トピックス
- 2013_J2_第32節・・永井雄一郎に乾杯!!・・(横浜FCvsザスパクサツ、 2-0)・・(2013年9月1日、日曜日)
- ・・先週のガンバ戦の後の記者会見でも聞いてみようかなとは思ったんですよ・・でも、まあ、サンガ戦も合わせたら、まだ2ゲームだけじゃないですか・・それじゃ分からないからと、聞くことをためらったんですよ・・
・・でも、私が観た3試合(サンガ戦、ガンバ戦、そしてこのザスパクサツ戦)つづけての良いパフォーマンスですからね、こりゃ、聞かざるを得ない・・
・・彼のことは、レッズ時代から知っているので、プレー内容を比較することができるのですが、彼のプレー内容が好転したキッカケは、何だったんですか?・・怪我から回復したとか、物理的な問題だったんですか?・・それとも心理・精神的な部分が要因なのですか?・・
またまた、ちょっと長い質問を、山口素弘監督にぶつけちゃいました。そこで言う「彼」とは、永井雄一郎のことです。
先々週のサンガ戦、先週のガンバ戦、そして今日のザスパクサツ戦。とても良いプレーを展開したんですよ。
もちろん、私が言っているのは、攻守にわたるハードワークの量と質のことだよ。それが根底にあるからこそ、彼本来の「才能プレー」も、とても効果的に活きてくる。
山口素弘さんは、私の質問に対し、こんなニュアンスの内容をコメントしてくれた。曰く・・
・・ゲーム終了間際の10分間でも、彼のチェイス(&チェック)の勢いは、まったく衰えなかった・・それは、もちろん、彼のメンタルが充実しているから
他なりません・・だからこそ、周りのチームメイトもしっかりとサポートする・・だからこそ、彼の特長である突破ドリブルに代表される才能プレーも存分に活
きてくるんですよ・・
・・先ほども言いましたが、彼の場合も、トレーニングで、しっかりと自己主張できているんですよ・・とにかく、攻守にわたって、しっかりと走っているんです・・だからこそ試合にも出られる・・
・・でも、まあ、3点目が取れなかったことは課題ですよね・・そのことは、カズも含めて、しっかりと指摘しようと思っていますよ・・
(筆者が、再度質問を繰り返す)・・そうですよね・・永井雄一郎のパフォーマンスは素晴らしかった・・でも、彼が、そのように変身したキッカケは、何だったんですか・・怪我が癒えたとか、そんなことだったんですか?・・
・・あっ、そうか、その質問に答えてなかったですよね・・
・・そうですね〜・・キッカケね〜・・たしかに彼は変わったと思いますよ・・特にディフェンスの姿勢が大きく改善したことで、守備パフォーマンスが大幅に強化された・・
・・私は、トレーニングから、彼に言いつづけているんですよ・・いまのチームでは、守備をしなければ出られない・・ってね・・ドリブル突破だけじゃ、十分ではない・・そのことを、常に言いつづけていたんです・・それが功を奏しはじめたということなんですかね・・
そう、アンタは、良い仕事をしているんだよ、山口さん。
その山口素弘さんは、こんなニュアンスの内容もコメントしていたっけね。曰く・・
・・私は、トータルで、選手たちのトレーニングへの取り組みを評価しています・・そして、そのなかから好調な選手を使うというのが大原則なんですよ・・
・・そのことを、選手たちも実感していることが、よい結果につながっていると思うんです・・あの頑固な監督は、決してやり方を変えない・・ってね・・
・・好調の意味ですか?・・それは、何といっても、ボールがないところでの優れたプレーの量と質じゃないですか・・サッカーじゃ、86分以上は、ボール
がないところでプレーしているわけですよね・・そこで何ができるのか、何をするのか・・選手たちには、そのテーマを主体的に考えさせつづけているんです
よ・・
・・トレーニングですが・・その内容が充実してきたことで、選手の自信もアップしてきていると思っているんです・・
・・トレーニングの質ですが・・例えば、攻撃面を強化するためには、守備面からアプローチしていきますよね・・守備でのプレスを激しくすれば、攻撃は、
それをかわすためにテンポを上げていかなければならない・・そんな活性化した攻撃プレーが、全体的な攻撃力をアップさせていると思っているんですよ・・
いいね、山口素弘。また、前シーズンでの「頑固マインド」が戻ってきた!? とにかく、継続こそチカラなり・・なのです。
あっと・・、試合ですが、前半は、完全に横浜ペース。そして、ボールがないところでの勝負フリーランニングがあったればこその「ロング・ラスト・パス」が二度も決まり、2点をリードした。
後半は、ザスパクサツが、このところの「好調さ」を取り戻し、とても立派なサッカーを展開した。そしてゲームは、まさに動的な均衡・・という状態に入っていった。
でも結局は、ザスパクサツが攻め切れずに、横浜が「2-0」で順当な勝利を収めた。
後半は、とても面白かったですよ。堪能しました。
次の「J2」観戦は、やっぱり、三浦泰年のヴェルディですかね。
何せ、横浜FCが、次にニッパツ三ツ沢球技場に帰ってくるのは(ピッチ養生のため!?)10月の末だっていうことですから。
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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