まさに、名将に率いられた二つのチームの激突・・ってな構図になった。

城福浩ヴェルディ、下平隆宏トリニータ・・

両チームが魅せつづけた、積極的&攻撃的な「主体性プレー」の積み重ね。

だからこそ、美しい質実剛健サッカーへつながっていく。

そう、そんな両チームが対峙したゲームは、典型的な、魅力的&ダイナミック動的均衡ゲームってな様相を呈していたんだ。

まあ、たしかに後半のヴェルディでは、徐々に「燃料切れ」ってな雰囲気が漂っていたけれど・・さ。

でも、そのレベルまで、ギリギリの闘いを展開した「意識と意志とイメージング」の高さは、称賛に値する。

もちろん、トリニータにも、称賛の拍手をおくらなきゃいけない。

サッカー戦術には・・

攻守にわたるイメージングの「連動性」とか、局面での、ポジショニングやデュエルの内実などなど、注目ポイントは、たくさんあるけれど・・

とにかく両チーム選手たちは、瞬間的なシチュエーションで、常に、考えつづけ、前向きの決断をし、それを勇気をもって実行していた。

そんな印象を、最後まで持ちつづけながら観戦できた。

堪能したよ、ほんとに。

ところで、ダゾン解説を担当した、元日本代表の、増田忠俊。

素晴らしい内容を語っていたよね。

たとえば・・

互いに、前からプレスをブチかまし合う、ガチンコ対戦だからこそ・・

そう、だからこそ選手たちは・・

・・「あっ、いまサボったら、やられる」ってコトを、感覚的に理解していますよネ〜・・

・・等など・・

そのとおり。

前にも、何度かコラムで書いたけれど、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(前からプレス守備)では、「次のボール奪取プロセス」を、それまで以上に「充実」させなきゃいけないんだよ。

だからこそ、高い「意識と意志とイメージング」が必要なんだ。

両チームは、その「戦術的な事実」を、しっかりと理解しながら、意志のプレーを展開していたと思う。

イビツァ・オシム・・

彼が高く評価され、日本のサッカー人からレスペクトされたのは、そんな、次のボール奪取プロセス(守備)での意志のプレーが素晴らしかった~なんだよ。

あっと・・蛇足・・

とにかく・・

そんなグラウンド上の現象からも、両チーム監督が、素晴らしく優秀なプロコーチだっちゅう事実を、再認識させられるじゃないか。

ところで、ダゾンのカメラワーク(ズーミングワーク)・・

とても良かったと思います。

だからこそ、攻守にわたる両チームのイメージングのせめぎ合いを、しっかりと楽しめた。

勝負は、ボールのないところで、決まるんだよ・・ね。

そうんなんだよ・・

「結果」として「動き」がなかった最前線とはいっても、そのプロセスでは、両チームともに、ものすごい「イメージングのせめぎ合い」をブチかまし合っているんだ。

そんな、ホンモノの見所が、今日は、かなり高いレベルで堪能できたんだ。

ダゾンの皆さんに感謝です。

それにして・・

そう、後半のトリニータに創られた「あの」ヴェルディのビンチ・・

マテウスが、本領発揮したシーンではあった。

もちろん、ヴェルディ守備の集中力も、素晴らしかった。

とにかく・・

さまざまな視点で、堪能させてもらいました。

両チーム選手&ベンチのみなさんに、日本のサッカー人の一人として、称賛と感謝の拍手をおくります。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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