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- 2013_J2_第31節・・二つのテーマ・・両方とも、意志にまつわる心理ディスカッションということだね・・(横浜FCvsガンバ、 2-2)・・(2013年8月25日、日曜日)
- とても面白い勝負マッチだった。
まず、先週の日曜日にスタジアム観戦したサンガ戦とは、まったく別物チームになった横浜FCという視点。
そして、「目が覚める」までに時間がかかるガンバという視点。
両テーマとも、山口素弘さんと長谷川健太さんに質問しました。
まず山口素弘さんのコメントから。曰く・・
・・前節の長崎戦については、選手たちも、まったく不甲斐ない(恥ずかしい内容の!?)ゲームだったという印象をもっているはずです・・だから、この試
合については、選手たち自身が、やらなければという強い意志をもってゲームに臨んだはず・・もちろん私がケツを叩いた部分もありましたが・・とにかく、選
手たちの、勝ちたいという意識と意志は、とても高揚していたんですよ・・
そうか〜・・
わたしは、長崎戦を観てないので何とも言えませんが、ということは、ジャーナリスト仲間の方々言っていたように、今シーズンの横浜FCのパフォーマンスには、選手たちの心理面が主因になった(!?)大きな「波」があるっちゅうことなんでしょうね。
それでも、こんな立派なサッカーが出来るんだから、そりゃ、もう、言い訳はできないよね。もちろん、サポーターの方々に対して・・そして日本サッカーに対して・・。
とにかく、山口素弘さんも言っていたように、このゲームから、「良いサッカーのイメージ」をどんどんと膨らませ、それを高みで安定させるという強い意志をもって、真摯にサッカーに取り組まなければいけません。
プロなんですから・・。彼らは、プロとしての「レゾンデートル」と、常に、そして真摯に向き合わなければいけません。そう、意志さえあれば、おのずと道は見えてくるのです。
あっ・・スミマセン・・ということで長谷川健太さん・・
彼も言っていたように、後半のガンバは、我々が期待している本来のサッカーを魅せてくれましたよね。そう、彼らが秘める実力を、存分に表現できた時間帯もあった・・ということです。
それは、もちろん、攻守にわたるハードワークの量と質がアップしたからに他なりません。
「前半は、まったくサッカーになっていなかった・・でも、目が覚めた後半は、意図的に、自分たちの方から危険な仕掛けを繰り出せるようになった・・そし
て、そのことで惜しいチャンスも作り出せるようになった・・でも、追加ゴールを決めなければ、このようなゲームになってしまう・・まあ、それもまた貴重な
体感だと思っている・・」
そんな長谷川健太さんの発言では、守備について、こんな興味深い言及もあったね。曰く・・
・・攻撃は良くなっている・・ただ(その絶対的なベースである!?)守備を、もっと活性化しなければならないとも思っている・・もちろん、守備ブロック
だけではなく、素早い攻守の切り替えをベースに、最前線からのアクティブな守備ができるようになっていかなければならない・・
そう、攻撃と守備は「表裏一体」なんですよ。
・・攻撃は、次の守備の準備・・守備は、次の攻撃の準備・・
要は、次、その次を常にイメージしながらプレーしなければいけないということです。
そこには、ドリブルの失敗を悔しがっているヒマなどありません。
あっと・・目が覚めるまで時間がかかるガンバ・・というテーマだった。
それって、ガンバの伝統なのか!? それについちゃ、よく分からないけれど、彼らのプレーからは、様子見などの、ちょっと「斜に構える」姿勢も見え隠れしているようにも感じる。
どうなんだろうね・・
とにかく、後半にガンバが魅せた「実力サッカー」を、立ち上がりから(もちろんメリハリをもって!)繰り出していけるようになることが、彼らのテーマっちゅうことなんだろうね。
実力があるから、相手に合わせたペースで「楽に勝利を収めよう」・・なんていうマインドは、不確実な要素が満載されたサッカーの場合は、百害あって一利なしなんだぜ。
もっと言えば、「行くところと落とすところのメリハリ」までも存分にコントロール出来るようになるくらいの強い意志をもつべき・・ということですかね。
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
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