トピックス


2014_W杯(24)・・ちょっと休憩・・そして「対談生本」の進捗状況についても簡単に・・(2014年7月2日、水曜日)

今日は、オフ。

そして、前にも紹介した「ブラジルのスイス」へ、骨休めのために出掛けることにしました。そう、「Gravatá」。

そこで、友人宅に一泊させてもらい、明日の3日(木曜日)に、サンパウロへ飛ぶ予定です。要は、「Gravatá」から、直接レシフェ空港まで行くというプランなんですよ。

でも、そのグラヴァタ〜までのドライブが、そんなに楽しいモノじゃなかった。

あいにくの雨だったし、例によってカーナビがメチャクチャな表示をするし、道路標識には、目的地「Gravatá」の表示が出てこないし、神経痛は「まだ」痛むし、そんなこんなで、チト不安定な気持ちでドライブしていたわけです。

それにしても、道路標識がいい加減・・というか、地理に詳しくない者には、とても不親切。

「Gravatá」は、レシフェ近郊では、もっとも大きな町の一つなのに、高速道路に、その町の表示が、なかなか出てこないんですよ。

もちろんカーナビは、メチャクチャな表示を繰り返している。まあ、声でのアナウンスについては、ボリュームを下げたから、耳障りなポルトガル語は聞こえないけれどネ。

でも、ディスプレイには、「ここを右に行け〜・・Uターンしろ〜・・今度は、ここを左だ〜〜・・」等などのメチャクチャ表示が繰り返されているんですよ。ホント、イラつく。

では、どうしてカーナビのスイッチを切らなかったのかって?

それは、「目的の町に近づいたら、正常に機能しはじめるはずだよ・・」って言われていたからなんですよ。そりゃ、カーナビがなければ、目的の友人宅にたどり着けるはずがないからね。

それにしても、ホントに、この方向でいいんだろうか・・。

不安になり、途中のガソリンスタンドに立ち寄っては、その従業員の方たちに、手で走る方向を示しながら、大声で聞くんだよ。

「ハロ〜〜ッ!!・・グラヴァタ〜〜???」

そしたら、ニコニコ微笑みながら、「ソウダヨ〜〜ッ!!」ってなことをジェスチャーで教えてくれる。

まあ、一本道の高速道路だから、間違いはないはずだけれど、もし最初からの「大枠の方角」自体が間違っていたら大変なことになっちゃう。

そんな不安がつのるから、何度もガソリンスタンドに立ち寄っちゃったですよ。お恥ずかしい・・。

何せ、大きな「Gravatá」のハズなのに、その表示がまったく出てこないんだからね。

そしたら、残り10キロほどになったところで、やっと、本当にやっと、高速道路の表示板に、「Gravatá」という文字が出てきたんだ。ちょっとアタマにきたね。

まあ、地元の方たちにとっては、間違うはずがない高速道路の方角だから、表示すること自体がムダだと考えているんだろうね。でもサ、こちらは旅行者なんだぜ。フ〜〜ッ!!

そんなわけで、「Gravatá」に到着したんだけれど、カーナビのメチャクチャ表示が止まらないんだよ。

前回「Gravatá」を訪れたときは、近くのガソリンスタンドまで迎えにきてもらったから、カーナビが、「Gravatá」の街中を、正確に表示してくれるかどうかは確かめていなかったっけ。

それは、まさに大失敗。「Gravatá」の街中に入っているのに、「ここから15キロを直進して右折する・・」なんていうバカげた内容が、ディスプレイに表示されるんだよ。

それだけじゃなく、そこから1キロ走ったときには、Uターンして元の道を戻れ・・とか、そのまま50キロ直進せよ・・とか、もうホントに、ワケの分からないことを表示するんだよ。

結局は、仕方なく友人に携帯で電話を入れ、迎えにきてもらうことにせざるを得なくなった。

そしたら、前回は、カーナビには「Gravatá」の情報が入っているはずだ・・なんて言っていた友人が、「え〜っ・・そうなの?・・どれどれ・・あっ、ホントに、グラヴァタ〜の情報が入っていない・・なんてカーナビなんだ・・」って憤るんだよ。

まったく〜〜・・。

でもまあ、そこからは、友人に手伝ってもらって必要な買い物を済ませたり、喉の炎症を抑えるスプレーを購入したり、携帯のプリペイをしたりと、とても効率的に用事を済ませられた。

とにかく、ブラジルでは、英語を解する人が本当に少ないからね。必要に迫られるたびにコンビュータを立ち上げ、グーグル翻訳に助けてもらうしかないってな体たらくなんだよ。だから友人のヘルプは、本当に助かった。

----------------

そして無事に、事前に日時を決めてあった、後藤健生さんとの(スカイプを介した)5度目の対談に臨むことができたっちゅう次第。

この「対談生本」だけれど、まだ本のタイトルは決まっていない。でもまあ、大会後、もっとも早く出版される「ワールドカップのレビュー生本」の一つになるはずですよ。

今回は、決勝トーナメント1回戦の内容と、準々決勝のプレビュー・・かな。

後藤さんは、「南米対決」というイヴェントの深みや、アルゼンチンのこと、(コロンビア監督のアルゼンチン人)ペケルマンのこと、8強に入ったのが、全てグループリーグトップ国だったこと、等など、思いの丈を語っていた。

もちろん私も、今回の決勝トーナメント1回戦では、強豪国と考えられている国が、アウトサイダー国がブチかましてくる(下克上をイメージした!)必死の闘 いに「目を醒まされ」たこと、だからこそ、彼らが、本当の意味で自分たちの良いサッカーを思い出し、ゲームのなかで調子を上げていったこと、そして、だか らこそ勝ち抜いた強豪国は、後で、自分たちを覚醒してくれたアウトサイダー連中に感謝しなければならないこと、等など(もちろんドイツのことも含めて) 語ったっけ。

そして準々決勝。

ブラジル対コロンビア、ドイツ対フランスは、どうなるか分からないけれど、もう一つの「山」の、オランダ対コスタリカ、アルゼンチン対ベルギーは、すんな り強い方が勝つんじゃないか・・とか、逆に、いやいや、覚醒「させられ」自分たちのサッカーを思い出した強豪国が、実力を発揮するに違いない・・とか、侃 々諤々(カンカンガクガク)の主張が交わされたっけ。

まあ、我々も、この対談企画を、心から楽しんでいる・・っちゅうことなんだろうね。だからこそ、内容も充実している!?

さて〜〜・・。まあ、それは、読んでのお楽しみっちゅうことです。

次は、準決勝の直後に6回目の対談を行い、最後が、決勝の翌日ということになりますかね。

前回、南アワールドカップの時は、対談の機会が限られていたから、以前の試合内容を忘れがちになってしまうし、何といっても、「ライブのエンスージアズム」が薄くなっているのが問題だった。

だからこそ、今回は、できる限り多くの機会を設けたんだよ。

さて、どうなることか・・

==============

 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]