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2025_ACLE の1・・やっぱりチーム内で、いかに、攻守イメージングをハイレベルに「共有」できているのかがテーマっちゅうことだね・・ミヒャエルは、ホントに良い仕 事をしていると思うよ・・(メルボルンvsサンフレッチェ、0-2 )・・(2025年9月16日、火曜日)

実力の差・・

もちろん、そんなに明確には「見えて」こないけれど・・

それでも、攻守にわたる「小さなトコロ」に、少しずつの「差」を感じる。

まあ、それら「小さなトコロ」を、細かく描写するのは止めにします。

とにかく・・

ボール奪取プロセス(守備)では・・

局面デュエルの内実(個のスキルなどネ)もそうだけれど、マーキング&カバーリングに代表される互いのイメージングの共有とか、そんなトコロにも、サンフレッチェは、「差」を感じさせる。

またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

とにかく、人とボールの動きの「軽快さ」とか、その動きの「リズム」のマネージメントとか、やっぱり差がある。

そんな「小さなトコロの差」が、ゲームを通して、最後は大きな差となって、結果に現れてくる。

もちろん、なかには、とても「理不尽」な神様スクリプトだって多いわけだけれど・・

それでも、このゲームに限っては、ミヒャエル広島サンフレッチェが、そんな「小さなトコロの差」を、実効レベル高く、積み上げられたっちゅうわけだ。

あっと・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、人とボールの動きと、その「リズム」のマネージメントというテーマだけれど・・

それは、もちろん、チームメイトたちのなかで、明確に「共有」出来ていなきゃいけない。

その共有レベルで「差」を創りだせているからこそ、メルボルンの「動き」が、逆に、「ぎこちなく」感じられるっちゅうわけだ。

とにかく、メルボルンの、一つひとつの「動き」が、単発(チームメイトと共有されていない!?)。

そして彼らは、そんな単発プレーを、「ぎこちなく」つないでいくっちゅうイメージかな。

それに対してミヒャエル広島サンフレッチェ・・

彼らは、とにかく、その「人とボールの動き」が、スムーズであるばかりじゃなく、大きく、そしてリスクチャレンジャブルなんだよ(最終勝負につながる!!)。

そう、だからこそ彼らは、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションで、タテへの一発スルーパスだって決めちゃうっちゅうわけだ。

そして、外見(うわべ)では・・

誰が観ても「見事なパスコンビネーション」ってな感じなんだろうけれど・・

でも実際に、その背景では、互いの仕掛けイメージングの「擦り合わせ」が、瞬間的に行われているわけさ。

それは、トレーニングの賜物って呼ばれる、決まった「カタチ」のない、まさに「サッカー的」な成果なんだ。

そして、それこそが、サッカーでは、同じグラウンド上の現象は、二度と起こらないって言われる所以なんだ。

とにかく・・

素晴らしいサッカー(主体性プレー!)で、ACLE初戦を飾ったミヒャエル広島サンフレッチェ。

彼らに対し、トルガイ・アルスラン復帰も含めて、「さあ、これからだ」ってな気合いを注入したい筆者なのであ〜る。

へへっ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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