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2014_アジア大会(その6)・・悔しくて、悔しくて・・(なでしこvs北朝鮮、1-3)・・(2014年10月1日、水曜日)

・・これ・・ホント・・これ以上ないくらいに悔しいね〜・・

北朝鮮はスピードとパワーだけ。戦術的な創造性なんて、まったくといっていいほど感じられない。

まさにステレオタイプの(型にはまった!?)パワーサッカー。ステレオタイプという意味じゃ、以前のソ連サッカーに酷似しているということだね。

でも、スピードとパワーがあるから、今の女子サッカーのレベルでは、「それだけ」で押し切っちゃえるゲームも多いというわけだ。

もちろん、我らが「なでしこ」に対しては、そんなパワーサッカーを押し通してゲームをコントロール出来るはずがないことは言うまでもないけれど・・。

とにかく北朝鮮チームは、「それだけ」しかない「統制サッカー」っちゅうわけだ。イヤだね・・

だからこそ、また「なでしこ」」が、サッカー内容とゲームの流れで北朝鮮を圧倒していたからこそ、ものすごく悔しい・・。

たしかに北朝鮮は、ものすごく忠実で、勢いのあるプレッシングから、スピードとパワーを、これでもかとブチかましてきた。

まさに統制サッカー。

たしかに、それは、それで、認めなければいけないとは思うけれど、でも、「あれ」じゃ、90分は保たないだろうし、何てったって選手たちが不憫だよね。

何せ、サッカーの絶対的な魅力である「自由」を享受できない(させてもらえない!?)んだろうから。観ているコチラは、「それ」も感じるから、とても辛い。

自由という絶対的、根源的な「魅力ファクター」を無視する北朝鮮。だから、絶対に負けちゃダメだと思っていたんだよ。それが・・。フ〜〜ッ・・

そんな北朝鮮に対して、あくまでも、人とボールが動きつづける「究極の組織サッカー」を、「美しく」志向する「なでしこ」。

その存在感は、抜群だったと思うし、誇りにも感じていた。でも・・

この「美しい究極の組織サッカー」というテーマについては、当HPでの新連載「The Core Column」で発表した「このコラム」を参照して下さい(しつこくてゴメン・・)。

ちょっと悔しすぎて、これ以上テーマを探して書きつづるエネルギーを創出できそうにない・・という体たらく。

悪しからず・・

それにしても「なでしこ」は、最後の最後まで、強烈な「意志」が込められた立派な闘いを披露してくれた。

佐々木則夫さんも含め、お疲れ様でした。

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ところで、ブラジルW杯に、後藤健生さんと「スカイプ」を通して繰り返したディスカッションをまとめた、ライブ感あふれる「ナマ対談本」が出来上がりました。

その新刊については、「こちら」をご参照ください。ではまた・・


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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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