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2023_Fuji フィルム-スーパーカップ・・ヴァンフォーレ甲府が魅せた、心を打つ「粘り」・・でも最後は、「実力」が雌雄を分けた・・また、サッカー人気の「バック ボーン」というテーマにも、少しだけ入ろうかな・・(マリノスvsヴァンフォーレ、2-1)(2023年2月11日、土曜日)

さて、2023年の「J」がはじまった。

それも・・

こんな素晴らしい闘いに彩られたエキサイティングマッチが、そのスタートを飾るなんて・・

今シーズンの、血湧き肉躍るドラマが、目に見える。

もちろん、ヴァンフォーレ甲府が所属する「J2」も含めてネ・・

とはいっても・・

そう、やっぱり総合力じゃ、ケヴィン横浜マリノスに、一日の長あり。

一日の長・・

ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても・・

たしかに、ヴァンフォーレが魅せる、忠実&ダイナミックなボール奪取プロセス(守備)は、そこで迸(ほとばし)る強烈な「意識と意志」も含めて、称賛に値する。

それでも、ボールを奪い返す「実効レベル」という視点じゃ、やっぱり、ケヴィン横浜マリノスに、一日「以上」の長があった。

そして、そこでの実効レベルが(そのダイナミズムが!!)、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実をアップさせるんだ。

そう、ボールを奪い返せるって「感じた」チームメイトの、次の仕掛けプロセスへ参加していく「意識と意志」が素晴らしい。

だからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)へかけられる人数を増やせるし、人とボールの動きを活発にさせられる。

そして、だからこそ、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだって、魅惑的に機能させられる(先制ゴールシーン!!)。

ちょっと、ケヴィン横浜マリノスにスポットを当てすぎだとは思うけれど・・

とにかく、今シーズンの彼らに対する「期待」が天井知らずになるのは、このゲームのサッカー内容からすれば、まあ、自然な成りゆきだっちゅうコトが言いたかった。

だからこそ・・

そう、来週の金曜日(2月17日)のナイター開幕マッチ、鬼木達フロンターレvsケヴィン横浜マリノスが、いまから楽しみで仕方なくなるっちゅうわけさ。

とにかく、お互い、とことん、サッカーを愉しみましょう。

ところで、ハナシは変わるけれど・・

このFujiフィルム・スーパーカップに詰めかけた観客が、5万人を超えたとか(歴代2番目!?)。

でも私は、そんな盛り上がりを観ながらも、サッカー人気に対して、少し、不安をもっているんだ。

私は、サッカーほどの魅力が詰め込まれたボールゲームは、他にはないと思っている。

そのテーマについては、友人の、ドイツ人哲学者(この人、サッカーファン!)とも、深いトコロで、意見の一致を見ている。

そのもっとも大事なロジックは、サッカーほど、自由なボールゲームはないという事実。

イレギュラーするボールを「足」で扱うわけで、そこにゃ、不確実な要素が満載なんだ。

何せ、手を使わないわけだからネ。

もちろん、チーム戦術イメージは大事だけれど、最終的な決断は、結局、「自由」に下されちゃう。

ある程度の「イメージングの方向性」はある。

でも、最後の瞬間の「グラウンド上の現象の内実」は、まったく違うんだよ。

要は・・

グラウンド上の現象は、「周り」とのイメージシンクロという意味もふくめて、そのメカニズムは、とても錯綜・複雑に、難しいモノになっちゃうというコト。

いや・・

ゲームの形態やルールが、とてもシンプルであるからこそ、実際のプレーのメカニズムが、とても複雑になっちゃう・・ってな言い方もできそうだね。

とはいっても、観ている方々にとっちゃ、形式やルールが「シンプル」だから、理解は、し易いというのも確かな事実。

もちろん、観ている方々も、グラウンド上の現象についての理解が深まるにつれて、そこでの、戦術的なメカニズムに目を凝らし、とことん、深くまで楽しむコトができるようになるでしょ。

あっ・・

ちょっと「入り」過ぎたかも・・

とにかく・・

このところ、サッカーというボールゲームに対するエンスージアズム(熱狂とかワクワク感とか・・!?)の盛り上がり(勢い)に、陰りが見えるってな不安感が、つのっているんですよ。

私は、決して、サッカーの「原理主義者」では、ありません。

そう、サッカーの楽しみ方は、千差万別であるコトは、しっかりと理解しているんですよ。

サッカーの本質メカニズムだけじゃなく、「人」に引き寄せられる方々もいるだろうし、地元チームを、当事者意識や参加意識でサポートする方々もいる・・とかね。

そりゃ、千差万別・・さ。

それでも・・

そう、わたしは、最後には、サッカーメカニズムの大原則である、「自由」というファクターこそが、サッカーの存在意義を高め、人々を惹きつけるって確信しているんですよ。

このディスカッションについては、また、「The Core Column」でも展開しますかね。

とにかく・・

素晴らしいスーパーカップを魅せてくれた両チームに、称賛と感謝の拍手をおくります。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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