トピックス
- 2010_昨日帰国しました(時差ボケのメカニズム!?)・・そして数日前のレッズ対アルビレックスについても簡単に・・(2010年9月29日、水曜日)
- 皆さん、ご無沙汰してしまいました。昨日、帰国しました。
それにしても、年齢とともに、時差ボケの度合いがひどくなること。今回の訪問先では、一週間も「ボケ」が解消せずに苦労させられてしまった。えっ!?・・それって、いつものことだって!?・・フ〜〜・・。まあ、いいや・・。とにかく、そして今度は帰国してからのことが心配になっているっちゅうわけなのです。
時差ボケだけれど、皆さんもご存じのように、イースタン・バウンド(東行き)の方が、ウエスタン・バウンド(西行き)よりもボケが厳しいモノになるということが一般的に言われています。
時差8時間だとすれば、 ウエスタン・バウンド(西行き)の方は(もちろん出発時間にもよりますが・・)、ちょっと「夜なべ仕事」をして朝方ベッドに入ったってな感じで「体内時計イメージ」を調整し、次の日から(いまの私のように!?)スッキリと仕事に就けることが多いけれど、逆の場合は、うまくアタマのなかで「想定すること」が難しい・・というわけです。
まあ・・想像力の問題か・・。そう、想像力。それさえしっかりしていれば、他人の痛みも想像できるはずだよね。次元の高い思いやり・・そして世界がより良い方向へ進化していく・・。
でもさ、そのメカニズムには、優れたコーチにとっては、「相手の心の動き」を手に取るように想像できるからこそ、とても効果的な「刺激」を与えられるという側面もあるんですよ。もちろん、相手の、瞬間的な怒りや憎しみにも似た人間心理のダークサイドを呼び覚ますことによる大いなる「発展エネルギー」の増幅という側面も含めてネ。それこそが、優れたコーチの「指先のフィーリング」と呼ばれるモノの本質なのですよ。
あリャリャ・・またまた脱線しちゃった。まあ・・いいか・・あははっ・・
ところで、先週末のレッズ対アルビレックス戦をビデオ観戦しました。そこで、いの一番に感じたことだけれど、離日まえに期待していたとおり、ちょっと新鮮な感覚でサッカーが観られるようになっている。やっぱり、まったくサッカーと関係ない生活することも、たまには必要なんだよな〜〜・・なんて、一人悦に入っていた筆者なのです。
それにしても(前回コラムのタイトルじゃないけれど)、レッズの、最後まで諦めず(ニヒルな淡泊さを吹っ切った!?)粘り強くゴールを狙う姿勢が(もちろん、それこそが勝利につながる=勝者メンタリティーの充実の源泉!)とてもソリッドなカタチを魅せはじめていると感じる。
もちろん、それは、まず何といっても、相手からボールを奪い返す粘りのプレー姿勢(強烈な意志!)に如実に現れてくる。サッカーでは、守備が全てのスタートラインなんだよね。そこで、とても苦しく厳しいハードワークをしっかりとこなしてはじめて、本当の意味での自信(≒クリエイティブな自己主張)レベルを発展させるわけです。
この試合については、あまり細かなことまでは突っ込んでいかないけれど、一点リードした後半のプレー姿勢に、レッズの心理・精神的な充実度が、よりはっきりとした輪郭をもって表現されていたように感じる。もちろん、決して受け身ではない、次の攻撃を常にイメージしながらの、「ボール奪取プロセス」に対する積極的なコミットメント(貢献)。そう、強烈な意志のパワーをヒシヒシと感じられたわけです。
以前だったら、そんなリードした状況で、何らかのミス(まあ・・プレー姿勢が受け身で消極的になったことで生まれる集中切れ!?)でウラを突かれて同点に追い付かれたり逆転されちゃっていたけれど、この試合では、失うモノがなくなったアルビレックスの勢いをガチッと受け止めて追加ゴールまで奪っちゃったんだからね。素晴らしい。
この試合でも、細貝萌と柏木陽介の「ダブル・ボランチ」が素晴らしく機能した。素晴らしい汗かきディフェンスに、クリエイティブなリンクマン機能・・などなど。わたしは、そんな素晴らしい機能性を体感しながら、互いに、パートナーの「守備意識コンテンツ」に対する深い信頼があるというバックボーンの意味を考えていました。フムフム・・
また、両サイドの「タテのポジションチェンジ」も、よくなりはじめていると思う。右サイドでは(まあ基本的なポジショニングからだけれど・・)、平川忠亮と田中達也。左サイドでは、サヌと原口元気。もちろんここでも、絶対的なキーワードは、達也と元気の守備意識に対する、平川とサヌの信頼・・ということなるわけです。
これからの残り10試合。どれだけレッズが、精神的な「粘り」を魅せつづけられるか・・。まあ、それがテーマだね。
今日の夜にはナビスコカップがある。もしテーマがあれば、それもレポートしますよ。
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またまた、出版の告知です。
今回は、後藤健生さんとW杯を語りあった対談本。現地と東京をつなぎ、何度も「生の声」を送りつづけました。
悦びにあふれた生の声を、ご堪能ください。発売翌日には重版が決まったとか。それも、一万部の増刷。その重版分も、すでに店頭に(ネット書店に)並んだそうな。その本に関する告知記事は「こちら」です。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓しました。
4月11日に販売が開始されたのですが、その二日後には増刷が決定し、WMの開幕に合わせるかのように「四刷」まできた次第。フムフム・・。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。岡田ジャパン(また、WM=Welt Meisterschaft)の楽しみ方という視点でも面白く読めるはずです・・たぶん。
出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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