トピックス
- 2014_岡ア慎司が魅せつづける爆発スタートとフルスプリント・・世界トップリーグでも存在感抜群じゃありませんか・・(2014年9月22日、月曜日)
- 本当に素晴らしかったネ、岡ア慎司。
まさに、マインツの好調さを背負っているメインパーソン(その一人!)として光り輝いている。
このゲームは、皆さんもご存じのとおり、シンジ対決だった。でも、まあ、内容的に、岡ア慎司にスポットを当てて書くのがフェアだと思った。
岡ア慎司は、最終勝負での「忠実な動き」で、相手マーカーの「眼前スペース」に入り込み、背後からのプレッシャーを手を巧妙に(スクリーニングで!)抑えながら、ダイレクトシュートを決めた。
それは、まさに、彼らしい忠実な動きに支えられた、泥臭い、粘りのゴールだった。
あっ・・ゴメン。もちろん彼は、素晴らしく美しいゴールも決めているけれど、私には、このゴールのような「泥臭さニュアンス」の方が、岡ア慎司というゴールゲッターを表現するのに相応しいと思っているんだよ。
もちろん彼の場合は、ゴールゲッターだけじゃなく、最前線のポストプレイヤーとしても、とても実効あるプレーを魅せつづけている。
例えば・・
・・最前線で動き回り、後方からのタテパスを「引き出す」忠実なパスレシーブアクションを絶え間なく繰り返す・・
・・そして、そのタテパスを、しっかりとキープすることで「効果的なタメ」を演出したり、タテパスをそのままダイレクトで落とすことで次の仕掛けの流れを加速させたり・・
・・岡ア慎司が信頼されているからこそ、そんな「タメ」や落としのパスを期待したオーバーラップも積極的に繰り出されるっちゅうわけだ・・
もちろん、最前線からのチェイス&チェックに代表される守備ハードワークについても、ここで改めて記述するまでもない程のパフォーマンスを魅せつづけている。
まあ、究極のハードワークストライカー・・なんていうタイトルが相応しいかね。
ということで中心テーマだけれど、やっぱり、彼の「走り」の量と質ってなことにせざるを得ないでしょ。
日本のメディアに公表されたデータでも(出典:庄司悟さんのデータ分析=スポーツ報知)、岡ア慎司の「走りのコンテンツ」がいかに優れているかが如実に見えてくる。
要は、爆発ダッシュ&フルスプリントの「回数」が、マインツでトップということだ。
爆発スタートとフルスプリントをブチかます背景には、攻守にわたって、達成しようとする(自分がやりたい!)具体的な「目的」イメージというモティベーションがある。
ここでいう目的って、ボールを奪い返そうとする(チームメイトに奪い返させる!?)イメージと、スペースを攻略しようとする(そこでフリーでパスを受けようとする!)イメージのことだよ。
その「意志」という視点で、岡ア慎司がダントツだということです。
よく、全走行距離・・なんていうデータが示されるじゃないですか。でも、「それ」だけじゃ十分ではないんだよ。それにプラスして、爆発スタートとフルスプリントの量と質という視点も加えられてはじめて有用でフェアなデータになるっちゅうわけだ。
この爆発スタートとフルスプリントというテーマについては、当HPの新連載、「The Core Column」で発表した「このコラム」も参照して下さい。
そのなかに、岡ア慎司について発表した別のコラムへのリンクボタンもあります。
両方とも、チト長めのコラムだけれど、まあ「斜め読み」するつもりで、そのコラムへ飛んでいただければ幸いですよ。あははっ・・
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ところで、ブラジルW杯に、後藤健生さんと「スカイプ」を通して繰り返したディスカッションをまとめた、ライブ感あふれる「ナマ対談本」が出来上がりました。
その新刊については、「こちら」をご参照ください。ではまた・・
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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