トピックス
2025_日本代表(WM最終予選)・・「違い」を感じさせる攻守ハードワークとリスクチャレンジ・・そして結果まで引き寄せた、森保一ジャパン&Co.に、オメデト〜、そしてアリガト〜・・(日本vsバーレーン, 2-0)・・(2025年3月20日、木曜日)
最高コンテンツの勝負マッチだった。
森保一ジャパンにとっての、最高の学習機会という意味でね。
相手のバーレーンは、直近のガルフカップに勝つなど、チーム力が、大きくアップしているそうな。
ガルフカップでは、サウジやカタール、イラクといった強豪がひしめいているわけで、そこで優勝を勝ちとるってのは、並大抵のコトじゃない。
クロアチア人監督、ドラガン・タライッチは、とても良い仕事をしているじゃないか。
とにかく・・
個のチカラがハンパないバーレーン選手たちは、一人の例外なく、ものすごく「粘り強い」ボール奪取プロセス(守備)をブチかますんだ。
そこでは・・
忠実なチェイス&チェック(寄せ)を絶対ベースに、次、その次ってな感じで、「周り」が、素晴らしい連動性を魅せつづけるんだよ。
そして、そんな優れた「組織マインド」が基盤にあるからこそ・・
次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、軽快&創造的に、人とボールを動かしつづけられるんだ。
それも・・
そう、森保一ジャパンの専売特許、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでも、そこそこに実効レベルが高い「仕掛け」をブチかませていた。
そんな、強いバーレーンに対する認識を新たにしていた筆者なのです。
とにかく、中東チームの、フィジカルやテクニックなど、「個のチカラ」は、ハンパなく優秀。
そんなハイクオリティーチームが、攻守にわたって、組織として、うまく「リンク」しつづける。
だからこそ・・
このゲームが、これから世界一を目指して闘う森保一ジャパンにとって、ものすごく貴重な「学習機会だった」と感じていた筆者なのさ。
たしかに・・
森保一ジャパンに、攻守にわたる、様々な戦術ポイントで、一日以上の長はある。
とはいっても、わたしは、日本代表プレイヤーたちが・・
バーレーンの「手強さ」を体感しているうちに、注意ぶかくなり「過ぎて」いったと「も」感じていた。
攻守にわたって、「勝負にいける状況で」、微妙に、慎重になったと感じていたんだ。
そう、日本代表の、特にボールがないところでのアクションの量と質という視点で、積極的&攻撃的なプレー姿勢が、少し、減速していったって感じたんだよ。
もちろん・・
そう、ゴール機会という視点じゃ、もう完璧に、森保一ジャパンが、バーレーンを凌駕しているにも、かかわらずだよ。
まあ、たしかに、長い時間・・
ゴール機会を成就させるための「ツキ」に恵まれなかっただけじゃなく、バーレーンの、「闘う意志」バチバチの、ボール奪取プロセス(守備)に、少し「受け身」になった面もあったんだろうね。
でも、最後は、しっかりと、ゴールを奪って勝ち切った。
それも、「あの強い」バーレーンを相手にしてね。
とにかく、森保一ジャパンに対しては、同じサッカー人の一人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくりますよ。
ホント、よかった・・
ということで、最後に・・
この試合で、「攻守にわたって」抜群の「光」を放ちつづけた久保建英にも、心からの称賛と感謝の拍手をおくりたい筆者なのです。
鎌田大地への素晴らしいアシストと、自身の、天才ゴール。
そして、何度も魅せつづけた、粘り強く、強烈にダイナミックな守備ハードワーク。
ホント、素晴らしかった。
そして、もう一人。
チームの重心として「光り輝き」つづけたキャプテン、遠藤航。
ホントに、彼の、強烈な闘う意志に支えられた、ダイナミックで着実な「汗かきプレー」には、アタマが下がります。
まあ、その「ダイナミックな汗かき」という視点じゃ、わたしは、南野拓実に対しても、心からの称賛と感謝の拍手をおくりたいね。
とにかく・・
「違い」を感じさせる、攻守ハードワークとリスクチャレンジ、そして「微妙で高質な」戦術的ニュアンスを絶対ベースに・・
しっかりと結果まで引き寄せた、森保一ジャパン&Co.に、オメデト〜、そしてアリガト〜って言いたい筆者なのでした。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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