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- 2013_ACL_立派なサッカーで「勝ち切った」レイソル・・(2013年9月19日、木曜日)
- 実は、先日の「J」、レイソル対ジュビロ戦で(試合後の記者会見)で、「戻ってきた」ネルシーニョ監督が、会見の最後を、こんな言葉で締めたんですよ。
・・次はACLの準々決勝・・このリーグ戦(対ジュビロ)では、たしかに負けたけれど(1-3で、関塚ジュビロが勝利!)、内容は良かったと思っている・・次のアルシャバブ戦は、このゲームのような良い内容のサッカーを展開し、そして必ず勝利して帰ってくる・・
・・ACLで勝つことは、我々にとってだけじゃなく、日本サッカーにとっても、とても大事なことだと思っているんだ・・
そう、ガンバ以来、ACLでは負けが込んでいるからね。
たしかに「CWCの開催国枠」として、2011年はレイソル、2012年はサンフレッチェが、それぞれクラブワールドカップには出場したけれど(2011年には、レイソルが三位決定戦まで進出!)、アジアチャンピオンズリーグでは、敗戦がつづいていたわけだから・・
そしてレイソルは、ネルシーニョの言葉どおりに、準決勝に駒を進めた。素晴らしい・・
相手は、曲者リッピが率いる「広州恒大」。相手にとって不足なし。そのファーストレグは、9月25日(水曜日)に、柏のホーム。いまから楽しみで仕方なくなっちゃったぜ。
ということで、この準々決勝のアウェー、アルシャバブ戦。
一進一退がつづいただけれど、2-1とレイソルがリードを奪ってからのゲーム内容に、この試合の「内実」が、より明確に見えてきたと思う。
たしかに両チームともに疲れ切っていたでしょ。何せ、湿度は数%だったにしても、気温は36度を示していたわけだから。そりゃ、サッカーをやるには厳し「過ぎる」気候条件だよ。でも・・
その、2-1とレイソルがリードを奪った後の最後の時間帯。
互いのポジショニングバランスと、人とボールをしっかりと動かしつづける組織サッカーを絶対的なベースに、最後は、組織コンビネーションと個人勝負(ドリブル)を上手くミックスしながら最終勝負をブチかましていくレイソル。
彼らは、そんな、深く浸透している「自分たちのプレーイメージ」をベースに、サッカーの内容で一日以上の長を見せつけたんだよ。
アルシャバブは、たしかにボールは動かすけれど、その基本は「足許パス」。そして、勝負所では、ラフィーニャ、トーレスといった外国人を中心にした突破ドリブルを駆使して、何とかチャンスを作りだそうとする。
たしかに彼らは、個のチカラじゃ、レイソルに勝る部分も多い。でも、チーム総合力(サッカーの内実)という視点じゃ、やはりレイソルに軍配が挙がるんだよ。
たしかにアルシャバブは、「2-2」となる同点ゴールは奪ったけれど、それは「個のチカラの爆発!」ってなミドルシュートだったからね。
それ以外じゃ、レイソル守備ブロックが振り回され、ウラの決定的スペースを突かれるようなシーンは皆無だったんだ。
また、その時間帯のレイソルは、決して「引いて」守備ブロックを厚くしようなんて、受け身の姿勢でプレーしていたわけじゃなかった。
彼らは、互いの守備イメージを「しっかりとシンクロ」させながら、とても高質な「ディフェンスの連動性」を魅せていたんだよ。
だからこそ、押し込まれる・・ことは全くなかったし、立派に押し返し、決定的なチャンスの流れまで創りだしていた。
だから最後は、「守り切った・・」というのではなく、「立派なドミネーション(ゲーム支配)で勝ち切った・・」という表現がふさわしい。
タイムアップのホイッスルを聞いた次の瞬間、レイソルベンチが沸き立った。
そんな歓喜のシーンを観ながら、「素晴らしい・・アンタたちは、こんな厳しい環境のなかで、ホントに立派な勝利を収めた・・」なんて、心の底から祝福したものでした。
ネルシーニョさんには、今後とも、日本サッカーのために、直接的、間接的に、大いなる貢献を節にお願いします・・よ。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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