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2007_ワールドユース・・とにかくファーストインプレッションだけ・・おめでとう若武者たち・・(日本対スコットランド、-)・・(2007年7月2日、月曜日)

日本代表のチーム戦術的なイメージは、相変わらず高質です。

 その絶対的なイメージ基盤は、言わずと知れた、コンパクトでダイナミックな組織ディフェンス。ボール奪取勝負へ向け、それぞれの意図と意志が「有機的に連鎖」しつづけるのです。忠実でダイナミックなチェイス&チェック。そして、その「守備の起点」の周りで繰り広げられる、ボールがないところでの様々な(これまた忠実な)ディフェンスプレー。やはり守備の絶対的バックボーンは「意図と意志(考えて走ること)」だということを再認識させてくれた若武者たちでした。

 そんな抜群のディフェンスに支えられているのだから、組織的な攻撃が高揚するのも道理。積極的な押し上げをベースに、しっかりと人数をかけ、人とボールを素早く活発に、そして広く動かしながら仕掛けていく。それも、抜群に鋭い組織コンビネーションだけではなく、責任感と勇気を放散するドリブル勝負やタメからのラストパスなどといった様々なオプションを内包する個人勝負を仕掛けていったり、そのまま最後まで組織的に決定的スペースを突いていったり(ボールがないところで勝負を決める!)。

 とはいっても、組織的に(また個人勝負をミックスしたプロセスで)作り出した決定的チャンスをしっかりと決めることができなかったことは課題として残ります。最初のゴールと三点目は相手ゴールキーパーのミスだったし、二点目は、梅崎のドリブルシュートだったからね(それでも、あの状況でシュートを放った梅崎は持ち味を発揮したけれど・・)。

 とにかく、強豪ひしめくヨーロッパ予選を突破してきたスコットランド代表を、内容でも結果でも圧倒した日本の若武者たちに、素直にオメデトウと言いたい湯浅です。そして、これからの「トーナメントを通じた発展」に対して、期待が極限までふくらみつづけていました。若い選手たちだから、このような勝負の試合こそが、何ものにも代えがたい学習機会だからね。そこでも、吉田監督の、心理マネージャーとしてのウデが問われるというわけです。

 これから出かけなければなりません。簡単ですが、まずはファーストインプレッションでした。

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 さて私は、今週の木曜日(7月5日)から「アジアカップ」へ出かけます。まず、バンコクで開幕の二試合を観戦し(タイ、オーストラリア、イラク、オマーン)、7月9日の早朝にハノイへ飛んで「日本対カタール」を観戦するという立ち上がりスケジュール。

 そこでは、昨年のドイツワールドカップのように、「日記」的に毎日コラムをアップしようかなとも思っています。さて、どうなることやら・・。

 最後に、7月11日に、本当に久しぶりの書き下ろしを出版することになりました。その情報について「こちら」を参照してください。それでは、次はバンコクから・・。

 




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