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2012_ヨーロッパの日本人・・内田篤人・・たぶん肉離れ・・ちょっと心配・・(UCLのシャルケvsアーセナル、2-2)・・(2012年11月7日、水曜日)

内田篤人のプレー内容が、とても良くなっている。

 だから、この試合でのケガ(ハムストリングの肉離れ!?)が、とても残念。多分これで、オマーン戦はダメでしょ。まあ、このアクシデントを逆手に取り、自分を見つめ直すための良い機会として活用しましょう。そう、脅威と機会は表裏一体。

 内田篤人の進化だけれど、その背景には、彼自身の覚醒(積極性のアップ≒意識と意志の高揚!?)だけじゃなく、所属するシャルケ04がチームとして進化し、内容、成績ともにブンデスリーガで存在感をアップさせていることもあるだろうね。

 選手個々のパフォーマンスと、チームのサッカー内容は、まさにクルマの両輪。そのことを考えはじめたら、ニワトリが先かタマゴが先かという因果性のジレ ンマ議論にはまり込んじゃうけれど、まあそのテーマについては、不確実性ファクターがテンコ盛りであるサッカーの面目躍如だと考えましょう。

 あっと・・、内田篤人の進化だった。

 とにかく、絶対的なベースであるサイドバックとしての守備は言うまでもなく、攻撃(サイドゾーンでのオーバーラップ)でも、「タテ方向のパートナー」で ある右サイドハーフ、ファルファンとの優れたコンビネーション(積極的なタテのポジションチェンジ)をベースに、存在感を魅せつづけている。

 内田篤人の覚醒には、ケガも含め、ベンチを温める機会が増えていたことだけではなく、日本代表での、酒井宏樹や(両サイドをこなす)駒野友一の存在感アップもあっただろうね。

 そんな刺激(彼にとってのネガティブ現象!?)を糧に、様々な意味合いを内包する「覚醒」がはじまった!? まあ、そういうことだろうね。

 本格的なブレイクスルーが確固たるベクトルを描きはじめた内田篤人。とにかく、彼「にも」大いに期待しましょう。とはいっても、いまは、脅威を「機会」として有効活用するために気持ちを入れ替えることが先決だけれどネ・・

 ガンバレ〜!・・内田〜〜!!・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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