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2022_WM_15・・2時間ほど、気を失っていました(いや・・ベッドに入った!)・・この喜びを、表現する言葉が見つからない・・(日本vsスペイン、2-1)・・(2022年12月2日、金曜日)

フ〜〜ッ・・

ものすごい緊張と感動・・

その「喜び」は、1970年代のドイツ留学中に、ドイツ国家試験に合格して、ドイツサッカー協会と、UEFA公認のプロサッカーコーチライセンスを取得したとき以来だったかも。

いや、娘が生まれたときの喜びに勝るわけじゃないよな〜・・

あっ、スミマセン・・

また、その喜びには・・

森保一ジャパン(日本)が、ワールドカップで、ドイツに勝利するっちゅう、ドイツ時代からの私の夢が、現実のモノになったという背景もあるんですよ。

そんな、こんなで、見終わったとき・・

疲れ果てて、気を失うように、寝てしまった。

ということで、スミマセン、コラムアップが遅れてしまって・・

まあ、とはいっても、この感動と喜びなんて、言葉で表す必要ないよね。

だから、このコラムじゃ(わたしにとって!)目立ったポイント「だけ」を、短くまとめますよ。

まず、スペインとドイツがブチ込んだ、先制ゴールに秘められていた「意味」。

あっと・・

2、3時間、気を失っていた後、まずアベマで、コスタリカ対ドイツも、簡単に、観戦したんですよ。

そこで、まず気づいたのが、世界の強豪がブチ込んだ先制ゴールだったっちゅうわけさ。

そう・・

やっばり、クロスからの、ピンポイントのヘディング勝負だよな〜・・なんてね。

スペインも、ドイツも、「こんなゲーム展開」では、何が、もっとも強力な武器になるのか、よく知っているっちゅうコトなんだよ。

まあ、当たり前ではあるけれど・・さ。

こんなゲーム展開・・

相手(日本とコスタリカ!)のボール奪取プロセス(守備)の「イメージング」が、とてもハイレベルなだけじゃなく、その「集中力」も、突き抜けるような最高レベルに達する勝負マッチ・・ね。

だから、世界の強豪がイメージする「最終勝負」のキモは・・

そう、優れたピンポイントクロスからのヘディング勝負っちゅうわけだ。

それは、ある意味、守備側にとって「防ぎようのない仕掛け」になってしまうコトが、あるんだよ。

中央のフィニッシャーの「高さ」とか、中央でマークするディフェンダーの「眼前スペース」への、背後からの爆発ダッシュとか・・。

もちろん、クロスが、正確に、中央ゾーンで待つ「高さ」とか、「眼前スペースへの超速ダッシュ」にピタリと合うことが前提だけれどさ。

もちろん、それ以外でも、スペインにしても、ドイツにしても・・

そう、「ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション」という武器も持ちあわせている。

ということで、先制ゴールという「落ち着きリソース」を手に入れた後からは・・

世界トップ強豪のスペインにしても、ドイツにしても・・

仕掛けのタイプとして・・

組み立てからの「タメ&スルーパス」や、「勝負ドリブルをブチかます・・」ってな、最終勝負タイプも、うまくツボにはまりはじめるんだよ。

そのバックボーンは、攻守にわたる「局面デュエル」での優位性(現実)っちゅうわけだ。

そう、その局面デュエルで、ある程度の「イニシアチブ」を握っていると「感じている」選手たちの、落ち着き(心の余裕)が、どんどん増幅していったんだよ。

まあ、自然の成り行きっちゅうコトだね。

でも、逆に・・

その落ち着き(心の余裕)の増幅というファクターは、森保一ジャパンにも、当てはまったんだ。

そう、徐々に彼らは、(本当の意味で!?)フッ切れた、攻守にわたる「主体性プレー」を展開できるまでに、ゲームのなかで「学習」していったっちゅうわけだ。

そしてゲームが、動的な均衡マッチへと、成長していった。

たしかに、全体的なイニシアチブという視点じゃ、スペインに一日の長がある。

でも、前述した「局面デュエル」の内実という視点じゃ、森保一ジャパンの「意識と意志とイメージング」の内実も、試合中の(!!)学習プロセスによって、着実に「増幅」していったんだ。

そして後半・・

森保一は、堂安律と三笘薫をピッチに送り出す。

そして、その交替が、ツボにはまる。

同点ゴール&逆転ゴール〜〜ッ!!!

その内実については、また別にコラムをアップしますよ。

そして、もう一つのポイントが・・

逆転ゴールを奪ってからの、森保一ジャパンが魅せつづけた、ものすごく強烈な「意識と意志とイメージング」を内包する、ボール奪取プロセス(守備)。

このテーマについては、以前にアップした「吉田麻也の覚悟・・」ってな「コラム」も、ご参照あれ。

そこでの森保一ジャパンは、「あの」スペインを、まさに、心理的な悪魔のサイクルとも呼べる状態に「追い込んだ」んだ。

たしかに、何度かは、危ないシーンは創られた。

でも、権田修一先生の、勇気ある「主体性プレー」もあって、守り切れた。

あっ・・

そうか、ゴールキーパーには、「主体性プレー」しかないよな〜・・

へへっ・・

さて、「喜び」は、ここまで。

これで、予選リーグをトップで勝ち抜けたチームとして、決勝トーナメント1回戦で、「あの強烈に強い」クロアチアと当たることになった。

クロアチアは、ホントに、強いぜ。

まあ、とはいっても・・

ここまできたら、周りは、世界の強豪ばかりなんだから、もう、ここはフッ切れるしかない。

そう、「世界」という壁を打ち破りつづけている森保一ジャパンのことだから、これからも、打ち破った壁の「穴」を、どんどん広げてくれるに違いありません。

とにかく・・

希代の心理マネージャー、森保一と、日本代表チームに対して、日本サッカー人の1人として、心からの敬意と感謝の拍手を、おくる筆者なのです。

おめでとうございました。

そして、これまでのように、フッ切れた闘いをつづけ、「壁の穴」を、ゴリゴリと広げてください。

ガンバレ〜、森保一ジャパン〜〜・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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