トピックス
2025_AFC_U20
アジアカップ・・後半の、大詰めの時間帯・・日本の若武者たちは、ビックリするほどの落ち着きと巧みさで、一点を追いかける韓国のフルパワーを「いなし
て」いた・・だから、後半ロスタイムにブチ込まれた同点ゴールは、まさに青天の霹靂だった・・(日本U20vs韓国U20、1-1
)・・(2025年2月20日、木曜日)
あらら〜・・
我らが若武者たちが、後半ロスタイムに、同点にされてしまった。
そこまでの、とても落ち着いた、「巧みな!!」ゲーム運びからしたら、あまりにも、唐突でショッキングな同点ゴールではあった。
そうなんだよ・・
偶発的なミスから、キム・テウォンにボールを奪われ、そのまま持ち込まれて、見事なグラウンダーシュートを、ゴール右隅に決められてしまったんだ。
その、悔しい同点ゴールまでの、日本GK荒木琉偉(ガンバ)・・
前半の決定的ピンチ(それも二つも!!)を防ぐなど、素晴らしいゴールキーピングを魅せていたんだよ。
だから、悔しいことこの上なかったろうね。
それでも、彼は、このゲームで魅せた、素晴らしいゴールキーピングを、誇っていいと思うよ。
ということで、ゲームを簡単に振り返ります。
両チームともに、ものすごく「堅い」サッカーでゲームに入った。
そう、リスクチャレンジの芽は、まったくといっていいほど、育たなかったんだ。
そんななかで、まずゴール機会を創りだしたのが、韓国。
前半20分、一瞬のスキを突いて、一発ロングパスを送り込む・・
そこで、そのボールに対応した最終ラインの日本人選手二人が、「重なって」しまうんだ。
そして、韓国ハ・ジョンウに抜け出され、決定的シュートまで持ち込まれてしまったっちゅう次第。
でも、そこで存在感をブチかましたのが、前出の、荒木琉偉だったっちゅうわけだ。
彼は、ものすごく冷静に「飛び出しながら構え」、相手シュートを足でブロックした。
見事・・
逆に、そんなピンチに刺激された(!?)日本・・
その荒木琉偉のスーパーセーブに勇気をもらったかのように、積極的に仕掛けていく。
そして前半28分、石井久継が持ち込み、ギリギリのクロスボールを送り込む。
それを韓国GKキム・ミンスが弾いたところを神田奏真が、身体で押し込んだ。
たしかに韓国は、「あの堅い」ゲーム展開のなかで、一発ロングパスから、最初に、ゴール機会を創りだした。
でも私は・・
そこまでの、両チームの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実を比べたら・・
微妙だけれど、日本の若武者たちに、落ち着きとか、勇気とか、そしてスキル&決定的イメージング・シンクロ(!)といったポイントで、一日の長ありって感じていた。
実際・・
そう、ゴール機会という視点でも、日本が上回っていたんだよ。
さて、これで、日本の若武者が、1対0とゲームをリードした。
でも、相手は韓国だからネ・・
わたしは、その後のゲーム展開に、目を凝らしていたんだよ。
何せ、相手は、韓国なんだからサ〜〜・・
そして、だからこそ・・
後半の残り20分で日本が魅せつづけた、攻守にわたる「落ち着き」に、格別な意味づけをしたいと思ったのさ。
何せ・・
そう、「あの」韓国が、日本に、1点リードされているんだよ。
そりゃ、彼らは、ものすごい勢いで、前からプレスをブチかましてくるに違いない。
昔からのイメージベースで(!?)、そんな心配が、アタマをよぎったんだ。
でも実際は・・
そう、我らが若武者たちは、冷静沈着に、韓国の「前への勢い」を、受け止めただけじゃなく・・
その後のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
ものすごい勢いで「前からプレス」をブチかましてくる韓国を、うまく「いなし」ながら、効果的に攻め上がっていくんだよ。
何なんだろうね、あの落ち着きは・・
そして私は・・
「よしっ・・これだったら、もうダイジョウブ・・」なんて、安易に思っちゃうってな体たらく。
それほど、若武者たちの「プレーぶり」は、安定していたんだ。
でも・・
そう、好事魔多し・・
前述したように、余裕のゲーム運びで、勝利を確信していたのに・・
まあ、仕方ない。
ということで、日本の若武者は、グループ2位で、23日の準々決勝に臨むことになった。
相手は、強い、イラン。
勝てば、4大会連続12度目の、U20W杯出場が決まる。
そのゲーム(23日の日曜日)のキックオフは、17時15分。
そのまえに行われる「J」、サンフレッチェ対マリノスを、見終わってから、手に汗握れる。
いまから、楽しみで仕方ありません。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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