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2023_ 天皇杯、準決勝・・サッカー魅力の「プロモーション」として、素晴らしい闘いを披露してくれた4チームに対し、心からの敬意と感謝を込めた拍手をおくりま す・・(熊本vsレイソル、0-4)、(フロンターレvsアビスパ、4-2)・・(2023年10月8日、日曜日)

すごい闘いだった。

さすがに、一発勝負トーナメントだ。

何がすごかったかって??

たしかに、最後は「底力の差」が出てしまったけれど、その結果にいたるまでのプロセスでは、まさにホンモノの闘いが繰り広げられたんだ。

わたしは、そこでの、次から次にブチかまされつづける、フェアな「局面デュエル」の内実に、舌鼓を打っていたんだ。

もちろん、プロの強者どもに対する「心からのレスペクト」とともに・・ね。

とにかく・・

4チームすべてが、次、その次の「人とボールの動き」を予測し、決して休むことなく、忠実に、そう極限の忠実さで、プレッシャーをブチかましつづけたんだよ。

その局面デュエルだけれど・・

そこでは、個のチカラが試される。

フィジカル、テクニカル、サイコロジカル、タクティカル・・

それらのファクターによって、たしかに瞬間的な「勝敗」は決するけれど・・

それでも、全体的には、すべてのチームが「互角」だったという印象が残るほど、ハイレベルな局面デュエルが展開されつづけたんだ。

グラウンド上の誰もが、まったく「休む」コトなく、常に、猛禽類の眼で、次のボール奪取を狙いつづけるんだよ。

もちろん、そんなアクションには、ものすごいエネルギーが必要。

でも・・

そう、皆さんも体感されているとおり、急に、そう、まさに急に、涼しい秋がやってきちゃったんだ。

だから・・

選手たちのエネルギーも、際限なし・・なんて感じになったっちゅうわけさ。

そんな感じのダイナミックマッチだったけれど、それでも数字には・・

「そこ」に隠された、各チームの「底力」を感じさせるヒントが内包されていた。

特に、ロアッソ熊本vs柏レイソル戦。

ボール支配率では、ロアッソが「64%」だったのに対し、シュート数ではロアッソが5本(レイソル=14本)、また枠内シュートでは「1本と9本」と、大きな差が出た。

それに対して、フロンターレ対アビスパ戦では・・

ボール支配率では、フロンターレが53%(アビスパ=47%)と、互角だったけれど、そのことは、シュート数(11本vs10本)、枠内シュート数(9本vs5本)にも当てはまった。

それじゃ、ロアッソ熊本vs柏レイソル戦での、少し不思議な「数字」のバックボーンは??

わたしは、それが、レイソルの「したたかさ」にあったと考える。

要は・・

・・熊本の「前への勢い」を、シュートに行かせないトコロで止めるのは、そんなに難しくない・・

・・だったら、彼らと同じエネルギーを使うよりも、「クレバーに受けて」、必殺カウンターを見舞うってなゲーム戦術イメージが正解かも・・

・・そんな、ゲーム展開タクティカルな発想ね・・

もちろん、レイソルのボール奪取プロセス(守備)が、受け身で消極的なモノだったわけでは、まったく、ない。

そう、肝心なトコロでは、ロアッソの仕掛けを完璧に抑え、「そこ」から必殺カウンターをブチかます・・ってなイメージだ。

そんな「イメージングの構築」は、もちろん、アジアの壁といわれた井原正巳の真骨頂。

彼らは、熊本の、積極的な「前からプレス」を逆手に取り、「どこ」でボールを奪い返すのかってなイメージングを、しっかりアタマに描きつづけたと思うわけだ。

それでは、フロンターレ対アビスパの、ゲーム展開の内実は・・??

それは、もう、この両チームの「底力」が、まさに互角レベルにあったっちゅうことだね。

長谷部茂利という、とても優秀なプロコーチに率いられたアビスパ。

ミハイロ・ペトロヴィッチ率いるコンサドーレと同様に、さまざまな意味で、リーグの「強豪チーム」としてのレピュテーションを定着させているんだよ。

だから、今日の準決勝では、第一戦と第二戦では、ゲームの構図に、ニュアンスの違いがあったとも言えそうだ。

ということで・・

最後に一つだけ言いたい。

それは・・

この二つの勝負マッチには、ホンモノの局面デュエルの積み重ねという、サッカーにおける、「美的なモノ」とは一線を画する、「フィジカルの闘いという魅力」が、満載だったんだよ。

それも、日曜日の午後1時から、エネーチケー総合で、フルマッチが中継されたんだ。

たぶん、久しぶりにサッカーを観られる方にとっても、「魅力的なプロスポーツ」ってな感じで、心に刻み込まれたんじゃないだろうか。

わたしも、プロの強者どもへのレスペクトをもって、心から楽しめていたよ。

その意味で・・

サッカー魅力の「プロモーション」として「も」、この素晴らしい「闘い」をブチかましつづけた4チームの諸君に対し・・

同じサッカー仲間として、心からの敬意と感謝を込めた拍手をおくります。

どうも、お疲れ様でした。

そして、どうも有難うございました。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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