トピックス
- 2015_アジアカップ(5)・・まず今朝の「暴風雨」的な経験(グチ)を聞いてください(アハハッ)・・また、地元オーストラリアも優勝候補の一角という話題も・・(オーストラリア対オマーン、4-0)・・(2015年1月13日、火曜日)
- 昨夜は、後藤健生さんと田村修一さんを送ってから、私のホテルに帰着しました。まあ夜中の0時半を回っていたかな。
ご両人からは、シドニーからニューキャッスルまでの全行程に(もちろん往復)同乗させて欲しいと頼まれた。
まあ、フリーランス同士の、小さな助け合いということだね。
こちらにしても、掛かる費用に変わりはないし、車中で話し相手がいるのは、とても助かる。もちろん、様々な情報交換に花を咲かせた。それは、それで、とても価値のある時間だったんですよ。
そして、気持ちのよい朝を迎えたっちゅう次第。
今日は、シドニーで、オーストラリア対オマーンをスタジアム観戦です。
でも、その前に・・
昨夜は、とてもよく眠れた。寝起きも最高。すぐにシャワーを浴び、そのまま朝食へ。
そこまでは、良かった・・ホントに。フ〜〜ッ・・
この日は、まず、昨日ニューキャッスル往復に使ったレンタカーを返さなければいけない。もちろん馴れた作業だから、何のことはない・・とタカをくくっていた。でも・・
一昨日のコラムで書いたとおり、レンタカー営業所は、夜には閉まってしまうから、レンタカーをドロップオフできない。ということで、ホテルの向かいにあるパーキングへ入れるしかなかった。
料金だけれど、一昨日のコラムでも書いたように、ホテルからもらったチケットで、15ドルに割引されると聞いていた。まあ、15ドルは、割引された料金だから、ホントは、どのくらいの料金なんだろう・・と、チト興味があった。
そして、クルマを出すときに、ビックラこいた。
駐めたのは、夜中の12時から、今朝の9時ころまでだから、まあ9時間。そして、その料金が、驚くなかれ、何と「70ドル」だったんだよ。日本円で、7,000円くらいだよ。
9時間の駐車で7,000円。あり得ないでしょ。少なくとも、私の感覚ではあり得ない。
これで、ホテルのマネージャーが、「このチケットで料金が大きく割り引かれるよ!!」って、誇らしげに手渡してくれたことの意味が、理解できた。
ホントに、冗談抜きで、シドニーは高い、高い。
そんなだから、その割引チケットにキスしたことは言うまでもない。何たって、70ドルから15ドルへの割引だからさ。
あっと、昨日コラムにも書いたけれど、オーストラリアが「高い」ことを体感していたからこそ、後藤健生さんと、ニューキャッスル湾を一望するレストランで食したランチの安さに感動したっちゅうわけだ。
フ〜〜ッ・・
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でも、ハナシは、これで終わらない。
まあ、いま書いているマインドは、「聞いて!! 聞いてっ!!」ってな低次元心理かもしれないけれど、とにかく、書かなきゃいられない。フ〜〜ッ・・
ということで無事に駐車場を後にしたけれど、何か、嫌な予感「も」していたんだよ。
嫌な予感。
そのリソースは、言わずもがなのカーナビと、レンタカー会社の「サービス・マインド」だった。
まず何といっても、ガソリンを満タンにしなきゃいけない(レンタカー会社にガソリン補給を頼んだときの値段は目が飛び出るからね)・・そして時間内に、レンタカー営業所へ返さなきゃいけない・・。
カーナビが「悪さ」することは、昨日書いた。壊れているわけじゃないけれど、とにかく性能が最低なんだよ。
そしてレンタカー会社のサービス精神。たぶん彼らは、完璧に「官僚マインド」で、仕事をしているに違いない・・だから、多分・・。
そして、その予想がピタリと当たってしまうことになるわけだ。
カーナビで、近くのガソリンスタンドを探した。800メートル先のスタンドが、もっとも近い。もちろん「そこ」へ行こうとした。でも・・
そう、中心街だから、渋滞が激しい。一つの交差点を越えるのに5分も待たされるケースがつづいた。イラつく。
そして、もう一つの「嫌な予感」がアタマをもたげてくるんだよ。そう、返却時間。
でも、着いた、着いた。ガソリンスタンド。看板がある。ホッとした。でも、何か、変。
アッ・・、このガソリンスタンド、潰れたんだ〜・・。そこは、まさに、ガソリンスタンドの廃墟になっていた。
フ〜〜ッ・・
仕方なく、再び「問題児」と格闘をはじめた。近くのガソリンスタンドを探す。でもカーナビが機能しなくなってしまう。
・・現在、サテライト信号を受信できません・・
電源を切ってから立ち上げ直す。でも、再び、ストライキ。一体、何なんだ、このカーナビは。
そんなこんなで10分は格闘。そして、次のガソリンスタンドへ。でも、そこでもビックリさせられる。
そこも、廃墟と化していたんだよ。あり得ない・・
「バカヤロ〜ッ!!!!」
思わず、叫んだ。
そんなことをしているうちに、パーキングを後にしてから1時間ほども経ってしまったんだよ。
こうなったら、まずレンタカー営業所へ行き、そこで返却時間内に戻ってきたことを確認させてから、近くのガソリンスタンドへ行こう・・なんて、安易に考えて、レンタカー営業所へ向かった。
もちろん、とても、とても「嫌な予感」と共にネ・・。
「いや、もうガソリンを入れに行く時間なんてありませんよ・・アナタが返却しなければいけない時間まで、後5分しかありませんから・・もし超過したら、罰金を払ってもらいます・・」
レンタカー返却ステーションの係員は、そう、にべもない。
システム(規則を忠実にこなす≒責任が自分に掛かってくるような判断はしない!≒自分が関わっているビジネスの本質価値を分かっていない!!)だから仕方ないのだろうけれど、それでも、言い方や態度が、ヒド過ぎる。ホント、あり得ない。
そして、結局、ガソリン代として支払った額は、50ドル以上になってしまった。
借りたクルマは、スズキ・スイフト。
素晴らしくバランスした、良いクルマですよ。私は、そのドライバビリティだけじゃなく、経済性も優秀なことを知っている。
全走行距離は、約350キロだったし、オーストラリアでは「飛ばせ」ないから、多分25リッターも使っていないんじゃないだろうか。
自分でガソリンを入れたら、まあ、25ドル強といったところかな。
そのことが分かっているから、請求された額に、ちょっと怒りがこみ上げてきたっちゅうわけです。
ということで、朝の気持ちよい朝食から1時間半。まさに、暴風雨のなかを必死にもがきながら進まざるを得ないという時間を過ごたっちゅうわけです。
チト(まあ理不尽に!!)憤っていたから、スズキ・スイフトやレンタカー営業所の写真を撮ることまで忘れてしまったっちゅう体たらくでした〜。
ホント、面目ない。
ということで、掲載した写真は、帰り道で撮ったスタンレーパークの雰囲気です。
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さて、マッチレポート。
韓国は、ホントに危なかった。
1点リードしたことで気が緩んだ!? いや、そうではなく、クウェートが、それなりのチカラを持ちあわせたチームであることを証明した・・という視点の方が正しいと思う。
それにしても、「あの」韓国でも、受け身に守ったら、ボールウォッチャーになって、ウラを突かれちゃったりするんだね。それは、それで、新しい発見だった。
もちろんクウェートは、局面での「個の勝負」がメインだよ。組織コンビネーションで崩していく・・なんていうシーンは、ほとんどなかった。
それでも、勝負ドリブルからのラストパスやラストクロスが、ピタリと決まったときは、韓国も「神頼み」にならざるを得ないシーンが演出される。
とにかく、局面勝負で、「あの」韓国が振り回され、そこからのラストパスに、うまく対応できない場面が目立っていたったことに、ちょっとビックリしている筆者なのです。フムフム・・
とはいっても、そこは韓国。最後のトコロでの集中力はサスガだよ(要は、ここに来る!って想像して、ソコへ行っているような強烈な意志のカバーリングなど!!)。でも・・サ・・
まあ、とにかく、「あの」韓国でも、アジアを相手に、こんな風に、受け身に押し込まれ、守備ブロックを崩されることもあるんだ〜・・と、ちょっと新鮮な感覚に浸っていた筆者なのでした。
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あっと・・オーストラリア対オマーン。
立ち上がりからイニシアチブを握り、何度か、サイドからのクロス攻撃でチャンスを作り出すオーストラリア。
それに対してオマーンは、(立ち上がりの2分間を除いて!)例によって、しっかり守り、必殺のカウンターを狙う・・というイメージ。
それは、それで、チーム戦術的なイメージの対比という意味でも、とても興味深かかった。
最終勝負のカタチとしては、オーストラリアが(サイドからの攻めにしても!)相手守備ブロックの「ウラ」を攻略しようというイメージ。
もちろんターゲットは、ティム・ケイヒルを中心にした、高さとパワーを兼ね備えた本物ストライカー達。特にケイヒル。ヤツのヘディングは、まさに世界の頂点を極めたって感じだからね。
それに対してオマーンは、個の(直線的な!)スピードドリブルから、最後は、どんなカタチでも強引に(ミドル)シュートをブチかまして攻めを終わろうとする。
彼らもまた、クウェートのように、爆発的な勝負ドリブルで相手ディフェンスの視線と意識を引きつけ、そこから強引なミドルシュートをブチかましたり、スッとチカラを抜いたラスト(スルー)パスを通したりするんだ。
でも、まあ、彼らには、クウェートほどの「個のチカラ」はないよね。例えばクウェート10番の「アジズ(!?)」とかさ。彼は、ホントにスーパープレイヤーだね。
とはいっても、そのアジズの才能が、組織的に活かされることはなかったけれどネ。もしクウェートが、アジズの才能を、コンビネーションでも活かせていたら、もう確実に、韓国は「やられていた」だろうね。
フムフム・・興味深い。あっと、オーストラリア対オマーンだった。
たしかに、オマーンのカウンターは、たまに危険なニオイを放っていたけれど、でも、そこはやっぱり地元オーストラリア。先制ゴールは、前半26分に、コーナーキックから、セインズバリーがヘディングシュートし、そのボールをマッケイが押し込んだ。
・・さて、これからだ・・これから、もうやるっきゃないオマーンが、全力で押し上げていくゾ・・なんて期待していたら・・
数分後に、完璧なカウンターから、チーム仕掛けプロセスの中心に君臨するクルーズに、追加ゴールをブチ込まれちゃった。
このカウンターシーンじゃ、最後のタテパスを出したヤングスター、ルオンゴが、ボールをコントロールしている最中に、逆サイドのクルーズが、既に決定的スペースへ飛び出していた。
その動きに、ルオンゴのボールコントロールに見入ってしまった(ボールウォッチャーになってしまっていた)オマーンの最終ラインは、完全に置き去りにされてしまった。フ〜〜ッ・・
それは、まさに「戦術イメージのレベル差」ってな具合だった。
ということで後半は推して知るべし。
オーストラリアが、実力の差を見せつけるように「4-0」という勝利を収めたのでした。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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