トピックス


2025_ACL の13・・ラウンド16第2戦・・長谷部茂利フロンターレが、実力の「差」を、具体的なグラウンド上のプレー内容で「表現」してくれたことに、同じサッ カー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる筆者なのであ〜る・・(フロンターレvs上海申花、4-0 )・・(2025年3月12日、水曜日)


昨日の、マリノス勝利コラムでは、人とボールの動きと、そのリズムについて書いた。

ということで、この長谷部茂利フロンターレについては・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを採りあげようかな。

要は、全体的にイニシアチブを掌握するフロンターレが、しっかりとゴール機会「も」創りだすなど、上海申花を、圧倒したんだよ。

それは・・

そう、しっかりとスペースを攻略しつづけられていたからこその成果。

スペース攻略・・

その意味は、いつも書いているように、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすこと。

それも、相手ゴールに近いゾーンでね・・

もちろん理想は、相手最終ラインのウラ(GKとの間スペース)で、ある程度フリーなボールホルダーを創りだすことだよ、言うまでもなく・・ね。

そんな、最終勝負プロセスの内実メカニズムで、長谷部茂利フロンターレに、まさに、一日以上の長があったっちゅうことさ。

だから今日は、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、KFSを、深掘りしようと思ったのさ。

KFS = Key Factor for Success・・

まあ、端的に言えば、決定的なフリーランニングを仕掛けるチームメイトに、相手ディフェンダーのイメージングを「超越する」スペース・スルーパスを送り込めるかってなテーマだね。

その、相手の守備イメージングを欺(あざむ)くためには、彼らの「最後の半歩ファクター(読み)」の逆を突かなきゃいけない。

いや、もっと言えば・・

そう、相手に、「ヤツらはここを狙っているっ!!」って思わせ、その逆を取るのが、理想だね。

とにかく、相手の守備アクション(イメージング)の、逆を突くためには・・

しっかりと、相手の逆を取るように人とボールを動かさなきゃいけない。

このコラムでは、その絶対ベースの一つである「ボールの動きのリズム」には入っていかない。

そうではなく・・

組み立てリズムでは、「素早く、大きく」という大原則をキープしながら・・

相手ディフェンスが、予想(イメージング)できない(!)ボールの動きが、肝心なんだ。

ということで・・

そう、自分たちのイメージングを信じて「構える」相手ディフェンスを振り回せるのは、やっぱり・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションしかないんだよ。

その視点で、長谷部茂利フロンターレには、一日以上の長があるんだ。

人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントがあるからね。

だから、ワンツー&スリーってな「連続リズム」の、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが、殊の外、危険なニオイを放つわけさ。

実際・・

決定的スルーパスにしても、決定的クロスにしても、その前段階でのボールの動きに「ダイレクト」が入れば、常に、決定的パスやクロスに、余裕が生まれるんだ。

そして・・

そう、その「一瞬の余裕」こそが、相手ゴール前に突っ込んでくるフィニッシャーに「も」、突っ込むときのアイデアなど、余裕を与えるっちゅうわけだ。

とにかく・・

長谷部茂利フロンターレが、実力の「差」を、具体的なグラウンド上のプレー内容で「表現」してくれたことに、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる、筆者なのであ〜る。

へへっ・・


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]