トピックス
- 2014_ACL・・悔しい!・・それだけだね・・(フロンターレvsFCソウル、2-3)・・(2014年5月7日、水曜日)
- 本当に、かなり悔しいね。でも、気力を振り絞って、簡単にまとめなければ・・と思い、キーボードに向かった。
フロンターレは、とても良いリズムでゲームに入っていった。まさに、我々が期待するとおりの、素晴らしい組織(パス)サッカーで、ソウルを圧倒していたんだよ。
立ち上がり15分くらいのFCソウルは、そんなフロンターレの「スーパーリズムの動き」に気圧され、受け身に守ばかりで、まったくといっていいほど攻め上がっていけなかった。
そして、その流れに乗って、フロンターレが、チャンスの芽を作りだす。でも、ゴールを奪えない。
そんな展開を観ながら思った。
・・いまは、まだソウルはビビッている・・このチャンスにゴールを決めなくちゃいけない・・そうでなければ、相手も、フロンターレのリズムに慣れてきちゃ
うよ・・そうなったら、韓国の「強烈な意志のサッカー」が本領を発揮するようになっちゃう・・とにかく、何とか早くゴールを割らなきゃ・・
そして後半4分。やっと待望の先制ゴールが生まれたんだよ。胸をなで下ろした。
何せ、前半の中盤を過ぎたあたりから、ソウルも、フロンターレの「リズミカルな動き」に慣れはじめていたからね。だから、こちらの心配も、チト膨れ上がり気味になっていたんだ。
だからこそ、先制ゴールのタイミングが、まさに理想的だと感じた。でも・・
そう、その2分後に、右サイドを攻略され、そこからのグラウンダークロスを、セルヒオに決められてしまったんだよ。
先制ゴールが素晴らしいタイミングだったからこそ、その同点ゴールを(そのタイミングを!)、もう、これ以上ないほど最悪だと感じたわけだ。フ〜〜ッ・・
でも、そんな落胆を完全にフッ切れていなかった後半16分に、レナトが「エイヤッ!」のドリブル勝負を仕掛け、それがチャ・ドゥリのファールを誘ってPKを獲得してしまうんだよ。
そしてそれを、レナトが、見事に(2度も!)決める。
なんて図太い神経の持ち主なんだ・・。もちろん頼もしいけれど、その「異様」なまでの図太さに、日本とブラジルの生活文化の違いを感じていた!?
あっと、脱線。
とにかく私は、そのゴールに、「・・の正直」ってな感覚を抱いていたわけだ。軽率にも、「多分これでダイジョウブ・・」なんてね。でも・・
そう、そこから(フロンターレがリードを奪ってから!)、ゲーム展開が、風雲急を告げはじめるんだよ。FCソウルの、フッ切れた勢いが、どんどんと増幅していったんだ。
要は、攻守にわたって、より積極的に「前」で勝負するようになったということだけれど、そこで彼らが魅せつづけた、まさに全力を尽くした局面勝負の闘いは、とてもインプレッシブだった。
まさに、意志のサッカーを地でいくFCソウル・・ってな感じ。
でも、フロンターレも、押し込まれているだけじゃなく、何度か、必殺のカウンターをブチかましたり、全体的に押し返していったんだよ。
そう・・そうだ・・何としても3点目を奪わなきゃダメだ・・。そんなことを思っていた。でも・・
そう、逆に、同点ゴール、逆転ゴールをブチ込まれちゃうんだ。
同点ゴールは、左サイドからの目の覚めるような(強烈な意志が込められた!?)ミドルシュート。そして逆転ゴールは、中盤でボールを奪われてブチかまされたショートカウンターから。
全体的なゲームの「趨勢」からすれば、どうも、不自然なイメージが一杯の劇的な逆転ドラマだったわけだけれど、それをどのように表現してよいのか、うまい言葉が浮かばない。
まあ、仕方ない。
でも、サッカーの内実からすれば、フロンターレが、アウェーでの第2戦で、それこそホンモノの大逆転劇を完遂させられるだけのチカラを秘めていることは疑いのない事実だからね。
とにかく期待しましょう。
何か中途半端な内容だけれど、いまでも悔しさ一杯だから、今日は、もうこれ以上書けない(書きたくない!?)という体たらくなんだよ。ご容赦アレ。
==============
最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
===============
重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
==============
ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
-
[ トップページ ] [
Jワンポイント ] [湯浅健二です。
]
[ Jデータベース ]
[トピックス(New)] [
海外情報 ]