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- 2011_東北地方太平洋沖地震によって被災された方々に対し、心からお見舞い申し上げます・・(コラム初出は、2011年3月13日でした)
- 「もうダメかと思いました・・でも、そのとき、家族のことが脳裏に浮かび、ここで死んではいけないと、津波の水面に浮かび上がるためにチカラをふりしぼりました・・」
東北地方で津波に遭遇し(家ごと流された方だそうです・・)必死の思いで生き延びた方が、テレビのインタビューに応えていました。足を骨折し、顔中キズだらけのその男性は、あくまでも真摯に、何かを伝えようと語りつづけていた。その方は、家族の方々の安否は、まだ確認できていないとも話していました。
また、数メートルしか離れていなかった親族の方が流され、自分は助かった女性のインタビュー・・夫の方が、(まだ津波に襲われていないタイミングで)「会社を見てくる・・」と出掛け、そのまま帰ってこなかった女性のハナシ(カメラは、その方が、夫の会社があった場所で立ち尽くすシーンも、しっかりと捉えていました)・・
そんなハナシを聞きながら、涙が出ました。フ〜〜・・
わたしのところへも、ヨーロッパ・サッカーの友人たち(協会関係者、コーチ、ジャーナリスト)や、世界中の個人的な知り合いの方々から、様々なメッセージが届いています。
「心を込めてお祈りを捧げる・・」「心からお見舞い申し上げたい・・」「この気持ちを、日本に伝えてもらえれば嬉しい・・」などなど。
またなかには、素晴らしい底力を秘める日本のことだから、この悲劇を大いなるチャンスとして、創造的に逆活用できるはずです・・なんていうモノもありました。
かなり迷いました。わたしは被災の当事者ではないわけだから・・。でも、「日本」という文化ベースのなかで、アイデンティティー(誇り)を共有しているという意識があるからこそ(また外国からのメッセージにもモティベートされるように!?)湧き上がってくる感情に突き上げられてキーボードに向かいました。
その背景には、被災された方々による感動的な言動もありました。サポートしなければならない私が、逆に勇気づけられたモノです。そして思った。日本人は素晴らしい。それは、(テレビでの報道を見ている)わたしの外国の友人たちも、異口同音に言っていたことです。こんな厳しい状況でも、謙虚で誠実な日本人を体感できた・・本当に素晴らしい・・そして感動した・・。
あの方々は、日本のアイデンティティー(誇り)になった。
このコラムは、多分、このまま「エイヤッ!」でアップすることになると思います。
私には、義援金とか、物品を提供することくらいしかできないけれど、とにかく、日常を、一生懸命に生きよう・・と思いました。被災された皆さんに、世界中から寄せられた多くのメッセージも含めて、お見舞いの「心」がとどくことを願って止みません。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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