トピックス
- 2024_アジアカップ(7)・・人とボールの動きと「その質」といディスカッションを簡単に・・そう、美しい質実剛健サッカーを、進化&深化させるためにっ!!・・(サウジアラビアvs韓国、1-1、PK=2-4)・・(2024年1月31日、水曜日)
- よかった・・
内容で優っていた韓国が、準々決勝に駒を進め、「そこ」でオーストラリアとガチ勝負を展開することになった。
でも、このコラムでは・・
そう、「人とボールの動き」というテーマを、簡単に、「深掘り」しようと思った。
そう、「スペースパスと足許パス」というテーマね。
要は・・
その「動き」を、次の「スペース攻略」に、効果的につなげられているかどうかという視点。
そう、周りのチームメイトたちの「足が止まった」状態で回す「足許パス」じゃ、相手の「裏のスペース」を突いていくことなんて、出来やしない。
そのボールがないところでの「動き」の量と質という視点で、やっぱり、韓国に、一日の長があった。
とはいっても・・
そう、サウジの先制ゴールシーン。
ラストパスは、(見た目!?)ダイレクトだった。
でも、それって・・
単純に、トラップミスが「流れ」てしまっただけなんじゃ、ネ〜の!?
そう、偶発的な、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・
そして「そのボール」が、シュートを決めたサウジ選手の眼前スペースに「流れていった」だけだった(・・と、思う)。
ということで・・
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動き・・
たしかに韓国「も」、ソン・フンミンの「個の突破」に懸けるという「イメージング」はある。
でも、「その仕掛け」は、あくまでも、ソン・フンミンが、良いカタチで(フリーで!)ボールをもてたとき、だけだよね。
そのソン・フンミンにしても、しっかりと「人とボールを動かす」というイメージングがあった。
だからこそ、「周り」のチームメイトたちの「足」が、止まらなかったっちゅうわけだ。
そこなんだよ、ソコ。
周りのチームメイトたちは、「次の仕掛け」について、さまざまな「イメージング」を描きながら、動く。
そのイメージングで、協力して「スペース」を攻略していこうという「コンテンツ」が「弱い」場合。
そりゃ、人とボールの動きは、加速せず、足許パスばかりになっちゃう。
そう、周りの選手たちの「確信レベル」こそが、テーマの本質っちゅうわけだ。
その、「人の動き」に関する確信レベルを「押し上げる」コトもまた、プロ監督の、最重要ミッションの一つなんだよ。
その視点で、韓国は、サウジの、一歩も、二歩も、先をいっていたんだ。
もちろん、見た目には、両チームともに、「足許パスのオンパレード」ってな感じではあったけれど・・
それでも、そんななかでも、韓国プレイヤーたちは、「次のフリーランニング」も、着実に、アタマのなかに描き「つづけて」いたっちゅうわけだ。
だからこそ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の「内実」では、確実に、韓国に軍配が挙がるっちゅうわけだ。
ということで、韓国が勝ってよかったって(世界サッカーの進化&深化のために!!!)と思い、彼らに称賛と感謝の拍手をおくっていた筆者なのであ〜る。
へへっ・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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