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2024_J1_(変則)第16節・・ゲーム内容からすれば、鳥栖が、順当に、勝ち点3をゲットしたという評価がフェアかもね・・(マリノスvs鳥栖、0-1)・・(2024年7月3日、水曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
じ〜っと、ゲームの推移を、見つめていました。
    
そう、後半残り15分、20分あたりからの、1点リードされているマリノスの攻勢。
    
そして、「虎の子」を守り切ろうとする、鳥栖。
    
それにしても、完璧カウンターから、その「虎の子」を叩き込んだ鳥栖は、素晴らしかった。
    
そこでのキープレイヤーは、何といっても、マルセロ・ヒアン。
    
並外れたキープ力、広い視野、そして、正確なラストパスが、冴えわたる。
    
どれをとっても、一流だった。
    
もちろん、その、マルセロ・ヒアンからの、正確な「サイドチェンジ・ラスト・パス」を、超、冷静に、ダイレクトで、マリノスゴール左隅に「流し込んだ横山歩夢も、ハンパなかった。
    
それは、後半9分の出来事だった。
    
ということで、そこからのマリノスは、もう攻めるしかなくなったわけだ。
    
でも、そんな状況に陥ったマリノスだったけれど・・
    
最初は、前半のサッカー同様に、どうもうまく、人とボールの動きが、「有機的に連動」していかなかった。
    
それは、たぶん・・
    
マリノスの、スリートップ(エウベル、アンデルソン・ロベス、ヤン・マテウス)が、あまりにも強力だからかもしれない・・
    
私は、そう感じていたんだよ。
    
そのスリートップがブチかます、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)は、たしかに、レベルを超えている。
    
だから、他のチームメイトに・・
    
そんな強力スリートップに、「頼る」傾向が、出てきてしまうのも、無理ないのかもしれない。
    
特に、両ウィングがボールをもって、勝負ドリブルに入ったら・・
    
周りのチームメイトは、その「勝負プレー」を、サポートするけれど、どうも、うまく、3人目、4人目の決定的パスレシーバーになる・・とまでは、いかないんだ。
    
彼らの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、特に最終勝負ゾーンにおいて、そんなイメージングに、引っ張られ過ぎている!?
    
わたしは、マリノスの、そんなイメージングの傾向を、感じていたんだよ。
    
もちろん・・
    
そう、このスリートップの仕掛けが「ツボ」にはまったら、誰にも止められない。
    
でも、最初から、ボール奪取プロセス(守備)での協力作業をイメージングしていたら・・
    
相互の協力で、より効果的に、彼らの勝負取りプルを、うまく潰せるようになる。
    
そこには・・
    
そんな、攻守イメージングの「深いせめぎ合い」が、あったんだ。
    
そして、マリノスの人とボールの動きが「活性化」しはじめた、残り15分、20分という時間帯。
    
マリノスは、徐々に、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の危険度を、アップさせていく。
    
とはいっても・・
    
そう、鳥栖のボール奪取プロセス(守備)の忠実度、そして粘り腰は、どんどんチカラを増していったことも確かな事実だった。
    
彼らは、最終勝負ゾーンでは、決して、フリーな「パスレシーバー」を創りださせなかったんだ。
    
忠実&クリエイティブなマーキングとカバーリングが、冴えわたる。
    
でも、マリノス側から、彼らのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を観察した場合・・
    
うまく決定的スペースへ「入り込めそう」にもかかわらず・・
    
マリノス・ボールホルダーの仕掛けイメージングが、「そこへの勝負パス」を描き切れていないという現実も、見えてくる。
    
そんなだから、結局マリノスは・・
    
鳥栖ディフェンダーが、簡単に「読み切れる」ようなタイミングでしか、勝負のタテパスやスルーパスを送り込めないんだ。
    
相手の守備ブロックを、パニックに陥れられるスルーパスは、やっぱり・・
    
そう、ディフェンスの「イメージング」が追いつかないようなタイミングとコースの、スルーバスやクロスボールに限られるんだよ。
    
その「タイミングやコース取り」は、一朝一夕に、身に付くものじゃない。
    
味方が「走り込みそうな状況」で、すでに、スルーパスを、その決定的スペースへ送り込んでしまうような、必殺のスルーパス・・ね。
    
もちろん、優れたチームは、そんな「スペースパス」を、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを駆使しながら、ブチかましちゃうっちゅうわけだ。
    
そう、EUROで光り輝くサッカーを魅せているドイツやスペイン、フランスやオランダなど・・ね。
    
でも、スリートップによる「個の勝負プレー」が、素晴らしく危険なマリノスでは・・
    
そんな、相手の予測を超越するような、人とボールの動き(組織サッカー)を、進化&深化させるのは、難しいかもね。
    
よほど・・
    
そう、プロコーチが、そんな組織的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、強力に、意識させない限りは・・ね。
    
ということで、このゲームは、鳥栖が、順当に、勝ち点3をゲットしたという評価がフェアだと感じている筆者なのでした。 
   
  
   
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  - ところで・・
    
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
    
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
    
彼女については、このページやあのページを参照してください。
    
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
    
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
    
 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
    
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
    
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
    
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。 
   
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  - あっと・・
 
  
   
  - 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
 
   
  - ちょっと、プロモートさせてくださいね。
 
  
   
  - この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
 
  
   
  - とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
    
   
   
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  
   
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  
   
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
  
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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