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2023_J2_第26節・・自然条件によって、最終勝負への「ダイナミズム」が失われてしまった現実に、思いを巡らせていた・・(ヴェルディvs徳島、0-0)・・(2023年7月15日、土曜日)

フ〜〜・・

またまた、変なため息がもれた。

変・・

そう、自然条件がサッカー内容に及ぼす(大きな!?)影響を体感させられたからネ。

蒸し暑く、サッカーには殊の外ハードな日本の夏。

だから、ボール奪取プロセス(守備)では、チェイス&チェック(寄せ)と周りのプレーを、うまく連動させられない。

またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、ボールがないところでのアクションの量と質が上がってこない。

タイムアップ後の、プレイヤーの「疲労の表情」からは、自然状況の厳しさを、体感させられた。

どうなんだろうね〜・・

そう、取捨選択というテーマね。

「行く」ところと「待つ」ところに、しっかりとメリハリをつける必要があるんだろうな〜。

要は・・

「行き」過ぎたら、大事な「勝負の瞬間」に、突っ込むエネルギーがなくなってしまう。

逆に、「待ち」すぎたら、その「消極リズム」に支配され、ダイナミズムを高揚させられず、心理的な悪魔のサイクルに、取っ捕まっちゃうかもしれない。

難しいネ〜・・

日本の夏では、やっぱり、適切な「イメージ・トレーニング」こそが、とても大事っちゅうコトなんだろうね。

ゲームだけれど・・

前半は、ヴェルディが、良いリズムでイニシアチブを握り、何度かゴール機会も創り出した。

また、後半も、20分すぎあたりまで、よいリズムでゲームを支配し、そこでも、ゴール機会を創りだせる「雰囲気」は、醸し出せた。

でも、「ホンモノのゴール機会」という視点では・・

そう、交替した徳島の(抜群の存在感の!!)エウシーニョが送り込んだ、素晴らしいクロスからの惜しいヘディングシュート場面が、ベストチャンスだった。

もちろん、全体として、ヴェルディの、人とボールの動きのリズムは良かったし、「それ」でスペースも、ある程度は「攻略」できていた。

でも、「そこ」からの最終勝負に、「怖さ」が、なかった。

逆からいえば、徳島のダイナミックなボール奪取プロセス(守備)に完璧に抑え込まれてしまったとも言えそうだ(それを超えるほどの怖さがなかった)。

要は、ヴェルディの最終勝負では、十分なダイナミズムを発揮できていなかったということ。

そう、「気合い」が込められた鋭いクロスとか、ここしかない(!!)ってな、全力をブチかます迫力のドリブル勝負とか、そういった類の、「エイヤッ!の爆発」がなかったんだ。

さて、最後に、もう一度、前述ディスカッションを反芻しましょう。

そう、メリハリある「エネルギー分散」へのイメージ・トレーニング「も」必要か!?

さて〜〜・・

ということで・・

自然条件によって、最終勝負への「ダイナミズム」が失われてしまった現実に、思いを巡らせていた筆者でした。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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