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2024_ACLの2・・今日は、素晴らしい「闘う意志」のチカラで、フロンターレの仕掛けを、見事に抑えきったグワンジュに、拍手をおくらざるを得ない・・(フロンターレvsグワンジュ=光州、0-1 )・・(2024年10月1日、火曜日)

ものすごく内容のある、エキサイティング勝負マッチだった。

たしかに、鬼木達フロンターレには、残念な結果になってしまったけれど・・

堪能させてもらったよ、ホントに。

この、韓国グワンジュの監督さんは、とても優秀だね。

もちろん、言わずもがなだけれど、我らが鬼木達も・・ね。

このゲームでは、やっぱり、ボール奪取プロセス(守備)こそが、KFSだった。

そう、Key Factor for Success・・

そして、そんな絶対ベースに、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、どのように効果的に載せていくのか・・というテーマ。

たしかに・・

両チームともに、自分たちの「特性」を、しっかりと表現していたよね。

グワンジュは、しっかりとボールを「動かし」ながら、アサニとガブリエルという外国人プレイヤーを中心に、個の勝負をブチかまそうとする。

それに対して、鬼木達フロンターレは、「人とボールの活発な動き」のなかに、効果的に「個の勝負」をミックスしていく。

この二つのタイプでは、スペースの有効活用という視点で、そのイメージングが、少し異なる。

鬼木達フロンターレでは、人とボールの動きを、より効果的に「機能」させるんだよ。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・

そして、そんな組織サッカーを、スムーズに、そして効果的に機能させるための絶対ベースが、ボール奪取プロセス(守備)っちゅうわけだ。

なかでも、やっばり、チェイス&チェック(寄せ)の内実こそが、(その後の!)スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)内容の「実効」に大きく影響するんだよ。

前半・・

とにかく、グワンジュの「寄せ」は、ハンパなかった。

そう、彼らの、前からプレスには、素晴らしい「闘う意志」が内包されていたんだ。

そんなだから、フロンターレが、多くの時間、イニシアチブを握られるのも、道理だった。

でも・・

そう、時間の経過とともに、グワンジュの「寄せの勢い」が、落ち着いていったんだ。

そして逆に、フロンターレの、ボール奪取プロセス(守備)と、その後のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実がアップしていく。

そんな、興味深いプロセスを経て、ゲームのイニシアチブを握りかえしたフロンターレ。

そして彼らは、その「勢い」を、後半も維持しつづけたんだよ。

それでも、グワンジュのボール奪取プロセス(守備)は、忠実で、力強い。

忠実なマーキング&カバーリングは、もちろんのこと・・

彼らには、最後の瞬間にモノをいう、イメージング(読み)と、最終アクションを繰り出していけるだけの、強烈な「闘う意志」が、備わっている。

あっと・・

もちろん、鬼木達フロンターレのボール奪取プロセス(守備)も、その視点で、互角以上のチカラを魅せつづけたよ。

でも、結局は・・

最終勝負で、何度かグワンジュの守備を攻略して創りだした決定的チャンスを、活用し切れなかった。

交替出場したエリソンとマルシーニョの「個の勝負」は、効果的にブチかませはしたけれど・・

ということで、このゲームについては・・

あれほど、前半の中盤から後半にかけて、フロンターレにゲームを握られていながらも・・

その間隙をぬってブチかました、必殺カウンターも含め(そこでの人数の掛け方も、見事)・・

素晴らしい「闘う意志」のチカラで、フロンターレの仕掛けを、見事に抑えきった、グワンジュに、拍手をおくらざるを得ないかな・・

まあ、ACLは、これからもつづく。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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